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令和7年4月24日市長記者会見

[2025年5月2日]

ID:71575

令和7年4月24日市長記者会見

  • 「岡山市立岡山後楽館中学校夜間学級に関する協定」の締結について

  • 新産業ゾーン企業団地の立地企業募集について

  • 今保・白石ポンプ場の完成記念式典について
  • 県内最大の雨水管「浦安11号雨水幹線(1工区)」完成記念式典およびイベント「下水道のチカラ展」の開催について

  • 土のう配布について

令和7年4月24日市長記者会見資料

市長記者会見動画

林野火災

市長記者会見の様子

 それでは、4月24日の定例の会見を始めさせていただきます。
 まず、案件外から入りますが、南区の山林火災の関係の現在の状況について簡単にお知らせをいたします。

 先日、22日火曜日には、警察と合同で消防局による現地確認も始まり、今後は消防ほか各部局が行う損害物件の調査などで具体的な被害状況も徐々に明らかになってくると思われます。被害状況の整理は、現在のところ5月中にも完了するのではないかと考えております。焼失した山林ですが、現在、県と合同で調査を行っており、結果がまとまり次第地元説明会を行い、復旧に向けた要望を取りまとめたいと思います。

 ため池の取水設備が焼失した箇所がありますけれども、こちらは6月上旬からの用水期までに復旧できるようにいたしたいと思います。梅雨期までに現地の聞き取りなどを参考にして、土砂の流出などが予見される危険箇所の把握を行い、必要に応じて民家に流出しないよう土のうを積むなどし、市民の安全を確保していきたいと思います。

 また、現在も全面通行止めとなっています県道長谷小串線でありますが、現在取りまとめ中の被害調査結果を踏まえ、道路のり面から剥落する可能性の高い浮石への対策として、法尻に土留め柵を設置するなどの安全対策が完了するまでの間は継続をいたします。全面通行禁止の解除については、安全対策完了後に解除する予定でありますが、延焼したのり面の保水力が落ちており、大雨時の土砂の流出が懸念されることから、通行規制解除後も当分の間、大雨が予想される場合には事前の通行止めを行います。
 安全対策が完了するっていうのは、今の見込みで言えることってあるのかな。

  •  道路河川港湾課長
     およそ3か月程度の見込みがされているというように現場から聞いております。

  • 市長
     およそこれから3か月かかると。相当期間、長谷小串線の全面通行止めは続くと。おおむね3か月でありますけども、3か月終わった後も大雨が来れば、状況を見ながら事前の通行止めを行う可能性はあるということをご理解いただきたいと思います。
     
     繰り返しとなりますけども、梅雨期を前に短期的に対処できることっていうのは、今の道路でもお分かりのように限られるかもしれませんが、可能な限り市民の安全確保のために努力してまいりたいと思います。

     それで、あとはもう一つそれに関連して、小串、甲浦の保育園と児童クラブについては、3月24日から26日までの3日間休園をいたしました。27日からは別の施設で受入れを行ったところであります。24から26の3日間休園を行ったわけですが、これは山林火災の影響ということで、保護者としては預けたくても預けられないという状況になっていたわけであります。我々としては、そういう状況であれば利用料を減免する必要があるんではないかというように考えました。対象者は、保育園、認定こども園で114人、市立児童クラブで58人、6月の上旬までには利用料をお返しする予定であります。今回は、何回も申し上げておりますけれども、子供たちを一定期間で別の施設に移っていただいたと、保育士たちも一緒に移っていくという形を取らせていただいたんですが、我々としては子供が安全に過ごし、保護者が安心して預けられるよう柔軟に対応していきたいと思います。

中学校夜間学級

 それから、案件に戻りますが、夜間中学の件、倉敷市と協定が締結されました。4月8日に岡山後楽館中学校内に夜間学級、いわゆる夜間中学を設置し、10代から80代までの12名でスタートをしたところであります。教育委員会の言葉によりますと、年齢は違うが、一体感が出てきているという話も聞いております。

 県内で唯一の夜間中学ですから、広域的な役割を担うべきと考えて、玉野、備前、瀬戸内、赤磐、和気、早島、吉備中央町の生徒の受入れに関する協定は既に結んだところで、現に赤磐からも1名来ているわけであります。このたび新たに倉敷市と協定を結ぶことができたので、報告をいたします。

