令和8年2月定例岡山市議会提出の主な議案(予算を除く。)について
岡山市立岡山中央公民館の開館について
まず最初に、岡山市の第七次総合計画長期構想及び前期中期計画の策定であります。
第七次の総合計画は、令和8年度からこの計画に基づくまちづくりをスタートさせます。現行の第六次総合計画では、喫緊の課題であった保育の待機児童の解消、また学力の問題など子育て、教育環境の充実をはじめ、まちの活力創出、地域振興、健康、福祉や安全・安心の充実など、あらゆる分野で直面する課題を一つ一つ克服し、市民の最大幸福の実現と都市の持続的発展に向けた変化を創り出してきました。
結果として、都市の総合力を示す市内総生産、GDPの高い伸び率、平成23年から令和3年は6.8%、これは指定都市の中で第3位という形で表れており、岡山市は、中四国、さらには西日本を牽引する中枢拠点都市の一つとして大きく成長を遂げたと思います。
第七次総合計画では、このような認識の下、岡山市が明るい未来に向けてさらにステップアップしていくためには何が必要か、何が課題であるのか、新たに盛り込むべき要素は何かを考え策定を進めてまいりました。
課題の認識でありますが、岡山市は、前回の国勢調査、令和2年に行われた調査までは順調に人口が増加してきておりますが、その後、緩やかな人口減少に突入しており、人口対策は一つの課題であります。
東京一極集中が加速する中、岡山市には、中四国地方の中枢拠点として、圏域の経済成長をリードし、大都市圏への人口流出を防ぐ役割が一層求められております。そのためには、若者や女性にも選ばれる、魅力的で働きがいのある仕事があることが重要で、まちの居心地のよさ、楽しさ、創造性など多様な要素を満たした都市環境が求められております。
また、市内各地域を見てみると、人口減少や高齢化のスピードはそれぞれ異なってきており、担い手不足や空き家の増加をはじめとする諸課題が生じてきております。こうした課題に適切に対処するとともに、各地域に固有の歴史、文化資源等をいかした地域の振興をさらに強化していかなければなりません。
岡山市は、住みやすさに高い評価を受けており、経済面でも順調に成長しているが、それに比して、いま一つわくわく感が足らないということも言われているところであります。若者や女性にも選ばれ、誰もが住み続けることに誇りを持てるまちにするためには、まず働く場所や環境の充実、そして暮らしやすさはもちろん、さらにまちの楽しさなどが必要と考え、新たな要素として、長期構想にわくわく感を盛り込んだところであります。これは、岡山市の都市格やプレゼンスをさらに引き上げることにもつながってまいります。
これまでも、まちづくりを進める上で大切にしてきた暮らしやすさや力強い都市の成長、安全・安心の3つの要素に磨きをかけながら、まちのわくわく感をより高めていくことにより、都市の総合力を一層高め、愛着と誇りの持てる岡山にしていく必要があると考え、岡山市の目指す将来都市像を“わくわくする”桃太郎のまち岡山としたところであります。
次に、2つ目の議題に移りますが、岡山市印鑑登録及び証明に関する条例及び岡山市証明事務等手数料条例の一部を改正する条例の制定でございます。
この条例案は、各種証明書のコンビニ交付発行手数料の額を減額するため、関係条例の一部を改正するものであります。
岡山市では、平成28年2月から、市民の皆様がマイナンバーカードを使って身近なコンビニエンスストアで住民票の写しなどの証明書を取得できる証明書コンビニ交付サービスを市内約300か所のコンビニで実施しているところであります。
岡山市のマイナンバーカードの所持率が令和7年11月末現在で約80%となっているのに対し、主な証明書のコンビニ交付の利用割合は約38%であり、マイナンバーカードの所持率と比較しても増えている状況ではないと言えると思います。
そこで、今回は、国の重点支援地方交付金を活用して、今年の3月から令和9年3月までの間、コンビニ交付手数料を1通10円とする減額キャンペーンを行うことにいたしました。これは、物価高騰に直面する市民の負担軽減を図るとともに、当市で進められているスマート窓口の一つである、行かない窓口の促進を図るものであります。
少し他の例を申し上げたいと思いますが、以前、減額キャンペーンを行った熊本市では、令和4年度から令和5年度の1年間でコンビニ交付の割合が約37%から約55%まで増え、また同様に福岡市でも38%から57%まで増えたと聞いております。
コンビニ交付は待ち時間が短く、毎日、朝6時半から夜11時まで証明書が取得できます。ちなみに11時から翌朝6時半まではメンテナンスを行うため使用はできません。
