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【第8号 平成15年9月5日 発行】

 足守川 水辺教室

写真: 水辺教室風景 恒例の岡山市環境調整課主催の"足守水辺教室"が8月19日(火)に開催されました。

夏の終わりを親子で楽しむ!

 楽しみにしているのは…どうやら、お母さん!?

写真: 水辺教室風景 この水辺教室は既に17回目となっており、子ども達とお母さん方の間で密かな話題のイベントになっているのです。

 それは子ども達に、ボツボツ夏休みが終わりに近いことを感じさせるものでもあります。そう、お母さんも一緒に悩む「まだできていない宿題」を完成させる絶好の『勉強と名残惜しい最後のあそび』の節目の行事でもあるのです。

 それは、申し込みが多くてキャンセル待ちが出るほどのイベントになっていることや、どうやら子どもじゃなくてお母さんが率先申し込みしているらしいこと、会場でメモと鉛筆をもっていたのはお母さんが多いことから推察できました。

 足守川は元祖「水辺教室」の地

写真: 水辺教室風景  内藤課長にお聞きすると、もともと公害課が川の水質検査をしていたころ、水がきれいでないとその川で動植物が健康に育たないと考えて始まった企画のようです。だからこの足守水辺教室は、環境保全の必要性を一般の人にも意識してもらう草分け的企画といえましょう。

 興味をもって環境保全に!

写真: 水辺教室風景 岡山は全国的にも希少なスイゲンゼニタナゴやアユモドキ、スジシマドジョウなど絶滅が心配される魚を含め多種類の魚が生息しています。だから、できるだけ多くの人に、川の環境保全に興味をもってもらいたいものです。

 参加者を指導される先生方は環境や水辺の生物についての専門家の方や研究者の方ばかりなので、先生と問答しているうちに難しい川の成り立ちの話などが、頭に入ってしまうように進められていきます。

 指導者の先生の一人、泰山先生に環境と水辺の生物の話とどう一致していくのかお聞きしてみました。「子ども達が『トンボ』なら『トンボ』に興味を持ってくれれば、少なくなっているトンボをどうやって守るかというところへ到達するんじゃないでしょうか」とのことでした。

 

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