 倉敷市からは、数名の市民から連絡がありました。夜間中学に入れないかというような相談があった中で、皆さん方の報道を通じて開設した公立夜間中学の様子を見ていただいて、(倉敷)市もご理解いただいたものと認識をしているところであります。この協定締結によって、倉敷市在住の方も入学できるようになるため、相談があった方に岡山市からも連絡をいたしました。連絡の取れた2名ですが、とても喜ばれて、入学に向けて検討されている方もいると聞いております。県内唯一の公立夜間中学として、義務教育の学び直しの場を保障する役割を果たすため、岡山市では引き続き他の市町にも説明会を実施するなどで協定の参加を呼びかけていきたいというように思います。

新作業ゾーン企業団地

市長記者会見の様子

 続きまして、新産業ゾーン企業団地への立地企業の募集について説明させていただきます。

 東区の西大寺新地の新産業ゾーン企業団地において、事業用定期借地契約期間の満了に伴い、企業から岡山市へ用地が返還されました。今回生じた空き区画について、立地する企業を広く募集いたします。分譲地は1万3944.44平米の宅地で、最低分譲価格は3億5,378万4,388円であり、一括分譲をしたいと思います。対象となる業種は、製造業の工場と研究施設、物流施設、IT、デジタルコンテンツ産業の事業所としております。申し込みは、4月22日から7月4日までとし、内定者の選定基準として、土地の申込価格や設備投資予定額、地域経済の活性化に資する付加価値の創出などを基に評価を行うこととしております。内定者は、8月の中旬から下旬にかけて決定する予定であります。

 岡山市では、企業用地の確保が喫緊の課題となる中、昨年11月には経済団体からの要望を踏まえ、産業拠点周辺の市街化調整区域の開発許可を緩和したところ、市内では産業拠点の周辺や物流軸沿線などで新たに立地を検討する30社近くの企業から具体の相談をいただくなど、企業の設備投資の動きは活発化しております。今回のこの企業団地の分譲に当たっても、現在のところ市内外を問わず、製造業や物流業など既に20社以上の企業から個別に問合せをいただいているところであります。

 岡山市は中四国のクロスポイントとして優れた広域拠点性を有しており、新産業ゾーン企業団地は、岡山ブルーライン西大寺インターチェンジに近接し、交通利便性が高いことや生産活動に必要なインフラが充実していることは大きなセールスポイントだと認識しております。関心のある企業の皆様にはぜひ応募いただきたいと思います。

ポンプ場完成記念式典

 続きまして、今保ポンプ場、白石ポンプ場の完成記念式典であります。

 岡山市では、平成30年7月豪雨を教訓に、今保、白石地区において、再度同じような雨が降っても、少なくとも床上浸水被害を発生させないよう、今保ポンプ場及び白石ポンプ場の整備を進めてきたところであります。

 早期に効果を発現するため、令和5年6月よりポンプ運転を開始いたしました。同月14日に通水式を行い、ポンプの運転と放流状況を関係者にご確認いただき、ポンプ運転を開始したことで当該地区の床上浸水被害はほぼ解消される見込みであります。その後も整備を進め、このたび令和7年3月に自家発電設備が完成しました。これにより、停電時でも浸水対策を行うことができ、地域の防災・減災へさらに貢献できるようになったわけであります。この工事完成を記念して、5月20日、今保ポンプ場及び白石ポンプ場で記念式典を行います。

 平成30年7月豪雨においては、約2,200戸の床上浸水被害がありましたが、今保ポンプ場及び白石ポンプ場をはじめ、これまで取り組んだ事業によって約7割が解消しております。今後、津島地区や横井地区においてポンプ場の整備を進め、平成30年7月豪雨により発生した床上浸水の被害が起きないよう、引き続き対策に取り組んでいきます。

浦安11号雨水幹線第1工区 完成記念式典など

 続きまして、浦安11号雨水幹線第1工区ですけれども、雨水幹線完成記念式典及びイベントについてであります。

 岡山市では、岡南エリアにおける台風や大雨などによる浸水被害を軽減するため、浦安11号雨水幹線という雨水をためることができる地下トンネル、雨水管ですが、その整備を進めております。

