
令和8年1月26日市長記者会見
- 路面電車の延伸環状化(ハレノワ線(仮称))について
- ももちゃりリニューアルについて
- 省エネ及び省人化・省力化に資する設備投資補助金の募集開始について
- 災害時緊急ボックスの整備について
- 岡山城天守入場料の改定について

令和8年1月26日市長記者会見資料

市長記者会見動画

路面電車の延伸環状化(ハレノワ線(仮称))について
まず、路面電車の延伸環状化ですが、大雲寺前電停からハレノワを経由して西大寺町電停までの区間、我々はまだ正式な名前はつけていませんけども、仮称としてハレノワ線という名前にしようと思ってます。その整備について、運行事業者である岡山電気軌道、岡電と合意し、事業計画の案がまとまりましたので、お知らせをしたいと思います。
まずは、路面電車、来年度の末、令和9年3月に乗り入れをするというのは決定しているところであります。今の仮称ですが、これからはハレノワ線と呼ばせていただきますけれども、ハレノワ線は、大雲寺前電停から西大寺町電停までの600mであります。これは、駅前のエリアと表町、千日前エリアのにぎわいを結ぶ公共交通ということになります。中心市街地の回遊性の向上、そして都心の活性化を図るものであります。
今申し上げたように、駅前乗り入れと併せて路面電車の利便性を向上させることで、駅前エリアに集中しているにぎわいを都心全体に広げていく、こういう効果を持つものであります。
600 m全体の事業費は、27億4,000万円ということであります。
少しこれまでの経緯を振り返りたいと思います。
先ほど言ったような位置づけがあるんで、我々としては、令和3年9月に都市計画決定をしています。都市計画決定というのは、このまちにとって必要なものだということで整理をし、公に示しているものであります。そして、これを受けて令和3年度、岡電さんと民設民営ということで整備ができないかということを協議をいたしました。国3分の1、岡山市3分の1、岡電さん3分の1ということで協議をしたんですが、合意にはなりませんでした。これは、この経緯は後で少し整理をいたしますが、その後、令和5年度、国の補助制度が改正されまして、事業者が整備する場合の補助率のかさ上げがありました。今まで3分の1だったものを2分の1にするという整理になったわけであります。そして、令和5年9月、岡山芸術創造劇場ハレノワが開館いたしました。
我々としては、それ以降、様々なバスの利用促進について、それぞれのバス事業者とも協議をしたところでありますが、やはりこの延伸環状化は、我々としては今の岡山のまちにとって必要だということで、再度協議を我々のほうから岡電さん側に申し入れをして、この1月に合意がなされたものであります。
我々として必要だということは、路面電車は定時制、時間に正確だと。速達性また経路の分かりやすさに優れて、輸送力も高いということで、中心市街地の回遊性の向上を図るためには非常に有効な手段であります。当該区間は、またハレノワの開館を契機に多くの店舗が出店され、にぎわいを結ぶ公共交通の充実が求められていると。また、ハレノワに来た人の相当部分も駅との往復をされているという実態も分かっております。
先ほど言ったように、駅前の広場への乗り入れに併せて駅前広場に集中しているにぎわいを都心全体に広げていく必要があると。だいぶんハレノワの開館等々で動きはできておりますが、一層それを促進させる必要があるということで、整備費用を市が負担しても実施すべきだと判断したところであります。
岡電さんがなぜ当初の我々の国3分の1、また岡山市3分の1、岡電さん3分の1という民設民営っていうことに対して首を縦に振らなかったかっていう理由の最大は、現在の収支の状況であります。一番新しい令和6年は、収入と運行経費がこのようになっていて、収支差がマイナス1億3,000万円ということになっております。
そして、実際のこのハレノワ線ができるとどういう利益っていいますか、採算の状況になるかということですが、これは我々が試算をしたものであります。パーソントリップ調査っていうのがありまして、それに基づいて整理をしますと、1年で収入増分は3,100万円ということで、運行費用は2,700万円、それに対して車両管理費、維持費、固定資産税等が出てくると4,600万円というオーダーになってくるわけであります。こういう状況下でなかなか岡電さんも踏み切れないということがあって、現在のような状況になっております。これは最終的なスキームの話なんで、後でもう一回。
