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令和8年6月30日市長記者会見

[2026年6月30日]

ID:83769

令和8年6月30日市長記者会見

  • 江戸時代の岡山城を再現したVR動画の上映開始について
  • アトツギ支援プログラム「360(サンロクゼロ)」参加者募集について
  • 公立保育園等における紙おむつの定額利用サービスの開始について
  • サンノゼ市桃太郎像再設置事業に係る寄附金の募集結果について

令和8年6月30日市長記者会見資料

市長記者会見動画

市長記者会見の様子

岡山城におけるVR映像について

 最初の案件は、岡山城でのVR動画上映開始でございます。

 皆さんご承知のように、岡山城は、令和4年の令和の大改修を経てリニューアルオープンいたしました。その結果、令和7年度は、過去最多の入場者数45万7,451人を記録したところであります。

 また、進化し続ける城という意味での「岡山城サグラダファミリア計画」として、魅力を高める取組を進める中、岡山城がいかにすばらしい城であったか、その魅力を発信することの必要性を感じたことから、学識経験者の皆様や岡山市の歴史調査専門監らとも協議を重ね、この動画の制作に当たってまいりました。新しいVR動画を7月3日から岡山城天守にて公開することとなりました。

 「歴史を伝える城、集う城」のコンセプトの下、宇喜多秀家公が残した天守の姿と江戸時代最盛期の本丸の姿をデジタル技術により再現することで、城のさらなる魅力アップを図り、観光誘客につなげることを目的としたものであります。

 動画のタイトルは、「魅せる城、岡山城-天下人の風格が宿る名城-」。

 まずは、ダイジェストの動画をご覧いただきたいと思います。

 どうでしょうか。

 本動画の見どころの一つが、元禄時代、西暦1700年頃に作られた絵図や残存している様々な実測図、古い写真などを根拠資料として3DCGで再現しました。もう一つは、今残ってない門や櫓、屋敷などを忠実に再現したものであります。

 ちなみに、岡山城が最初にできたのは1597年と言われております。秀家公の代になって、1582年に直家公が亡くなられて秀家公の時代に入ってくる。そういう中で、秀吉との関係が非常に密になり、この城、豪姫を奥さんにしたということもあって、秀吉が非常にかわいがっていた。こういう秀家公として、豊臣家の骨格の一人という扱いで城ができてきたというわけでありますが、もう一つ、今1700年っていう表示が出てたと思います。1700年っていうのは池田綱政公の時代であります。

 江戸時代初期の三名君と言われるのは、徳川光圀公、保科正之公、そして池田光政公というふうになるんですが、池田光政の全盛期に様々な施策を行い、その一つとして出てきたのが百間川の整備であります。その百間川の整備が出来上がり、治水が相当数整備されたということで、後楽園の整備を始めていきます。1700年ジャストに後楽園が完成したということであります。これは、光政公の後の綱政公の時代でありますけれども、岡山がいわゆる絶頂期に入ったという時代だったんだろうというように思っております。

 その16世紀の末と本当の17世紀の末、その時代というものを対比しながら、岡山城というものの魅力をより引き出した、そういったものを作り上げたつもりであります。

(事務方に)城郭の配置図をスライドに出していただけますか。

 天守をはじめとして、この供腰掛っていうのは、これは整備して間がないものでありますが、(次は)不明門。

 ちなみに、この不明門、ご存じですかね。不明門から天守に上がるときの階段があるでしょ。あそこで昔は、戦後即、第六高等学校の授業があったといういわれの階段なんですけども。

 これが廊下門、月見櫓というものであります。

 (現在の岡山城には)この黄色の部分がない。こっちの月見橋から行く道と、こちらから行く道がありますけれども、ここに内下馬門があって、この先に大きな鏡石があるんですね。これは割と有名なものでありますが、太鼓櫓、大納戸櫓等々が昔あったということであります。ここの空中回廊っていうのが一つの大きなポイントになってきます。後で話します。

 3番目、これが金箔瓦でありますが、天下人の風格が宿ると言われてます。よく知られているように、金箔を施した瓦は、豊臣勢の有力な大名が築く城にのみ許されたものということであります。

 ちなみに、皆さん方ご存じでしょうか。ハレノワの整備のときに、当該場所から金箔瓦が出ています。したがって、そこは、はっきりしたことは分かりませんけれども、賓客をもてなす場所であったんではないかと。今もハレノワで多くのお客さんをもてなす場所になっておりますけれども。

