第8回「おかやま協働のまちづくり賞」のインターネット投票は終了しました。
たくさんの投票ありがとうございました。
投票期間 令和5年9月30日(土曜日)午後5時まで
千種学区内の単位町内会の各防災会は、岡山市と合併する前の瀬戸町時代に、神戸大震災を契機として防災会を立ち上げました。しかし、その活動は低調で多くの防災会は、休眠状態のまま経過していました。
平成19年岡山市と合併、平成24年に千種学区連合町内会が発足したのを契機に、学区全体で防災訓練に取り組むことになりました。 そして、平成26年から災害に強いまちづくりを目指して総合防災訓練や避難訓練を実施してきました。
そして、平成30年の西日本豪雨での教訓を生かし、災害時避難行動要支援者個別避難計画の策定を行いました。
その他、避難所運営リーダーの養成や、防災士の養成を行って、人材育成にも積極的に取り組んでいます。 この地域に暮らしている人々が安心して生活ができる地域を目指して活動を進めています。
私たちの住む藤田地域は海抜ゼロメートルの干拓地のため、液状化の危険性が高いほか、避難できる高い建物もほとんどなく、南海トラフ巨大地震の発生時には甚大な被害の発生が予想されています。また、町内会の役員交代により、地域の防災力向上のための取組を継続・発展させることが困難な状況が続いており、体制の再構築が課題となっていました。
そこで、平成29年に「大規模災害対策委員会」を立ち上げ、地域の様々な主体との協働によって系統的に研修・訓練を実施しながら「誰もが安心して暮らせる二藤学区」づくりを進めています。
地域防災力の向上のため、防災・減災の専門家による市民の災害リスクと警戒・避難に対する意識啓発を目的として活動しています。
そのうち、岡山市4区内において、公民館事業「まち歩きによる防災マップづくり」の支援をボランティア活動として実施しています。
また、各公民館の小学校区連合町内会を対象に、その地区の災害リスクを自然・社会条件、ハザードマップをもとに「座学研修」を行い、さらに代表町内会を対象に「まち歩きによる防災マップづくり研修」を開催しています。
参加者は我がまちの(1)避難場所、(2)危険な場所、(3)災害時に役立つものをまち歩きにより調べ、防災マップの原図を作成した後、技術士会でデジタル化したものを町内会に提供しています。コミュニティが希薄と言われる中心市街地において大規模災害の対策は街ぐるみで進めていくことが重要と考えます。出石地区自主防災会連合会は地域全体の防災力を高めるため地元住民やマンション居住者・行政・学校・企業等と協働し、防災知識の共有や意見交換・要支援者支援・防災減災訓練等の活動を行っています。また、在宅避難が予想されるマンション住民について地区内で独自の災害対策を始めたマンションの先進事例を基に勉強会を開催。マンションの防災力を高める活動もしています。さらに近隣住民同士の共助を推進するため「防災マンション認定制度」の要望書を岡山市長に提出。今後も地域全体で災害に強い街づくりに取り組んで参ります。
「やらなければいけない」から「年一回ならやってみたい」と思えるゆるくつながる地域防災事業。岡山駅前中心部は、住宅と飲食店、ホテル、百貨店など、まちを構成する役割が複数ある「混在エリア」です。学校の統廃合で避難所が少なく、大災害のときには行政機関や消防等の動きを待つだけでなく、ひとりでも多くの命を救うために、その場にいる人同士で、救出救助活動や初期消火活動を行うことが求められます。町内会やマンション自治の単位を超えた枠組みで地域防災に取り組むことが必要と考え、地域事業者も巻き込み、一緒に防災について考え、有事には共助ができる『顔の見えるインフラ=防災コミュニティ』づくりを目指しています。
災害時「逃げる」に困るさまざまな塞がりのある方が地域には多くいます。個別避難計画作成が進む中、要配慮者の受け皿のイメージがつきません。要配慮者数と福祉避難所受入れ人数が明らかに違うことやマンパワーも環境整備も準備が出来ていない現状と課題を知り要配慮者の逃げ先を増やしていくことをみんなで取りくんでいます。
「地域住民」「自治体」「関係機関」「医療・介護の専門職」などそれぞれの立場の人が「協働」して取り組める仕掛けをしていき、課題の共有、配慮が必要な方への対応のポイントや手立てを考えた上で住民主体で避難所設営を一般避難所で行い、福祉スペースの可能性を図っていくことで誰もが取り残されない優しい地域を目指します。
親子で楽しめるイベントで気軽に防災への取り組みや、非常時の知識・行動を身につけることで、家族や地域の絆を強め、共助の出来る災害に備えてしなやかな地域を作ることを目標に、浮田学区では初めての防災イベントが計画しました。本イベントでは、浮田学区消防団をはじめ、老人養護施設や地域の外国人とも協力し、誰もが楽しく学べる機会を提供することを目標にしています。
地震、津波など様々な大規模な災害時には、地域における防災活動が重要な役割を果たします。特に若者の力は大きく、被災地の避難所等で力を発揮した事例も多くあります。自分自身の身を守り、安全を確保するとともに、自分の周囲の命をも守れる行動が出来るようになる若者を育成することが重要になります。
そのためには、早い段階からの防災教育が必要です。そこで、地域のこども園園児から小学生、中学生、高校生までを対象とした防災教室を開催し、地域の安全と安心を担う人材の育成に役立て、各学校園が連携することにより、一宮地域の若者防災ボランティアのネットワークをつくり、防災力の向上を目指します。住民が防災についての学びをアップデートしながら、日頃からの付き合いを大切にし、いざという時に声を掛け合え、助け合える関係性を作ることが重要です。居住年数の浅い家庭、外国人、障がい者、乳幼児から高齢者まで誰も取り残さないためのつながりづくりを目指して取り組んでいます。
災害時に医療的ケアが必要な子ども(以下:医ケア児)と支援者をつなぐ個別避難計画書作成システム「イッツミー!」の開発を行っています。医ケア児の家族が、避難時の自助・共助に必要な情報をスマホやタブレットで気軽に記録・更新でき、医療従事者や支援者への情報共有の有無も選択できます。このシステムを検証するためのイベント「楽しく防災キャンプ」では、手動式の医療器具や防災アイテムなどを体験しました。地域内外の人々を対象とした「支援者養成講座」を構築し、支援者の輪を広げる活動も行っています。定期的に茶話会やワークショップを行うことで、当事者・支援者のコミュニティを作り、医ケア児が当たり前に暮らせる地域を目指しています。
おかやま協働のまちづくり賞の応募条件を満たさなかったため、ご応募に至らなかった取組について、参考として掲載いたします。