じゃあ、もう民設民営は難しいとなったときに、今バスで行っている公設民営という手が1つあるんですね。公設民営でいきますと、公が管理をし、維持管理を民間に委ねる。バスの場合は、したがってバスそのものも、またバス停も市が対応させていただきました。そういうやり方を取ることはできないわけではありませんが、そうなると、例えば事故やトラブルの際の責任の所在っていうのが不明確だと。バスだと、一定のところからこれは公設だということで、何かがあってもここの責任って分かりやすいんですが、路面電車っていうのはそれ以外は民設民営でやっているわけですね。完全に岡電さんが管理してやってると。
今この区間を整備しますよね。例えば、こういったところで事故があったときに、これはここの600mのハレノワ線に起因しているのかどうかとか、そういったことが議論になって、管理主体が別であると非常にやりにくくなる、所有権が別であると。
ということで、今のこのみなし上下分離と呼んでるんですが、一旦は我々が造って、それを営業運行も施設の所有も岡電さんにお願いすると、そういうやり方を取っている、これは幾つかの路線でもそういうやり方をしているんですが。したがって、新設区間の整備については維持管理費用も市が負担します。固定資産税とかがかかってくると、岡電さんがまたそこでも相当のマイナスが出てくるんで、そこは岡電さんが市へ納付するんですけれども、もう市が負担しようと、そういったことを我々として、これをみなし上下分離と呼んでいます。設計、整備、維持管理は、具体的にやるのは岡電さん、維持費は市が負担すると、そういった整理であります。
それでいくと、収入は維持管理費用、今我々が負担すると言いましたから800万円ぐらい、固定資産税が大体500万円ぐらいになるということで4,400万円、維持管理費用が4,600万円ということになって、ほぼとんとんの形になります。しかしながら、これも赤字が出ています。
これ赤字のときにじゃあどうするかっていうことでありますが、これは50%を市が支援します。黒字の場合、これがこういうふうに出てきた場合、これは50%を市へ納付してもらいます。単に赤字を全部補填していけば、企業努力がなかなか出てこない。そういったことで企業努力をしていただきましょうということで、赤字の50%は岡電さん、赤字が出た場合はお願いしますと。その代わり黒字が出た場合は、50%は岡電さんが取っていただいて結構ですが、50%は我々のところにくださいと、こういう整理をしたところであります。
あとは、スケジュールですけれども、先ほど予算というか整備費は申し上げました27億4,000万円です。スケジュールは、令和8年から設計を始め、令和11年度末に完成をすると、そういったことで対応しようと思っております。
ようやく、延伸環状化も随分議論が今までなされて来たわけでありますけれども、岡電さんとも合意をし、都心のにぎわいに大きく寄与するものだと思っております。

ももちゃりリニューアルについて
次に、ももちゃりのリニューアルに移ります。
少し、じゃあ姿形をお見せいたします。
担当はちょっと恥ずかしがってます。ありがとう。
ももちゃりのリニューアルについては、もう既にお話ししましたが、サービス内容と運営開始日が決定いたしました。お知らせをいたしたいと思います。
改めてリニューアルの目的を申し上げますと、ももちゃりは多くの方にご利用いただき、中心部の移動手段として岡山のまちに定着しているところでありますが、平成25年に導入いたしました。10年以上経過し、機器の老朽化から修繕の対応が難しくなってきております。サービスの継続が困難となったため、全面リニューアルを行うこととしたものです。
リニューアルするももちゃりは、令和8年、今年の3月18日水曜10時から運営を開始いたします。以前にお知らせした際は4月からの開始ということでありましたが、年度末の移動の多い時期に間に合わせるため予定を前倒しし、3月18日サービス開始といたしました。
サービス内容についてですが、利用はスマートフォンアプリで登録、貸出し、返却、決済まで簡単に行えるものとなります。車両については、全て電動アシスト付の自転車500台で運営を開始し、段階的に900台まで増車する予定であります。これまでと同様、誰でも扱いやすい20インチの車両で、ももちゃりとして認知されている黄緑色、見ていただいたら分かるようマスカット色です。ももちゃりだけどマスカット。でも、定着してきましたけどね。
