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若者と政治をつなぐ場づくり事業

[2017年11月20日]

ID:40586

H29ユースクリエイト

拠点(スポット)で開催された若者の政治参画を促すイベントには市内の中高生らが参加してくれました

解決を目指す課題と現状

18歳選挙権への変化を契機に若い世代の選挙への関心が高まりつつあるが、以下のような状況がある。

  • 若者の投票率が他の世代に比べて低い
  • 身近なはずの地方政治(岡山市政)への若者の関心が低い
  • 国政に比べメディアでの情報などが少ない市政のことを知ることができる身近な場が少ない
  • 若者が他世代の人と身近な地域の政治や街のことを気軽に語り合う機会がない

課題解決の方策

奉還町商店街に拠点(「スポット」)を作り、大学生や専門家が支援し、市政の現状などを扱いながら若者の政治参画事業を行っていく。スポットでは市政の情報や現状を知る機会をつくり、人から学び、気軽に語ることで、政治に関心がない人と政治をつなぐ場所としていく。これまでの活動で政治への関心を持っている人に対しては、その関心の持続と高まりの場としていく。

スケジュール

  • 5月から6月:スポットの周知
  • 7月から2月:スポットのオープンと運営とイベントの開催
  • 年2回:運営メンバーの獲得や研修の実施
  • 年3回:活動の内容を発信するための広報誌の作成、配布

実施団体と協働部署の役割分担

実施団体 NPO法人 YouthCreate

  • 若者が集い、政治について 語ることのできる場の運営
  • 政治を身近に感じられるような情報の編集と発信
  • 大学生の巻き込み

協働部署 選挙管理委員会事務局

  • 市内中学校への情報提供
  • 県教育委員会や県選挙管理委員会との連絡・調整
  • 場の運営上のリスク管理に関する助言

提案書など

のっぷの取材レポート

2017年12月16日(土曜日)に奉還町商店街にある「WASAOSPOT」で、「ONE CUT OKAYAMA~写真を通して岡山の街について考えよう~」が開催され、のっぷもおじゃましました。

「WASAOSPOT」は、中高生や若者が気軽に街や政治に触れられ、大学生と何気ない会話をしながら語れる場所で、NPO法人Youth Createが2017年7月から毎週2回運営しています。その中で大学生が毎月1回程度若者の関心の高いテーマでイベントを企画して、多様な若者を巻き込んで開催されています。

プレゼンの様子の写真

プレゼンの様子

今回は「未来に残したい岡山市の風景」というテーマで写真を撮影し、撮影者がプレゼンを行い、写真のユニークさや美しさ、未来に残したいと共感するかを競い合うコンテストです。ゲスト審査員としてインスタグラマーの榊原さん、そして岡山市選挙管理委員会の薬師寺さんと来場者が審査しました。12名から23作品の応募があり、1次審査を通過した高校生、大学生、社会人6名によるプレゼンが行われました。

家の近く普段何気なく歩いている道に咲く花や、岡山市に来たときのずっと印象に残っている風景、ココが好きな場所なんですと様々な風景をプレゼンされ、どれも素敵な写真ばかりでした。

受賞作品

最優秀賞 神崎向日葵さんの作品

プレゼン以外にも、岡山市の「平成29年度当初予算の概要」から、岡山市が岡山城の魅力アップのためにいくら使っているのかについて大学生スタッフから紹介があり、「初めて聞いた。」「学校で少し聞いたことあったけど、岡山城に来てもらうために力を入れているんだ!」と市政について触れる機会にもなりました。

集合写真

前列中央が神崎さん、左側が優秀賞・有本日南人さん、右側が優秀賞・光岡歩美さんです!

最優秀賞を取られた神崎向日葵さんは、「互いの岡山市への気持ちをシェアする時間がとても有意義でした。」と言われており、参加者それぞれが岡山市について考え、話す機会となりました。
普段何気なく撮っている写真、歩いている風景といったことからも岡山市政について考える機会に繋がることを実感し、政治がより身近なものに感じられるものでした。

協働事業を振り返って

ESD・市民協働推進センターより

SPOTや事業を多くの市民に発信することができました

定期的に開催されたイベントには多くの参加者のほか、地元メディアも訪れ、様々な媒体を通じてSPOTや事業の情報を発信することができました。初年度は高校生のニーズが掴めず日常的な利用人数は伸び悩みましたが、2年目からは1年目の実績と反省を生かして効果的にSPOTを活用することが期待されます。

事業の担い手育成が進んでいます

大学生スタッフがSPOTの運営やイベントの企画・運営に積極的に関わり、事業の担い手としての経験と政治についての見識を深めることができました。政治参画の意義や魅力を伝えられる人材が育つことはこの事業の成果と持続可能性を同時に向上させるものとなるため、今後も力を注いでいただきたいと思います。

事業報告書など