 このたび、平成30年より整備してきた浦安11号雨水幹線第1工区が令和7年3月に完成いたしました。この工事により整備された雨水管は、県内最大のものであり、25メータープールの約117杯分の雨水をためることができます。平成23年の台風12号では、床上浸水は少なかったものの、広範囲にわたる約1,000戸の浸水被害が生じましたが、このたびの完成により2割程度の被害が解消される見込みであります。この工事の完成を記念し、5月31日に完成記念式典を開催いたします。加えて、5月30日、31日に完成記念イベントを開催いたします。今回の事業で浸水被害が大幅に軽減される地区にある天満屋ハピータウン岡南店駐車場において、乗って見て、遊んで、下水道を楽しもうをテーマに、下水道クイズや雨水貯留タンクの展示などを行い、楽しみながら下水道への理解を深めてもらうとともに、防災意識の向上を図る内容といたします。

 また、ふだん生活では目にしない下水道の役割や防災への認識を持っていただくため、当該エリアの雨水管に愛称をつけることとし、岡南レイントンネル3750に決定いたしました。愛称は、岡南レイントンネル3750であります。なぜ3750かというと、雨水管の最大直径が3.75メートルということからであります。今後も当事業を実施するきっかけとなった平成23年9月、台風12号による広範囲にわたっての浸水被害を踏まえ、同等の降雨であっても浸水被害が生じないよう、さらに雨水管の延伸を図り、防災・減災対策を進めていきたいと思います。

土のう配布

 最後ですが、浸水対策用市民向け土のう配布です。

 今保、白石ポンプ場、浦安雨水幹線といったこれまで取り組んできたハードの整備の効果が今後期待できるものの、激甚化する降雨には、こうしたハード整備だけではなく、ソフト対策を含めた様々な取組が欠かせません。ついては、本年も昨年度と同様、各区で土のうを定期的に配布いたします。初回は5月27日で、9月まで毎月1回実施いたします。いずれも配布時間は8時30分から12時であります。

 近年増加傾向にある局地的な大雨に対しても事前に対応できるように土のう配布を利用していただきたいと思います。だんだんと大雨の時期に近づいていきますんで、こういう話が多くなるということであります。

 以上で私からの説明は終わります。

質疑

市長記者会見の様子
  • 記者
     山林火災の件でお尋ねしたいんですけども、先ほど市長がおっしゃったように、今、被害物件について調査が始まりまして、5月中にも完了する見込みということですけども、現在想定される被害物件ですとかどういったものがあるかということと、調査が完了した以降の対応についてお願いします。

  • 市長
     まずは、割と多岐にわたってます。我々でいくと、各道路等の施設とか、またため池にも影響がある。あとは、消防では30件ぐらいを一応、31件って言ってましたけど、それは各班にわたって民間の施設であるとかそういったこともあるというように聞いております。最終的に消防がまとめるようになると思いますけれども、各部局から5月中にも消防のほうに話が行き、全体としてまとまっていく。また、皆さん方にはお話を申し上げたいと思います。

     今後の方策でありますけれども、まずは先ほど言ったように、一番まずやらなきゃならないのっていうのはこれから大雨のシーズンにかかってきます。大雨が降ることによって民家への影響、もちろん人への影響は含むんですけど、それを最小限にしていかなければならないということだろうというように思っております。だから、道路に関しては当分の間、通行止めを続けさせていただくっていうのもありますけれども、民家等の境目に土のうを積ませてもらって、様々な山からの流出を防いでいくっていうこともあるでしょうし、そういったことを対応していくってことだと思います。

     それからあとは、消防と警察のほうで現場確認を行っております。そういうことで、この原因がだんだんとより明確になってくる。こういう中で、我々としてそういう個人の責任問題が発生するのかしないのか、そのあたりのところも十分整理をし、場合によっては弁護士さんなどとも相談をしていきたいと思ってます。

  • 記者
     先ほど市長おっしゃられたようにポンプ場の話ですとか、追加の整備ですとか、これからいわゆる大雨のシーズンに備えた対応だと思うんですけれども、その中で先日、国のほうから旭川ダムの移転新設の話がありました。これは10年ぐらいのスパンがかかる話なんで、今すぐにというわけではないとは思うんですけれども、こういった防災対策の前段として、この動きについて市長はどう見られているかっていうご所見をお願いします。

  • 市長
     こういう会見の場でどこまでお話ししたかは分かりませんが、先ほど申し上げたように、我々は平成30年豪雨で7,000を超える浸水被害、特に2,230でしたかの床上浸水を発生させました。床上浸水っていうと、当然ながら市民の財産を大きく毀損するということになるわけで、それは何としても防ぎたいということで、ハード整備については動いてきたところであります。それが1つはポンプ場、それからもう一つ大きかったのは砂川の整備ということであったわけですが、あと横井などのポンプ場の整備もやんなければならないんですが、それは我々で対応できるんですが、御津とか牟佐とかああいった地域の床上浸水には我々だけではどうしようもない。それは川の管理でやってもらうしかない。