 また、当時の勇壮な石垣は、1600年頃では大坂城に次ぐ高さであったと言われております。豊臣五大老の一人であった秀家公だからこそ造れた城ということであります。

 次に、先ほど言った空中回廊ですが、これは月見橋のほうから行って天守閣に上がるところだね、こっちは。だよね。

  • 観光振興課長
     そうです。

  • 市長
     これ、一の段、二の段を斜めに結んでいるでしょ。これを空中回廊って言うんですが、私は直接、城郭考古学者の千田先生にも伺いました。岡山城の本丸が高さの違う3段構造になっているのは、安土城、そして大坂城とこの岡山城ということで、天下人の多い城の流れをくむものであります。高さの違う場所を移動できるよう、天守から下の段に伸びた空中回廊は、全国的にも珍しい構造であるということであります。

 この動画は、岡山城でしか見えません。皆さんも、ぜひ足を運んでいただきたいと思います。

 最後になりますけど、先ほどの説明等々でございますが、史実や時代考証など細やかな監修をいただいたのは、磯田道史先生、また先ほどの千田先生、また少し前に岡山市の文化財課長をやった乗岡先生であります。

 次の議題に移ります。

市長記者会見の様子

アトツギ支援プログラム「360(サンロクゼロ)」参加者募集について

 アトツギ支援プログラム「360」参加者募集であります。

 アトツギとは事業承継予定者のことで、先代から受け継いだ事業を時代に合わせてアップデートすることで新たな領域にチャレンジする個人を指します。

 岡山エリアのアトツギは、中小企業庁主催のアトツギ甲子園等の全国規模のコンテストで数多くの受賞者を連続して輩出するなど、全国的にも優位性を持っているとこであります。

 岡山市は、令和元年度にスタートアップ支援拠点ももスタを立ち上げましたが、継続して運営していくことを通じ、スタートアップ以外にも、イノベーションを伴った様々な取組をしている地元企業の方や学生なども多く集まってきております。その中でもアトツギは、単なる事業承継というだけではなく、時代に合わせて事業をアップデートしていくことから、イノベーション創出という観点で、特にスタートアップと親和性が高く、ももスタにおいて起業家とアトツギが入り交じってお互い刺激を受けあっているところであります。

一方で、アトツギからは、アトツギ同士でも共に切磋琢磨できる機会が欲しいという声もいただき、そのため成長可能性のある領域に注力し、伴走支援による成長促進とともに、アトツギコミュニティーのさらなる充実を目指し、アトツギ支援プログラム「360」を開始いたします。

 360には、360度、いわゆる先代とアトツギが背中合わせで全方位を見渡す、新しい挑戦をしても常に原点に立ち戻る、事業が終わることなく循環していくという3つの意味が込められております。

 令和8年8月から令和9年2月までの7か月間、ももスタにおいて集合形式の連続講座とオンラインでの伴走支援、先輩経営者への企業訪問などにより、参加者をバックアップしていきたいと思っております。

 申し込み締切りは7月17日まで、7月10日にはプレイベントも開催します。

 詳細は、お配りしているチラシをご覧いただきたいと思います。

 経営者や事業承継予定者は、悩みを共有する場が少なく、孤独であるという話も伺います。同じような境遇にある者同士のコミュニティーにより、困ったとき相談できる仲間をつくってもらう機会としても捉え、ぜひ参加していただきたいと思います。

市長記者会見の様子

公立保育園等における紙おむつの定額利用サービスの開始について

 続いて、公立保育園等における紙おむつの定額利用サービスの開始であります。

 保育に関しては、待機児童解消に向けた取組により、3年連続待機児童ゼロになりましたけれども、近年は保育の質の向上や保護者の負担軽減に取り組んでいるところであります。

 令和3年の内閣府の調査では、保育園等での困り事として持ち物の準備、とりわけおむつへの記名や持参が挙げられており、公立園ではおむつのサブスクリプションサービスの導入準備を進めてまいりました。このたび詳細が決まったので、お知らせをいたします。

 事業開始は9月1日であります。市内の全ての公立保育園、こども園で実施いたします。

 利用料金は、3歳未満のお子さんが消費税込みで月額2,080円、3歳の誕生日月からは1,030円になります。

 サービスを提供する事業者は、株式会社ブリッジウェルであります。

 利用契約は、保護者と事業者とが直接契約する形となります。明日、7月1日から保護者への利用案内を開始いたしますが、9月、10月はお試し期間として、申し込みをすることなく無料でサービスを提供できます。ぜひ、多くの保護者に利用していただきたいと思います。

 これに加え、保護者の負担軽減策として、令和9年度から公立園での主食の持参を不要とする完全給食の実施に向けた準備を進めているところであります。引き続き、子育て世帯の負担軽減を進めていきます。

