3歳になると、衣類の着替えなど何でもひとりでしたがり、頑張るようになります。そんな時は、あまり手を出さないで子ども自身にやらせてあげて、失敗しても叱らずに必要があれば手を貸してあげるようにしましょう。早寝早起きを心がけ、テレビ・ビデオなどは時間を決めて視聴させましょう。
外でしっかり遊ばせましょう。電車ごっこやままごとのような「ごっこ遊び」、泥・砂・水・粘土やブロックを使った遊びを取り入れるといいですね。また、絵本はストーリーが分かるようになります。簡単な物語を読んであげましょう。
お友だちとよく遊びたがるようになるので、その機会をたくさん作ってあげましょう。子どもたちは自分勝手に遊ぶためよくケンカをしますが、そのような経験は社会性を育てます。ケンカをしたときは、お子さんの気持ちをくみ取ってあげた上で、相手の気持ちを大人が代わりに伝えてあげましょう。
3歳でおねしょが続いても心配はいりません。遊び疲れたり、よその家に行って気疲れしたときや、寝る前に食べたり飲んだりするとおねしょをすることがあります。尿意を感じて目を覚ますようになるには5歳頃までかかる場合があります。夜中に起こしたり、おねしょをしかるのは逆効果です。
乳歯が20本そろう時期。乳歯のムシ歯は発生や進行が早いので、定期検診を受けさせて。定期的にフッ素塗布を受けたり、フッ素入りの歯磨き剤を使うこともムシ歯の予防に効果的です。
また、かむ力を育むために歯ごたえのあるものを食べさせましょう。ゆっくりよくかむことでアゴの骨の発達をうながし、永久歯にもよい影響を与えます。親が率先してよくかんで食べてみせたり、一緒に歯磨きをして良い習慣を心がけましょう。歯並びや指しゃぶりなどが心配なときは、歯科医院で相談しましょう。