朝読書

　岡山市内の学校では、「朝読書」の時間を設けるなど、子どもの読書活動の充実に努めています。「朝読書」は、全校で一斉に取り組む読書のことで、各校で実態に合わせて実施されており、子どもが自分で読みたい本を選ぶなど、本との出会いを自然に生み出すことで、生涯にわたる読書習慣の定着につなげることを目的としています。また、読書は「考える力」、「感じる力」、「表す力」等を育てるとともに、豊かな情操をはぐくみ、すべての活動の基盤となる「価値・教養・感性等」を生涯を通じて涵養していく上でも、極めて重要とされています。   
　読んだ冊数の増加等の量的な追求ではなく、子ども自身にとって大切な一冊、心を動かす一冊に出会うための機会を増やす取り組みをとおして、主体的な読書活動への意欲づけを図り、子どもたちのさまざまな創造的な活動へとつなげていくことを目指します。

　また、地域のさまざまな人と連携して子どもの読書活動を応援できる環境づくりの推進に取り組んでいる学校もあります。地域で子どもと本をつなぐ自主的な活動を長年続けている団体の中には、始業前の時間帯に、校内放送を活用した読み聞かせに取り組んでいるものもあり、優秀な実績をあげたPTA活動として2022年度に文部科学大臣から表彰を受けています。