ポートについては、今現在設置が決まっているのは78か所、既存の35か所のポートに加え、コンビニエンスストアやスーパマーケットなど身近な場所に新たに多くのポートを設置することで、これまで以上に街なかでの移動の利便性向上につながるものと考えております。かねてから要望のありました北長瀬、問屋町や中区の一部にもポート設置エリアを拡大しましたので、今まで利用していなかった方もぜひご利用いただきたいと思います。現在もポート設置の協議を行っており、順次増やしていく予定であります。
今後もニーズや人口密度などを踏まえながら、ポート設置やエリア拡大を進めていきますので、最新の状況は、ホームページでご確認いただきたいと思います。
利用料金については、通常の利用が1回30分当たり165円、通勤、通学等の需要に合わせ、1回30分以内であれば何度利用しても1か月2,200円の定額で利用できるプランを提供いたします。また、観光客等の来訪者向けに、当日中なら時間の制限なく1,650円で利用できる1日パスを提供するほか、ビジネス利用を想定した法人向けのプランも提供いたします。
今回のリニューアル記念キャンペーンとして、運営開始日の3月18日から24日までの1週間は、期間中20回分まででありますが、初乗り料金を無料といたします。また、3月25日から4月30日までは、キャンペーン第2弾として、初乗り料金を99円といたします。この機会にぜひご利用いただき、利便性を実感していただきたいと思います。
支払い方法はクレジットカードが基本となりますが、d払いにも対応ができるということであります。1日パスは、窓口やコンビニでの現金払いなどにも対応するということであります。
運営事業者のドコモ・バイクシェアのシステムは、全国60以上のエリア、登録者数300万人以上で展開しており、新たに登録不要で利用可能なため、観光等で岡山を訪れた際にも気軽に利用いただける。ももちゃりの登録者も他都市での利用が可能となります。
岡山の移動手段として多くの方に利用いただいているももちゃりは、今回のリニューアルにより非常に利便性が高いものになったと考えております。
なお、現在のももちゃりは、ラックや路上端末機の撤去作業が必要であることから、やむを得ず令和8年1月31日21時をもってサービスを終了いたします。ご理解をいただきたいと思います。

省エネ及び省人化・省力化に資する設備投資補助金の募集開始について
3つ目の話題でありますが、省エネや省人化、省力化に資する設備投資支援でございます。
市内事業者の省エネや省人化・省力化を支援する設備投資補助金について詳細が決定いたしました。具体的には、省エネ機器更新緊急支援補助金第5弾と省人化・省力化設備投資支援補助金の2つ。この2つの補助金によって、物価、エネルギー価格高騰が続く中、経営コストの上昇によって厳しい経営環境にある市内の中小・小規模事業者を支援するため、国の重点支援地方交付金を活用して、令和7年11月議会において補正予算措置を行ったものであります。
まずは、省エネ機器更新緊急支援補助金第5弾については、第1弾から第4弾と4度にわたり5億円で合計20億円の予算を用意して実施しておりますが、これまでに1,600を超える事業者に活用いただいております。また、経済団体からは、省エネに向けた設備投資をしたいという事業者の声が依然と多いということで、引き続き支援をさせていただきます。
上限額200万円、補助率3分の2、対象設備や更新により5%の省エネ効果が見込まれるものなど、非常に事業者にとっては有利っていいますか、インセンティブはあると思っております。
事業概要は同じでありますが、第1弾から第4弾のいずれかで交付を受けた事業者は対象外であります。
2月2日月曜からコールセンターを開設いたします。
申請は3月16日から4月6日までオンラインで受け付け、オンライン申請に不慣れな方は、共同実施者である岡山商工会議所、岡山北、西、南、赤磐の4商工会において、対面での申請サポートを実施します。
次に、岡山市省人化・省力化設備投資支援補助金であります。
補助上限額300万円、補助率3分の2で、対象設備や省人化、省力化に資する機械設備、システム等であります。対象設備の例としては、AIを活用した検品システムや自動封入装置っていうのは、自動で封入・梱包をするときなどに使うもののようでございます。ロボット溶接機器、テーブルオーダーシステムなどであります。応募は2月2日月曜日から3月27日金曜まで、郵送で受け付けるということであります。
2つの補助金は、申請期間や受付方法が異なります。詳細については、お配りしているチラシにより、ご確認をいただきたいと思います。
ぜひこれらの補助金を積極的にご活用いただいて、将来にわたるエネルギーコスト縮減や省人化、省力化による生産性向上に役立てていただきたいと思います。