     実は、当初から、この旭川のダムを改善していただけないかという話を国土交通省とはしていました。例えば、放流口の位置が変えられないかとか、そういう話もあったんですが、最もコストパフォーマンスがいいものとして旭川の今のダムの下流部に新しくダムを造っていく、これが国土交通省としては一番コストパフォーマンスがいいんではないかということを整理していただいたところであります。あとは、それを実行に移していかなきゃならないっていうんで、水面下では何度も国交省また財務省とも話をしておりました。その結果として、今回、一部有識者への説明ということで、国交省側が動いていただいた。これは非常に私はありがたいと思っておりますが、あとは、それをより実効性を持たせていくためには、概算要求でどういう説明が、要求がされるかっていうのが一つのポイントだろうというように思っております。

     したがって、我々としてはこの旭川のダムの改築を実現するために、そして御津、牟佐等の浸水の被害を最小限にするために、当面これからも動いていきたいというように思っております。

  • 記者
     案件外で恐縮ですが、昨日、高松のほうで四国新幹線のシンポジウムが今回開かれていた様子でして、この四国新幹線の導入について大森市長は割と前向きだったかと思うんですけれども、改めてこの導入についての考え方、また機運醸成だとか、岡山市で具体的に何か考えられているようなことがありましたら、教えてください。

  • 市長
     実は、高松市長さんほかからシンポジウムに出ないかっていう話があり、その前提としても、高松、これは直接話したのは高松市長とですが、考え方を申し上げたこともあります。
     
     我々の考えとしては、まずは四国新幹線は積極的に対応すべきであると。四国新幹線については、積極的に対応すべきであると思っております。その理由として、1点目は何といってもこういう新幹線網で、今、日本全国を網として結んでいますが、四国だけはない。私も予讃線とか土讃線に乗りますけども、非常に利便性がよくはない。こういったところから、日本全体を考えてみて、四国新幹線っていうのは必要なんではないかっていうのが1点。2点目としては、これは岡山にとって非常に意味がある。例えば、九州新幹線を見てみると、従来は福岡までだったんですね。鹿児島までの新幹線が整備されると、福岡、熊本、そして鹿児島、それぞれ人の流れ、人流が2割から3割アップしております。

     実は、私は熊本県庁にいたときに、これにも関与してたんですけれども、あのときは経済が福岡に吸い寄せられていくんではないかと、いわゆるストロー効果というものを熊本は心配してました。福岡と鹿児島は間違いなく経済効果は高い、だけど熊本は果たしてどうかという懸念はあったんですが、蓋を開けてみると3都市とも大きく伸びている。九州新幹線との比較でいくと、岡山っていうは福岡の立場になります。岡山が起点になっていく、したがって多くの人に岡山に来ていただける、人の流れが岡山に来て、大きなプラス要因となっていく、こういうことになるだろうというように思います。

     したがって、これは昨年ですけども、岡山県の市長会でも議論させてもらいました。市長の皆さん方全員が前向きに議論すべきであるということをおっしゃっていただいたわけであります。市議会の議長会でも全く同じ議論になったということを聞いております。もちろん在来線をどうするかとか財源の問題もあるわけで、そこは整理しなければならないと思いますけれども、もう全体としては私は進めていくべきだろうというように思っております。
市長記者会見の様子
  • 記者
     案件1についてですけれども、夜間中学校を今回県内第二の都市倉敷と締結を結んだということですが、その意義についてはどのように……。

  • 市長
     いや、大きいですよ、これ。これは、我々も当初はどれだけのニーズがあるかっていうんで、若干シュリンクしてたところはあるんですね。ただ、学びたいという人がこれだけいるっていうのが全国の数字としてはいろいろある。かつ、当時、総理が、我々が決断したときの総理が菅さんだったんですね。菅総理が、都道府県と政令市にはお願いしたいと、夜間中学の設置をお願いしたいというお話があり、当時の教育長の菅野さんと相談をしました。
     