サンノゼ市桃太郎像再設置事業に係る寄附金の募集結果について

 最後の話題ですが、岡山市が1993年、姉妹都市、アメリカ合衆国のサンノゼ市に寄贈した桃太郎像が昨年秋に盗難に遭った件を受け、再設置に向け実施した寄附金募集の結果をお知らせいたします。

 この取組は、昨年、子ども海外派遣事業でサンノゼ市を訪問した中学生らが桃太郎像を再びサンノゼ市に届けたいという思いから始まったものであります。

 寄附金募集は、3月26日から6月12日まで79日間行い、市内外164人からご支援をいただきました。合計338万3,704円と、目標の300万円を上回る結果となりました。皆様方のご協力に感謝を申し上げます。

 集まった寄附金は、全額を桃太郎像の再設置に活用するため、サンノゼ市側に送金をいたします。

 ちなみに、制作費全体は約1,500万円というように聞いております。

 像の完成時期でありますが、早ければ12月を見込んでいます。

 設置場所は決定されたと連絡があり、場所は、ノーマン・Y・ミネタ・サンノゼ国際空港の国際線ターミナル内。姉妹都市からの訪問者を到着時に歓迎したいというサンノゼ市の意向と盗難被害の防犯対策を考慮し、決定されたと聞いています。

 なお、ご支援いただいた方々には、像の完成時期に合わせ、サンノゼ市のマット・メイハン市長と私から感謝状を送付する予定であります。今回の取組を通して、岡山市とサンノゼ市の友好交流を多くの方に知っていただく機会となりました。

 また、6月7日には、子供たち5人が自ら街頭に立ち、募金活動も行いました。一生懸命に声をかける子供たちの姿に心を動かされた人もいたのではないでしょうか。

 来年は、岡山市とサンノゼ市の姉妹都市締結70周年という節目の年でもあります。このたびの像の完成が両市の絆を一層深め、友好交流がさらに発展することを期待しています。

 私からは以上です。

市長記者会見の様子

質疑応答

  • 記者
     最初に岡山城のVR動画のことでお聞きしたいんですけれども、多分14分以上の動画があるということだったんですけど、改めて市長の一番見られるうえでのお薦めの場面だとかがあればというのと、あとこれは天守閣でしか見れるないっていう、ネットとかではYouTubeチャンネルなんかもある中で、そこでしか見せないっていうのは、改めてその狙いというのと、あともう一点、これを観光客の誘致につなげたいっていうのはもちろんそうだと思うんですけれども、岡山市民の人たちにとって、この動画をどういうふうに見てもらいたいかみたいなのがあれば少し伺います。

  • 市長
     まずは、ぜひ岡山城に来ていただいて、15分間のフルの動画、なかなか良いですから見ていただければと思います。
     見どころなんですけれども、先ほど言いましたように、私どもは戦前のことは分かりませんが、いわゆる国宝として存在をしていた。それ以降、三大名君の一人ということで池田光政公の話っていうのは、私が小さい頃にも話はよく出てたんですけれども、宇喜多直家公、秀家公が何をしたのか、その結果としての一つが岡山城だと思うんです。それは、各歴史の専門家の方々に伺っても、いわゆる天下人でなければできないような、そんな城を造っておられたということをぜひ岡山市民の方にも、城に、天守閣に、みんな1回行ったらいいやっていうところもあるかもしれないんですが、もう一回行っていただいて確認をして、我々の郷土の誇りを感じ取っていただければいいなというように思います。
     もう一つ、今、申し上げたのは、1700年というのはちょうど後楽園ができて、岡山の岡山城もある面、本当の完成をしたときだと思います。そのときの姿もぜひ見ていただいて、これから今日の午後も池田光政公の櫓が残っている、そういう旧内山下小学校の跡をどう対応していくかなんていう議論もするんですが、こういう岡山の歴史っていうのを少し感じ取っていただいて、郷土への愛着をより深めていただければと思います。

  • 記者
     サンノゼの桃太郎像のことをお聞きしたいんですが、単純にこの340万円が集まったことについて、どのように。

  • 市長
     まずは、驚きました。最初、子供たちから提案がありました。もちろん、良い話で、我々は進めていきたいと思いましたけれども、どこまで進めていけるのか、クエスチョンマークのところがなかったとは言えないと思います。中心になった子供たち、街頭募金までやり、機運を高めていった。報道もしていただいたのも、私は大きな効果があったんだろうというように思います。
     当初の300万円っていうのは、なかなかハードルは高いと思ったんですが、それを1割以上上回っていると、すばらしいことだというように思います。
     ノーマン・ミネタの国際空港に置かれるということであります。ミネタさんって皆さんご存じかどうか。9・11のときに日系の人間として運輸大臣、運輸庁長官っていうのかな、あれをやってた方で、サンノゼにとっては非常に誇りの対象となる方で、そういう空港の中にこの像が建ち、お迎え、そしてさよならを言う、そういう場になるっていうのは非常にありがたいなというように思います。できたらそこで写真を撮っていきたいと思ってます。