災害時緊急ボックスの整備について
次に、災害時の緊急ボックスの整備であります。
避難所を開場するのは、原則として市職員でありますが、休日、夜間において地震や津波などの突発的な災害が発生した際は、地域住民の方が市職員よりも先に避難所へ到達する可能性があります。そのような場合でも、地域住民の方により避難所となる市立小・中学校、義務教育学校の体育館などを開場することができるよう、体育館の鍵などを格納した災害時緊急ボックスを体育館入り口に設置いたします。体育館が浸水するおそれのある学校には、2階以上の校舎に避難ができるよう、校舎棟の鍵も災害時緊急ボックス内に格納します。
発災の際に岡山市から住民向けに送信する緊急速報メールの中に書かれたダイヤル番号を基にボックスを開け、入手した鍵を使って体育館や校舎に避難することができます。メールが届かない場合も想定し、現地のボックスには、ダイヤル番号を通知するための電話番号や2次元コードを記載しており、自動音声や携帯電話の画面からもボックスを開けるためのダイヤル番号を入手できる仕組みであります。
これは、令和6年1月に発生した能登半島地震では、正月だということもあったんでしょうが、市職員よりも先に避難所に到達した地域住民の方が、施錠されていた避難所の窓ガラスを割って建物の中に避難したという事例があったということであります。今回の措置によって、地域住民の方が災害時緊急ボックスから鍵を取り出して速やかに体育館などに避難することができるように今回対応するものであります。
運用開始は令和8年2月9日月曜を予定しており、避難行動に活用していただければと思います。

岡山城天守入場料の改定について
最後の案件ですが、現在岡山城天守の入場料は、大人400円、小・中学生100円、未就学児を無料としていますが、令和8年4月1日より改定し、大人を500円、中学生以下を無料にします。市内在住の65歳以上の方や障害者手帳をお持ちの方などの入場料免除対象者は変更ありません。
変更理由でありますが、岡山城の管理運営は基本的に入場料収入によって賄うことを原則としておりますけれども、それだけでは不足するため、市から指定管理料も投入しているところであります。
そのような中、近年の物価高騰などの影響で管理運営費が上昇しており、リニューアル直後の令和5年度と比較しても今年度は約1,600万円増加する見込みであります。管理運営費は、今後も増大していくことが予想されるということであります。
そこで、入場料収入の増加を目的に、令和8年度の指定管理更新のタイミングに合わせて、他城郭の料金も勘案の上、一般の入場料を100円上げる判断を行いました。
なお、岡山城では、岡山の町の礎を築いた宇喜多直家公、秀家公や、三名君の一人、池田光政公、百間川を整備した津田永忠などの顕彰や発信を行っているため、多くの子供たちに郷土の歴史や人物に気軽に触れてもらいたいと考え、この改定に合わせて中学生以下を無料とするものです。
引き続き、安全・安心な管理運営に努めるとともに、入場者の満足度向上に資する取組を行っていきたいと考えています。

アリーナ整備事業説明会について
最後に、案件ではございませんけれども、前回の議会で承認をいただいたアリーナ整備事業の説明会について、少し触れさせていただきます。
1月21日に第1回目となるアリーナ事業説明会を北長瀬未来ふれあい総合公園内のみはらしプラザにて開催いたしました。平日にもかかわらず、多くの皆さんに来場いただき、職員との対話を通じて、不安に思っている点や期待の声など様々な意見を直接お聞きする非常にいい機会となったと思います。また、来場された方々に事業への理解を深めていただけたのではないのか、開催してよかったと思っております。
今後も、週末を含めて残り3回予定をしております。多くの皆様にご来場いただいて、丁寧に説明させていただきたいと思います。
私からは以上です。

質疑応答
- 記者
路面電車の環状化についてなんですけど、市長が先ほどの説明でおっしゃったことを再度お聞きする形になると思うんですけど、まずは今回、ハレノワ線(仮称)の新設に踏み切った最大の理由と、これまでの検討の中で、ここで事業化できるという判断された最大の決定的なきっかけというのはどこにあったのかということについてお伺いしたいんですけど。
- 市長
まず、いろんなことがありますが、ハレノワができて、だいぶん表町も人がにぎわうようになっています。多くの飲食店を中心とした店舗もできている。でも、全体としてみれば、まだまだ駅前に集中しているという感は否めないと思います。
