「貝の話」を読んで
ノートルダム清心女子大学 2年 F.A.
私は、この話を読んで、途中までは悲しい気持ちだったが、正太のおとうさんが貝がらに込めた想いを知ったときにとても温かい気持ちになった。おとうさんは、戦争で島にいたときに、貝がらから聞こえるような波の音を聞きながら、無事に日本へ帰りたいと思い続けていた。彼の、平和な日本を望む気持ちが最後に強く伝わって、戦争を二度としてはならないと思うと同時に、貝がらは彼にとって大切なものだったのだと思った。
私も、小さい頃貝がらを耳に当てて音を聞いたことがあるが、綺麗な音とは思わなかった。しかし、その音はどこか神秘的で、今でも耳に残っている。