住民票や印鑑証明書だけでなく、戸籍や所得証明書なども取得することができます。市民の皆様においては、住民票等が必要となった場合にはぜひこの減額キャンペーン中に証明書コンビニ交付サービスをご利用いただき、身近なコンビニで証明書を取得していただきたいと思います。
次に、岡山駅東口公共交通案内所条例の制定であります。
この条例案は、岡山の玄関口である岡山駅における公共交通の利用環境の向上を図るため、岡山駅東口駅前広場内に整備中の公共交通案内所の設置及び管理に関する事項を定めるために制定するものであります。
公共交通案内所は、市民や来訪者にバスの発車時刻や行き先等の公共交通に関する情報や、空調の効いた快適な待合空間を提供する施設として設置します。
施設には、待合スペースやトイレを整備、またバスの運行状況をリアルタイムで表示するデジタルサイネージの設置や、各バス事業者が案内や定期券等の販売を行うカウンターを設置し、外国語対応もできる案内係も配置する予定としております。
開館は、令和8年6月1日を予定しており、本施設を設置することで、公共交通のさらなる利便性向上を図ってまいりたいと思います。
次に、岡山市公文書等管理条例であります。
平成23年に公文書法っていうのが公布されております。その公文書法の1条っていうのに、公文書が健全な民主主義の根幹を支える国民共有の知的資源という形で位置づけられております。
そういう面で、公文書っていうのは非常に重要な役割を果たすものですが、岡山市では、公文書センター機能が今までございませんでした。公文書センターってじゃあ何かっていうと、歴史的な公文書を保存し、市民の利用に対応する役割を担うものであります。私としても、この公文書センターがないということに関しては大きな課題意識を持っており、何とかしなければという意識でございました。今回は、新庁舎ができるということを機に、この公文書センターの設置に踏み切らせていただいたわけであります。
歴史的な公文書は、将来にわたって岡山市の活動、または歴史を検証する上で重要な情報が記載されているものとして永久保存していくとされたものであります。歴史的公文書は、専門の学識経験者等で組織される公文書管理審査会を設置し、公文書センターが審査会に意見を聞きながら最終選別をしていくものであります。現在、歴史的公文書に該当すると思われる簿冊が約1万3,000点ございます。職員による確認作業をしているところであり、今後は、今年の夏に立ち上がる予定の審査会と共に、歴史的公文書として残していくかどうか適宜確認していくところであります。
本条例では、公文書の適切な管理は国民の責務であることを規定していることに加え、歴史的公文書とは何か、公文書センターとは何かということを市民に分かりやすく伝えていきたい思います。
議案関係はこの4件でありますが、あと2点、追加させていただきます。
まずは、岡山の市立の岡山中央公民館の開館でございます。
このたび、老朽化した旭公民館は、岡山中央公民館に生まれ変わります。
開館は3月1日であります。
この公民館のデザインは、隣接地であった岡山藩の藩学校をモチーフにしています。
また、特色は、中学校の武道場とテニスコートを併設していることや、中学校の敷地内にあることなど、学校と地域の距離感が近いというメリットを生かし、公民館初の地域と学校の連携ルームを設け、多世代交流の拠点としていきたいと考えております。
完成を記念して、2月28日に落成式を開催しますので、皆さんぜひ取材をしていただきたいと思います。
最後のコメントですが、木村葵来選手が、このたびはミラノ・コルティナ2026冬季オリンピック、スノーボード男子ビッグエア競技で金メダル獲得をされました。誠におめでとうございます。大会初出場で見事に金メダルを獲得されたことを心からお祝い申し上げたいと思います。
ちなみに岡山市内で冬季オリンピックでメダルを獲得したのは初めてであります。そして、県内でも、金メダルというのは初めてであります。岡山市は雪が少ないというか、ほとんど降らないということもあり、夏季のオリンピックでは様々な方が活躍されているんですけども、冬季オリンピックっていうと、なかなか一歩届かなかった面があり、木村選手が初めてその課題を克服して、こういうメダルを取られたということは本当にすばらしいことだというように思います。
私も見させていただきましたけども、世界中の観客を魅了するすばらしい演技だというように思います。私たちに感動と興奮を届けていただきました。岡山市民として大変うれしく、誇りに思うところであります。このたびの快挙をたたえますとともに、木村選手の今後のますますのご活躍を期待いたします。
私からは以上です。
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