そういう状況で、ハレまち通りの1車線化などもやりましたけれども、やはりこの環状化、路面電車の環状化というのは大きくプラスになるんではないかなというように思っております。
そして、ハレノワに来られる方の相当部分、過半の方はやっぱり駅に行かれる、駅との往復を望んでおられるということで、やはり路面電車の延伸環状化は、我々としてはやっていきたいと、今後のまちづくりを考える上でやっていきたいなと思っておりました。
そういう中で、国の補助率の考え方も変えていただき、我々としても、いろんな条件が整ったかなというように思い、市が整備費を負担してもやる価値は十分あるんではないかということで、岡電側に申し入れ、岡電さんも了解ということで、今日に至ったということであります。
- 記者
そういう中で、路面電車ネットワーク計画というのが2020年2月に策定されておりますけれども、その中で8つのルートがあるかなという中で、最優先に今回のハレノワ線を行うと。残りはまだ先だと思うんですけれども、その残るルートについては、まだ在り方というか、みなし上下分離ではなくて、それはまたそれぞれに応じてみたいな形なんでしょうか。
- 市長
まだ、そこまで検討に至ってないですよね。ハレノワ線というのは、ここの旧(国道)2号というか、(国道)2号の車の流れに大きな影響を与えないというのも大きいんですね。ほかのところでやると、例えば道路の拡幅が必要だとか、そういった議論になってくるので、割と整備自身も他の路線に比べて容易であるということは、一つ大きな要因だろうというように思います。そして、効果も大きいですからね。
そのほか、清輝橋から少し動かしたほうがいいんではないかとかね、岡山大学に行ったほうがいいんではないかと。私は、必要性自身はあると思いますが、あとはコストパフォーマンスといいますか、それを一つ一つ検討してやっていくべきだろうというように思いますが、今すぐにそういった検討に入っていくというのは難しいんじゃないかなと思っています。
- 記者
市長がおっしゃったのは、ハレノワに行く方の過半が、駅とおっしゃった、駅というのはどこ。
- 市長
岡山駅。
- 記者
あと、これがもう一つなんですけど、岡電さんと事業実施の合意を1月にされたという、これはちょっと細かいですけど、具体的にはいつ、1月何日に、どういう形で合意をされたんでしょうか。
- 交通政策課長
令和6年から協議を再開しまして、1月20日の時点で、お互いにやっていきましょうということで、岡電さんからご回答いただいたというところでございます。
- 市長
この1月20日ということだね。
- 交通政策課長
この1月20日です。
- 記者
それは、口頭での合意という形なんですか。
- 交通政策課長
そうです。一応、文書といいますか、協議でいろんな条件を確認しながらやらせていただきましたんで、それでいきましょうというご回答をいただいたということです。それが、今日、ご説明させていただいた内容になります。
- 記者
その形というのは、例えば覚書レベルなのか、それとも法的拘束力を持つような、例えば今後、岡電さんが、赤字が拡大してここの路線はちょっと維持が難しいとなった場合に、その事業の継続性を担保できるのか、市の関与の度合いというのをちゃんとまとめたような内容というものなんでしょうか。
- 交通政策課長
これから予算のほうを議会のほうとかでお願いしていくことになりますので、そこで認めていただいた暁には、そういったもの、どういった形で、必要に応じて文書なり、やり取りをさせていただこうと思っています。
- 記者
FLAtは、公設民営ということでされていますけれども、FLAtの場合についても、ちゃんとその路線を維持していくような担保の在り方というのはされていらっしゃるという認識なんでしょうかということ、それに準じたものをするのかどうかということです。
- 市長
そういう面では同じですけど、FLAtも赤字が出た場合、何%まで我々が負担するというようなことを取り決めています。
それで合意をしているわけですから、一つの契約的なものですよね、それをお互いが守っていくということになるんじゃないでしょうか。
- 記者
準契約として、法的な拘束力みたいなものを担保できるというか、市の役割というものを担保できるようなものを今後、交わしていくということになるんですね。
- 交通政策課長
そうです。FLAtの場合も、予算を認めていただいた後に、各事業者さんと補助の割合であるとか、そういった文書のほうを取り交わさせていただいています。
- 記者
そのハレノワ線についても、岡電さんとそういうような手続をしていくということですかね。
