岡山市市民栄誉賞の受賞者について
「ローカルベンチャーカレッジOKAYAMA」の開催について
不妊治療費助成事業の申請受付開始について
岡山市立岡山後楽館中学校夜間学級に関する協定締結について
添付ファイル
皆さん、おはようございます。
それでは、7月22日の会見をこれから始めさせていただきたいと思います。
まずは、有森裕子さんの岡山市市民栄誉賞であります。
有森裕子さんに岡山市市民栄誉賞を授与することを決定いたしましたので、ご報告いたします。
昨年、パリオリンピックで岡慎之助選手が金メダルを3つ、銅メダル1つという快挙を成し遂げられました。これに対して従来の賞の枠では収まらないという声を受けて、岡山市市民栄誉賞を授与したところであります。その際に、同じく岡山市出身でバルセロナとアトランタでの2大会連続メダル獲得という快挙を成し遂げられていた有森裕子さんをたたえることができないかと考えていたわけであります。そういう思いが継続している中、このたび6月に日本陸上競技連盟の会長に就任された、これを機にこれまでの有森さんの功績に対し、岡山市市民栄誉賞を授与することを検討したところであります。
有森さんは、2大会連続のオリンピックメダル獲得という快挙のほか、引退後は日本陸上競技連盟や世界陸上競技連盟で理事を歴任するといったスポーツ界での活躍に加え、代表理事を務めるハート・オブ・ゴールドによるカンボジアへの各種支援活動など、国内外の幅広い分野で活躍されております。また、岡山市との関わりにおいては、おかやまマラソンでは第1回大会からのスペシャルアンバサダーへの就任や女性のためのランニング教室の開催、カンボジアでの体育教育普及に向けた職員交流の実現などに尽力されております。
こうした有森さんの多岐にわたる活動や功績は、スポーツの枠を超えた顕著なものであり、岡山市民の誇りとして市全体でたたえられるべきものとして学識経験者などに意見をお諮りした上で、岡山市市民栄誉賞の受賞を決定したところであります。
授与式の日程については、11月上旬頃を想定しております。詳細な日時が決まり次第、速やかに皆様方にお伝えしたいと思います。
有森さんからこれ、届いてますよね。コメントを我々のほうが承っておりますので、皆さん方にお配りさせていただきます。
次に、ローカルベンチャーカレッジOKAYAMAを開催いたします。
この表示を見ながら少しお話し申し上げたいと思いますが、岡山市では、周辺地域における持続可能な地域づくりを目指して、地域の課題解決や地域資源を活用した魅力ある地域づくりに取り組むビジネスの創出を支援するため、平成30年度に地域の未来づくり推進事業を開始したところであります。地域の未来づくり推進事業補助金により、御津の古民家を活用したカフェ、西大寺の空き倉庫を活用したカフェとクラフトビールの醸造所、妹尾では高齢者の暮らしの困り事サポート事業など、立ち上げを支援してきたところであります。
皆さんも、急に地域の未来づくり推進事業なるものっていうのは分かりにくいんじゃないかなと思いますけど、周辺地域の課題解決につながるビジネスの立ち上げはなかなか難しいものであります。したがいまして、我々としては、最大2,500万円の補助金をお渡しするということを考えているところであります。したがって、我々としては、相当数の事業者が手を挙げてきていただけるものと思っておりました。これまで16件の計画を認定してきたところでありますが、令和5年度以降、事業をやってみたいという相談はあるものの、新たな事業計画の申請がない状況が続いています。我々としては、できればこの制度を活用して、周辺地域の活性化につなげていきたいというように思っております。
したがって、これを動かしていくにはどうすればいいかというふうに考え、地域課題の把握、またビジネスアイデアの創出、具体的な事業計画の作成、それぞれやっぱりハードルがございます。なかなか計画策定までいかないっていう状況でありますので、それをできるように人材を育成していこうという考えに立ちました。地域課題からビジネスアイデアを創出するための思考法また手法を学ぶ機会を提供するため、数々の社会課題を解決してきた株式会社ボーダレス・ジャパンと委託契約を締結し、地域課題をビジネスの手法で解決する人材育成プログラム、ローカルベンチャーカレッジOKAYAMAを開催することにいたしました。
ローカルベンチャーカレッジOKAYAMAは、10月から12月にかけて3回の連続プログラムとして実施いたします。見て、学んで、書いてみるの3ステップで構成しているとのことであります。
初めに、フィールドワークセミナーでローカルベンチャーの先進事例である岡山県西粟倉村の株式会社エーゼログループを訪問し、先輩起業家の牧大介さんから直接話を聞き、現場を見て、学ぶ。次に、アイデア創出セミナーで地域課題からビジネスアイデアを創出するための思考法や手法を学ぶと。最後に、ビジネスアイデアを書いて発表することによってモチベーションを高め、次のアクションへとつなげいてくということであります。