  • 記者
     同じような質問になっちゃいますが、こういうことを子供からの発案で起きたっていうことについてはどのように受け止めていらっしゃいますでしょうか。

  • 市長
     私は、まずは驚きました。中学生ですよ。中学生がそういう意識を持っているっていうのはすばらしい、侮れない。何ていう表現が一番いいのかよく分かりませんが、我々が発想するっていうのは十分あると思うんですね。ただ、子供たちが自らやってみよう、街頭募金まで、募金活動までやる。本当にすばらしいことだと思います。

  • 記者
     案件外で恐縮なんですが、新アリーナ建設の賛否を問う住民投票を求める署名の選管の審査結果が出まして、2万1,009人という結果と今なっていますけど、この署名数について、市長の受け止めがあればお考えを教えていただけないでしょうか。

  • 市長
     法律が要求している数には達したというのは伺いました。当然ながら、それを踏まえて、彼らのほうから我々へ、どういう手続名だったか忘れましたけれども、直接請求を出してくるということになると思います。我々もそれを受け取った上で、私の意見を入れて議会側に出していく、そういう手続を淡々とやっていきたいと思ってます。

  • 記者
     先ほども条例案を出す際に、意見を添えて出すという話もありましたけど、現時点で市長としてどんな意見を添えられる考えがもしあれば教えていただけないでしょうか。

  • 市長
     まだ彼らのほうから直接請求を受け取っているわけではありませんので、それを受け取ってから、我々も考えを明らかにしていくというようにしたいと思います。すいません、直接的な答えじゃなくて、申し訳ないけど。

  • 記者
     案件外で恐縮なんですけれども、明日から#7119を県が実施することになりました。改めて、岡山市はこれに先駆けて実施した思いと、ようやく県が県内全域で実施することになったことに対する市長の受け止めについてお聞かせください。

  • 市長
     #7119、いわゆる救急安心センターは、市域または医療圏を越えて県全体での体制構築が必要であります。全国的に見ても、実施主体が県となっている事例が多く、以前から県が実施主体になるべきだと一貫して申し上げてきました。それに対し県は、救急搬送業務は市町村業務であることとして、これまで実施主体となることを断ってきたわけであります。
     岡山市の消防局からは、コロナ禍後、救急車の現場到着時間が高止まりしている、そういう実態があり、救急需要対策のためにも、救急車の適正利用を図りたいという意見がありました。
     また、医療関係者からも、救急受診相談への対応に追われ、人員の確保が厳しくなっているという意見を承ったところであります。
     そうした意見を踏まえ、また番号が各都道府県内で1つしか使えないということからも、本来なら県が実施すべきところではありますが、岡山市としては市民に必要な医療を提供するため、自ら実施することとし、県内の市町村にも呼びかけ、令和7年10月1日から実施したものであります。
     今回、県が主体となったことは望ましい形ではありますが、本来なら、何年も前に実施できたはずであります。先日の知事記者会見などでは、ここ数年、知事自らの判断で導入が遅れたにもかかわらず、その経緯について説明がなされているとは思えません。サービスの提供が遅れたことについて、岡山市ももっと早く単独でも実施すべきではなかったか。県への説得を早々に諦めっていうことになるんでしょうけども、単独でも実施すべきではなかったかなど反省すべき点はあります。知事としても、これまでの経緯を真摯に受け止め、県民に寄り添った視点で、何が必要であるか、何に困っているのかを踏まえた上で施策を考えていただきたいと思います。

     記者さんからの質問とちょっと離れますが、実は後期高齢者医療保険料についても、6月末、いわゆる今日まで回答をお願いしているもの、まだ回答をいただいておりませんが、この点についても同じことが私は言えるんではないかなと思います。
     物価高が継続する中での今回の保険料の急激な上昇は、被保険者である後期高齢者の生活に深刻な影響を及ぼします。県民、市民の生活を思うと、少しでも保険料の増加を抑えようと考えるべきではないかと考えます。
     保険料率の増加抑制は、県が権限を有する財政安定化基金の特例交付がポイントとなります。しかしながら、県からは、財政安定化基金の活用を認めないだけでなく、なぜこの基金を活用しないのか、具体的な理由と根拠も教えられておりません。その上、自らの責任を回避するかのような発言もされております。
     私は、知事におかれては、県民の生活にとって真に必要なものは何なのか、今回であれば後期高齢者のためにどこまで施策を講じることができるのか、自らの責任を十分理解して、真剣に考えていただきたいと思います。
市長記者会見の様子

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