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「読書の秘密」シンポジウムを開催しました

[2023年10月25日]

ID:54179

日本ペンクラブ「子どもの本」委員会企画シンポジウム「読書の秘密」

日時:2023年10月21日(土曜日)

場所:西川アイプラザ(岡山市北区幸町)

主催:一般社団法人日本ペンクラブ 企画「子どもの本」委員会

協力:岡山市・岡山市文学賞運営委員会

 日本ペンクラブ「子どもの本」委員会企画シンポジウム「読書の秘密」は、翻訳家の河野万里子さんの司会で始まりました。

 第1部では、「みんなで語ろう、読書の秘密。本を読むって楽しいの?」というテーマで、作家の片川優子さん、那須田淳さん、森絵都さん、ひこ・田中さんがそれぞれの読書体験や、思い出に残っている作品などの紹介をされました。「好きなものを読めるのは極上のスープの時間」、「本を読むことは本の作者と対話をすること」といった楽しい言葉も飛び出しました。

 第2部では、4人の作家の方々に加え、岡山県立岡山城東高等学校、岡山県立倉敷古城池高等学校、就実高等学校、清心女子高等学校、創志学園高等学校の高校生が加わり、作家の方々から高校生に質問をするという形となりました。

 「紙の本とデジタル(電子)本の使い分け方はどうしていますか?」、「今は色んな娯楽がある中で、どうして本を読み続けているのですか?」「本を読んでいて孤独を感じませんか?」「読む、と、書く、は同じ線上にありますか?」といった質問が投げかけられ、高校生の方々がそれぞれしっかりと回答されていました。

 「本は優秀な娯楽のひとつ」、「ドラマは勝手に話が進むけれど、読書は自分のスピードで読めるのがいい」、「本を読んでいたら、隣に友達が居てくれた」といった素敵な言葉やエピソードを紹介してくれました。

 最後に高校生から「小説に完成はありますか?」という質問がありました。その質問に対して作家の方々からは、「終点はあっても完成はない」、「完成しなければならないと思わなくてもいい」、「完成なんてしないけれど、ここで終わってもいいかな、という時がくる」といった回答があり、高校生も会場の来場者もうなずきながら、熱心にお話を聞いていました。

シンポジウム

お問い合わせ

岡山市役所市民生活局スポーツ文化部文化振興課

所在地: 〒700-8544 岡山市北区大供一丁目1番1号

電話: 086-803-1054

ファクス: 086-803-1763

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