     このニーズって本当に明確な数字が分からないんです。しかしながら、そういう学びたいという人がいるんであれば、我々の責任で、そういう夜間中学を設置しようということで、様々なところに声をかけていったところであります。おかげさまで、夜間中学のスタートにはふさわしい人たちが集まっていただき、今、和気あいあいとやっているところでありますが。その中で、これで第二の都市の倉敷が入ってとなると、人数的にも、エリアとして県北の一部ってなかなか来にくいだろうと思いますから、そこは難しいところがあるっていうのは分かるんですけれども、県南の相当部分がこの夜間中学、岡山の夜間中学に少なくとも来ようと思えば来れる状況になったんではないかなというように思って、非常にうれしい状況になっております。

     ただ、あと県南と県北もいいんですよ、来れれば来てもらえればいいんですけど、ほかの地域も、ぜひ私は一緒になって考えてもらったらいいかなと思っております。教育委員会また政策局には倉敷が入ったということで、併せて今入ってないところもどうですかっていう話はさせていただきたいということを今指示をして、説明会等々を行うということにさせていただいております。

  •  記者
     先月の発表があった件でちょっと伺いたいんですけども、カスタマーハラスメントアンケートを岡山市の3割の職員の方が受けたことがあるというアンケート結果になったと思うんですけれども、これについての市長の評価、受け止めと、その結果まとめを生かして、今後どう対応されるかということを伺えますか。

  • 市長
     そこまで詳細に今詰めた議論はできてませんけれども、こういうふうに言うと誤解を受けるかもしれませんが、やはりそのくらいの方は、カスタマーハラスメントを受けていたのかっていうのは、ある程度あるだろうというように思ってました。3割でしたっけ、その数字があり、やはりこれは対処しなければならない問題だなっていうように思ったところであります。これからどう対応していくのか、それは担当の局とも、これは市会議員の人もカスタマーハラスメントを一生懸命、何とかしなきゃということでやってる方もいます。そういった人とも連絡を取り合いながら、対処についての方針は整理していきたいと思います。
  • 記者
     今の夜間中の話に戻るんですけれども、先ほど倉敷が入られて大変意義深いというお話を市長からもございましたが、先ほど、最初設置の時点でニーズが分からずに尻込みされたというようなお話もありまして、倉敷も新たに入って、やはり周知とかを丁寧にされていくということがこの協定を生かすために必要だと……。
     その件について、今、市長もしくは倉敷との連携で何か話があるかどうかをお願いできますでしょうか。

  • 市長
     倉敷との関係でっていうよりは、今回倉敷の方が複数連絡をしていただいたのは、何といっても皆さん方の周知によると思いますね。我々、結構周知してたつもりですよ。でも伝わらないものは伝わらない。特に、我々が協定を結んでないところに行って、岡山市の教育委員会ですとか、岡山市の何とかですってやりにくいところもありますからね。そりゃ記者さん、よろしく頼みますよって言うのは私なんです。というか、それが契機となって、倉敷に入っていただいたんだというように思います。

     今週の月曜に県の市長会があったんですけど、そこでも私は何人かの市長さんにこういう動きになってるからよく考えておいてくださいっていうのは伝えました。あとは行政がどう考えるかっていうのも一つだけど、市民の人たちがそういうのがあるのなら行きたいと考えるっていうのは、それは大きいですよね。ぜひ倉敷との協定を結ぶということで、地元紙に頑張っていただければと思います。
市長記者会見の様子
  • 記者
     山林火災のことで1点ちょっと教えてください。

     住民説明会を予定しておられるってことなんですけれども、大体いつぐらいに開けたらとかの見通しとか、あと場所をどのような場所で開くとか、あと回数、どれぐらい開くとか、もし今予定されていることがありましたら、お願いします。

  • 市長
     県とこの山林についての地元説明会ということでいいですね。

  • 産業政策担当局長
     今の説明会の件なんですけれども、まず県のほうの調査が5月2日までに終了するというようなことをお伺いしております。その結果が、今のところ5月中にはいただけそうだというような話を聞いておりますので、ここから、時期的には可及的速やかにという言い方になってしまいまして、5月にいただきますので、そこから調整のほうに入らせていただいて、早ければ6月とかなんですけれど、ちょっとそこは結果の出方次第みたいなところがありますので、今の段階ではできるだけ早くやらせていただきたいと。回数等についてもこれからの調整の対応になってきますので、現時点ではまだ未定ということでお願いいたします。

