●位置
首都ソウルと仁川(いんちょん)国際空港との間に位置する(空港から高速道路を利用して約1時間)、ソウル首都圏西部の中心都市。
●人口 約80万人
●面積 約54平方キロメートル
●姉妹都市締結日 2002年(平成14年)2月26日
富川中央公園
ソウルの衛星都市として成長が著しい都市。
1973年7月に市に昇格。行政区画は、2019年7月から行政体系の改編により、36の洞が10の広域洞となった。富川テクノパーク(研究開発機能が集積した先端産業団地)を整備し、産業構造の高度化、海外企業誘致、ベンチャー企業の育成を行っている。
毎年5月に開催されるボクサゴル芸術祭は、ピンク色の桃の花の香りとともに迎える富川の郷土祭りで、富川のアーティストはもちろん全市民が参加する総合芸術祭となっている。
また、「コミュニケーションにより創造する文化都市富川」という考えを基本に、音楽、映像、アニメ、漫画等の文化を基盤とした産業の育成、支援に取り組むことで、競争力のある都市の実現を目指している。2001年には韓国初かつ韓国最大規模の漫画博物館が建てられたのをはじめ、毎年7月には富川国際ファンタスティック映画祭、8月には富川国際漫画祭、10月には富川国際アニメーションフェスティバルなどが開催されている。
富川市は、古くは桃などの果樹栽培が盛んで、ボクサゴル芸術祭のボクサゴルとは、韓国語で「桃の里」を意味するなど、岡山市との共通点があった。
1992年(平成4年)に富川市議会議員一行が岡山を訪問したのをきっかけに市議会での交流が始まり、両市の祭りにお互いに参加するなどの交流を深め、1999年(平成11年)9月には富川市議会韓日議員連盟と岡山市議会日韓議員連盟(当時)が岡山市で姉妹結縁の締結を行った。
その後、職員の相互派遣研修や、中学生の派遣事業などで交流が深まり、2002年(平成14年)2月に岡山市で友好交流協定の締結が行われた。
締結後も、岡山市議会の「岡山市・富川市友好都市議員連盟」や「在日本大韓民国民団岡山県地方本部」を中心に活発な交流が行われるとともに、現在では、市民訪問団の相互派遣のほか、文化、スポーツ、芸術、教育、さらには商工会議所間の友好交流協定締結など幅広い分野での交流が行われている。
2022年(令和4年)には友好交流協定締結20周年を記念して、富川市民友好親善訪問団が来岡し、記念式典や歓迎夕食会を通じて交流を深めた。
富川国際ファンタスティック映画祭
子ども海外派遣で、韓国、中国、アメリカ、ロシアの子どもたちとともに(2019年)
所在地: 〒700-8544 岡山市北区大供一丁目1番1号 [所在地の地図]
電話: 086-803-1112 ファクス: 086-225-5408