ノートルダム清心女子大学 3年 M.F.
『正太の海』という物語の中で正太は、川にいた一匹のふなをひたすら追いかけて町や森や野原を通りすぎ、「ひろい海」まで辿り着きます。そして家に帰って母親に「ひろい海」の話をしますが、それは正太の夢だったのではないか、と書かれ物語は終わります。
私は、この物語を読み、自分の幼少期を思い出して懐かしい気持ちになりました。ふなに興味津々で夢中になって追いかける姿、自然の中にある生き物が大きく見える姿、その日あったことを親に何でも報告したがる姿はとても子どもらしく、微笑ましい気持ちになるとともに、自分にもそんな幼い頃があったと懐かしい気持ちになりました。
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