  • 市長
     森林法の関係、森林計画っていうのは、県が主体になりますので、我々はできるだけそれをサポートするという立場でやらせていただいておりますので、よろしくお願いいたします。

  • 記者
     夜間中学についてお聞きしたいんですけども、今、夜間中学、全都道府県政令市に一つは置こうという文科省の方針だと思うんですけれども、今回、岡山市に開設されたということで、岡山市にとどまらず広いところから広域にわたって来る状況ができたと。やはり県北とかまだまだ来たくても来れないみたいな場所があるというところで、今後例えば県教委なりとの連携といいますか、そういったような動き、もしくはやはり岡山市が岡山市以外からも受け入れてるというところでの県からの協力とか、そういう連携を取るっていうのは現状どうでしょうか。

  • 市長
     いろいろな整理が必要なんですが、まず第1に、県と一緒にやっていけないかっていう話は随分させていただいたところではあります。結果として今のような形になったっていうのが1つ。今のような形になったときに、したがってこれは、夜間中学自身は市が設置をしているということになります。ただ、これ、ベースのことをまず理解しておいてもらいたいと思うんですが、市の教員の給与っていうのは岡山市が払ってます。しかしながら、岡山市外の先生の給与っていうのは、岡山県が払っているところであります。

     したがって、岡山市外の市町村については、その生徒さんに対しての先生の対価っていうのが県が払うということで、今回も赤磐市から来ている生徒に対する先生、何分の1かになるわけですけど、それは県が払っていると、こういう形での協力はしていただいているところであります。

     したがって、今、県内に一つしかないんで、それは今のルールにのっとって、これからこの夜間中学は、我々は進めていきたいと思いますが、じゃあおっしゃるように新見から毎日来れるのか、週2日、3日でも本当に来れるのかっていったら、そう簡単じゃない。真庭から来れるかっていったら、そんなことはない。それをどうするかっていうところは、なかなか我々では対応はできないと思います。ただ、そこでのニーズがどれだけあるのかっていうこともあるでしょうし、そこは別途考えていただきたいなというように思ってる次第であります。

  • 記者
     案件外で恐縮ですが、今月の13日から大阪万博が開幕しましたが、今のところ市長の万博に対する受け止めというところと、今後市長として万博に訪問されるお考えとかがもしおありでしたら、教えてください。

  • 市長
     まずは、この前、開会式に行きました。すばらしい開会式だったと思います。日本館とか幾つか、大屋根リングは見させていただいたところであります。私が今、これから予定しているのは2つありまして、一つは警備の関係で言えないのかも分かりませんけれども、ブルガリアの大統領が日本に来られて万博に行くということになっております。したがって、我々はブルガリアのプロヴディフ、第二の都市と姉妹都市になっているところであり、ぜひ来てほしいというお話があって、そこには行ってお話をさせていただこうと思っています。これが1点。もう一点は、我々も幾つか出展します。食とか幾つかありますが、出展しますんで、そこのしかるべき時期には行って、岡山のPRをさせていただきたいというように思っております。

     最初、案外、メディア、皆さん方の評価が低かったんですけど、行ってみるとなかなかですよ。食わず嫌いはやめたほうがいいんじゃないかなというように思いましたね、行って。開会式のも何かアリーナにいるような感じ、アリーナを小さくしたような感じで、非常にエンターテインメントの面もよかったということであります。以上です。

  • 記者
     山林火災のところでちょっとお伺いしたいんですけど、先ほどから復旧関係のお話をいただいていると思うんですけど、今後予防だったりとか、消火活動を振り返って今度どう生かしていきたいとか、そのあたり、もし何か考えていることが……。

  • 市長
     消防も啓発活動を随分やっていただいています。そういう面では、特に1日最大400人体制ということをやりながら民家への延焼を防止したというのは、私はすばらしいことだったと思いますが、単なるこれから啓発活動だけでなくて、ほかに何があるのか、もしあれば消防の口から。

  • 消防局警防課長
     今後の予定としましては、もう既に付近の住民だったりとか、予防、啓発等は実際に行っております。原因となりうる要素となる、たき火等の指導とかを今後も繰り返し根気強くやっていきたいと考えております。今回の火災の検討につきましては、来月上旬に検討会を予定しております。この検討会の中で審議する事項がいろいろ出てくるかと思いますので、早期に対応するもの、時間をかけて対応するもの、そういったところの線引きをしながら次の対策を検討してまいりたいと思っております。

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