あと、ごめんなさい、最後なんですけども、赤字の分で、赤字が出た分は半分補填しますし、黒になった場合は半分頂戴できる話だと思うんですけど、そういう赤字がものすごくなった場合に、それ以上出せんとか、そういう基準を決めておくとか、そこの細かい詰めみたいなものを盛り込むんでしょうか。
- 市長
いろんな議論はあるでしょうが、どちらにしても今のスキームからいって、我々の調査でも、とんとんになっていく、あそこのハレノワ線自身は、誰も乗らないとか、そんな状況にはならないとは思います。
ただ、お互いが契約といいますか、結んでいるわけですから、そこはお互いが守っていく。ただ、何が起こるか分からないというのはもちろんあるわけで、それは相手方は民間企業でありますから、それぞれの状況に応じてきちっと対応していくということしかないと思います。
何とかの法律で、こうして、それがうまくいかないとどうのという、そういった法律自身は聞いたことがないですから。はい。
- 記者
路面電車の延伸化のことでお聞きします。
先ほども市長おっしゃったんですけれども、駅周辺のにぎわいというのを広げていくというお考えですよね。これは、本当の、今後の都市計画の中で必要だとおっしゃいましたが、その結果、どういうまちにしていきたいと、そういう何か将来像があれば教えてください。
- 市長
これは、ハレノワをつくるときにも申し上げたんですけど、どうもやっぱり人の動きというのが駅前に集中している。この70万都市ということであれば、そこの一点集中というのよりは、もう少し広げたほうがいいんで、そしてそれは来られる方の幸福感にもつながっていく、消費も伸びていく、そういったことになるんじゃないかなというように思うんです。
それの一つの動きとして、ハレノワをつくらせてもらいました。そうすることによって、もちろん川崎病院の新しい医療の学校などもありましたけれども、マンションも建ち、大きく変貌していっているという、私は認識を持っております。
そこで少し欠けているのが、この公共交通の整備ではないかと。それが整っていくと、劇的な変化まではいかないかもしれませんけれども、やはり駅前の人の流れが大きくこの中心街全体に及んでいくんではないかなというように思っています。
- 記者
ありがとうございます。
もう一点、どういうまちになっていけるんですか。これが広がっていくわけじゃないですか、延伸が。
- 市長
回遊性って何なのといったときに、やはり人はショッピングほかいろいろ楽しみながら歩いていく、こういうまちが私はいいんじゃないかなというように思っております。
1kmスクエアというのは、これは経済界が編み出した言葉ですけれども、そこにこだわるわけではありませんけども、こういった中心街全体を楽しんでいき、家族団らんでそういったことが歩いて楽しめる。そのために、下石井公園の芝生化なんかもやったんですけども、一つ一つステップ・バイ・ステップで、私は動いている。それこそ、何といいますかね、わくわくするというのとは少し違うかもしれませんけども、やっぱり市民の幸福度というのが上がっていく、そういったまちになってくるんではないかなと思っていますけれど。ごめんなさい、いい言葉が出ませんでした。
- 記者
先ほどの質問とちょっと大きくかぶるんですけども、先ほど市長は今後のまちのビジョンを示されましたが、市長自身のお気持ちとして、こういうまちにしていきたいという思いといいますか、こういうまちを目指したいというところを一言いただけたらと思います。
- 市長
まちというのは、中心街だけじゃないんですね。周辺地域も含んだ岡山市で、多分、岡山市だけでもないかもしれません。もう少し広いエリアで人の行動は出てくる、行われるわけであります。
今回は、中心街の話、中心街もやはり歩いて楽しめるような、そして家族団らんで、またデートしながらでも歩いていって、そして消費に結びつくような、そんなまちがいいんじゃないかと。そして、周辺部とこの中心部というのは、もちろん車での交通でもいいんですけれども、やっぱり公共交通ということが一つ重要になってくるのかなというように思っております。
そして、この周辺での中心都市としての役割として、今、都市圏という形で周辺の市町村と一緒に様々な事業をやっております。彼らとも連携を取りながら、この中心市街地を楽しんでもらえる、こういうラージ岡山といいますかね、それをつくっていきたいなと思っています。
- 記者
整備費用の半分を国の補助を活用すると、これは整備費用イコールこちらに示されている概算事業費、大体約27.4億円と考えてよろしいですか。