このアイデア創出セミナーは、岡山市の創業支援拠点ももスタで行うことにしております。このプログラムでは、ボーダレス・ジャパンが伴走支援を行っていくということになっております。プログラムを完走することで地域課題をビジネスの手法で解決する人材が育って、具体の事業の創出へつながっていくことを期待しております。本日から市のホームページにて参加者の募集を開始いたします。ぜひとも参加をいただければと思います。
次に、不妊治療費助成事業の申請受付開始であります。
今年度の当初予算でもお伝えしていた不妊治療費助成事業について、8月1日から申請受付を開始することといたしました。私も少し驚いたんですけど、令和3年の全国調査によると、不妊の検査、治療を受けたことのある夫婦は22.7%になっているとのことであります。平成27年の調査時点は18.2%ということでありましたから、相当伸びている。現在でいくと、約4組に1組という状況になっております。また、令和4年に体外受精で誕生したこどもは8万人弱であり、全出生児の約10人に1人が体外受精で生まれたことになっております。
不妊治療については、令和4年度から一部医療保険の適用となったものの、1回の治療が長期間に及ぶ場合や複数回の治療を受ける場合も多く、今なお経済的な負担が大きくなっております。この負担を軽減するため、令和7年4月1日以降に治療を開始した生殖補助医療に係る医療保険適用後の自己負担全額を対象に、上限10万円まで助成することといたします。この事業と併せ、妊娠期から切れ目のない支援をしていくことで、こどもを持ちたいと望む方が安心してこどもを産み、育てられる環境を今後も整えていきたいと思います。
案件としては最後ですが、岡山市夜間中学、里庄町との協定締結であります。
現在、私も先日行ってまいりましたけれども、7月になって新たな入学者が1名ありまして、今13名の在籍となっております。非常にいいムードで授業が行われていた、そしてなかなか難しい授業、私は国語の授業を見ましたけれども、難しいことを教わっていたなという感じはいたしました。
我々としては、県内唯一の公立夜間中学であります。したがって、広域的に役割を担わなければならないというように考えており、県内全ての自治体に対して公立夜間中学の説明とともに協定締結を呼びかけているところであります。このたび新たに里庄町と協定を結ぶことになったので、報告いたします。
この協定締結によって締結した自治体は5市4町ということになっております。ちなみに、その5市4町を言いますと、倉敷、玉野、備前、瀬戸内、赤磐、それから町としては和気、早島、吉備中央、里庄であります。ぜひ入学を検討していただきたいなというように思っております。
最後、案件外が幾つかございます。
1つは、南区で発生した山林火災で通行止めになっていた県道長谷小串線でありますが、火災後の現地調査において、道路のり面から剥脱する可能性の高い浮き石が多数見られたということであります。これを踏まえて、安全対策の設計、施工を進めていたところでありますが、ようやく今週中に対策工事が完了するということから、7月24日、あさっての夕方には全面通行止めの規制解除を行うこととしております。
なお、当該県道ですが、通常時間雨量40ミリもしくは降り始めからの連続雨量が150ミリに達した場合に通行規制を行うこととしていますが、延焼したのり面の保水力が落ちており、大雨のときの土砂の流出が懸念されることから、通行規制解除後も当面の間、時間雨量が20ミリもしくは降り始めからの連続雨量が80ミリに達した場合には全面通行止めの規制を行うことといたします。
それから、7月1日から7月4日まで、市民訪韓団また議員訪問団7名で韓国富川市を訪問しました。私自身、参加はいたしましたが、滞在時間20時間という、海外出張においては初めての1日いないという、少し疲れましたけど、という短い時間での訪問となりましたが、チョ・ヨンイク富川市長にお会いし、より一層の交流を進めていくことを互いに確認いたしました。
訪韓団の皆さんは、友好交流協定締結20周年を記念して制作された友好の碑の見学などを行ったほか、富川市主催の歓迎夕食会においては富川市民の皆さんとも交流を深めることができたということであります。
私及び議員団、そして訪韓団の皆さん全て、第29回富川国際ファンタスティック映画祭に招待をいただき、訪韓団の皆さんと共に映画祭のレッドカーペットを歩いたということであります。何人かの方と話しましたけど、韓国ではむちゃくちゃ有名な俳優さんがそこに登場して、キャーと言って、また日本人もほとんど知っている、私だけが知らないと。非常に寂しい思いもしましたけれども、なかなかそういう面は疎いところもありまして、自分の疎さを痛感したところでもありました。
最後でありますが、岡山市水道事業及び工業用水道事業が令和7年度優良地方公営企業総務大臣表彰を受賞しました。この件については、栗原水道事業管理者が説明いたします。
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