- 市長
はい、それで結構です。
- 記者
ハレノワ線なんですけれども、こちら、一部、サイドリザベーションというつくり方を採用されているんですけれども。これは、今の車道の一番この歩道側を路面電車の専用道路にするということでよろしいんですか。
- 市長
ちょっとその定義だけ。分かりづらいですよね。
- 交通政策課長
そのとおりです。北側ですね。線路は北側の歩道寄りで、はい、1車線、単線でつくらせていただくというのが、中央ではなく、サイドに寄っているということで、サイドリザベーション方式というところでございます。
- 記者
一部ということは、こっち側は中央を走るんですか。
- 交通政策課長
はい、北側に曲がった、交差点から北側については、既に既存の。
- 記者
軌道があると。
- 交通政策課長
はい、軌道が中央にございますので、中央側を走らせるという計画です。
- 市長
あれは、大雲寺町から西大寺町への一方向だよね。
はい、分かりづらいと思います。ここの場に至るまでも、分かりづらいじゃないかという話はありました。
- 記者
路面電車についてなんですが、これまで費用負担の面とか、あとは新型コロナとか、そういった影響でなかなか事業化のめどがつかない状況が続いたと思うんですけど、市長はようやくという言葉もおっしゃられていたんですが、改めて今のお気持ちをお伺いしていいですか。
- 市長
先ほど読売新聞さんからお話がありましたけれども、我々は、路面電車が目的というよりは、まちがどう変化していくのかということをずっと考えてやっていたわけであります。
岡山の駅前は非常に人が集まっていった。それに対して、昔からのこのまちの中心であった表町は少し人影が薄くなってきた。それでいいのか。それによって、市民の皆さん方が本当にハッピーなのかというふうに考えていったときに、併せて自動車分担率が非常に高かったんですよ。
点と点で帰っていく、駅前に行ってそこの駐車場に入れて帰っていく。それで本当にハッピーなんですかねと、様々な都市、海外を含めてですけれども、やはり人がゆったりと歩きながら様々なものを見て、楽しんで、そして買物をしていく。やっぱり、そういったまちになっていかなければならないんではないかと。
ということで、中心街は中心部に住んでいる人のものではありませんし、郊外から来ていただいて楽しんでもらうということにもなっていく。こういう中のツールの一つとして、やっぱり路面電車というのは非常に定時性が高くて分かりやすいんですよね。新しく岡山に来た人も、路面電車に乗るとすっと行ける。これが駅前乗り入れができますから、より容易になっていく。
そういう面の岡山のまちを楽しんでもらうためのツールの一つとして、大きな要素を持っている、そういうもんだと思っています。
感想と言われましたけれども、一つ一つのツールが整い出したということで非常にうれしく思っております。
- 記者
これまで、やっぱり前に進まないということで、もどかしさみたいな思いとかはあったんでしょうか。
- 市長
それはありましたね。でも、岡電さんと話をしてみると、先ほどの資料にもありましたが、なかなかその路面電車の利用者数が増えていかない。そして、路面電車の収支を見ると、やはり相当な赤字になっている。これをこのままの状態で、当初想定したように、3分の1ずつの投資というのは、これを続けていくのはちょっと難しいだろうと。やはり、必要な施設であれば、我々として、もちろん財源を考えながらですけど、今、やる良い機会ではないかということで踏み切ったということであります。
- 記者
ハレノワに行こうと思ったら、西大寺町駅がかなり近いと思うんですけど、ちょっと勉強不足で申し訳ない、そこを環状化することでどんな効果があるのかというところを詳しく教えていただけますか。
- 市長
どんな効果。それは、大雲寺町にも行けるでしょうし西大寺町にも行ける。逆に言うと、ずっとアーケードを通ってシンフォニーの先のものも行ける。そのぐらいの距離であることは間違いないと思いますよ。ただ、やっぱりハレノワからすぐに乗れるという面は、ハレノワに来られた方にとっては分かりやすくて、大きなプラスになっていくんではないかと思っています。
- 記者
最後に、ちょっと1点、確認なんですけど、路面電車の事業主体は路面電車なんですけども、岡電さんであるということでよろしいですか。整備主体イコール事業主体で。
- 市長
整備主体はうちじゃない、これも最初から岡電なんだっけ。
- 交通政策課長
岡電。
- 市長
岡電だそうです。
- 記者
事業主体も岡電さんという理解でよろしいでしょうか。
- 市長
はい。
- 記者
あと、先ほどお聞きした点なんですけど、今後、口頭では一応お話で合意していると。今後、その文書とかで、事業の継続性とか、担保的に何をしたいとか、事業者責任の在り方というのは整理していかれるということという理解でよろしかったでしょうか。
- 交通政策課長
はい、ありがとうございます。
今日の資料ももちろん岡電さんに見ていただいていますんで、細かいところというのは、おっしゃるとおりいろんなことが入ってくると思いますので、それはこれからお互いにこういう場合はどうするというようなのはしっかり話をしながら、予算を認めていただいた後に必要に応じて文書を交わすと、そういうことになろうと思います。
- 記者
そうですか。その内容については、改めて議会に文書なり交わして、正式なものができた場合は議会に示していくということで、市民に対しても、何らかの形で、その在り方と、こういうことになりましたというのを、方向性というのを、内容を示していくと。
- 市長
どっちにしても、それは全て透明にやっていきますから。
- 記者
分かりました。ありがとうございます。
- 記者
すいません、案件外になっちゃうんですけれども、先週金曜日に衆院選、衆議院が解散されて、あした公示になると思いますので、その受け止めと、あと立憲民主党と公明党が新党をつくったと思うんですけれども、それに対しての市長の考えをお伺いしてもいいですかね。
- 市長
まずは、驚きましたね。こんな早い時期に解散をされるというのは。国の動きですから、我々がとやかく言う話ではもちろんありませんけれども、暫定予算を組むということになれば、我々への影響というのはゼロではないだろうと。そこはできるだけ国のほうにも対応してもらいたいし、影響は我々としても最小限にしていかなきゃならないと思っております。
特に、税制関連は、税制関連法案は予算関連法案として通常は3月末までにできるというのが前提なんですが、そこがどうなっていくのかというのは大きな関心事であります。それが1点ですね。
2点目は、中道改革連合が新しくできていった、中道路線で自民党ないしはそのほかの党との差別化を図っていこうと聞いております。
そういう中で、どんどん議論して切磋琢磨をしていくというのは、我々としては国の動きとして歓迎といいますか、あり得ることなんだろうなというように思っております。
選挙の後、内閣がまたできてくるわけですが、物価高騰対策ももちろんでありますけれども、東京の一極集中の是正、ずっと言っていて、なかなか動いていない。そこは、ぜひ対応をお願いしたいなというように思っております。
我々政令都市の一員として言えば、今度、地政調で議論を始める特別実施、特別市の話なども、ぜひ政権として正面から受け止めていただきたいというように思っております。
- 記者
消費減税が今議論されていると思うんですけれども、それの、分かれば岡山市、地方消費税が入ってくる、来なくなるから、その市への影響とそれの受け止めについてお伺いいたします。
- 市長
間違えたら言って、私が聞いている限りでは、どっちにしても、2年間にしろ恒久にしろ、食料品の消費税ゼロになるというと、地方分が当然入ってきますから、それへの影響額は32億円というように聞いております。
ただ、それを、地方分をそのままにして、それを全部軽減して何もしないというわけじゃないんじゃないでしょうかね。そこまでの議論にはなっていないかもしれませんけれども、ぜひそこは地方への影響力はないようにしていただきたいと思います。
- 記者
衆議院選挙について、引き続きお伺いしたいんですけども、県内の自治体だと市長選挙と重なるということで、投票箱が足りないなど、急遽な選挙のため、準備に追われる自治体が出ていると思うんですか、岡山市への影響などありましたら教えてくださいということなんですけど。
- 市長
津山市さんなんかが大変だよね。だから、岡山市の場合はそういうことはありませんが、この前の参議院選でやったような、市長選でもやったような、イオンでの期日前の投票はできない。
これは、ただ若干時間が、もうちょっと解散でいただいたとしても、事前に決まってなきゃ、イオンはなかなか取れないんじゃないかなというように思います。
あと、伺っている話では、投票用紙の袋詰めが、時間が間に合わないんで、それぞれ各自に送るしかないという、そういう影響はあると思いますし、それからやっぱり職員は結構大変ですよ。そういう影響というのは当たり前のことかもしれませんけれども、そういう面では、NHKさんが報道されるようなものというのは岡山市ではないと思います。