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【第8号 平成15年9月5日 発行】

 アダプトプログラム部門・活動紹介

写真: 五番川フラワーロード メンバー 五番川フラワーロード 岡山市藤田

広がる田園地帯に一本の花の道

写真: 代表の白神節子さん
代表の白神節子さん
写真: 1998年12月発展途上の頃
1998年12月発展途上の頃

 発足して5年! 170本のハナミズキと81個の樽型の鉢で…

 8月の青々とした田園地帯が広がる藤田地区・五番川右岸に、花の道が500メートル続いています。美しいひびきのネーミングの通り、「五番川沿いを花いっぱいの道にしよう!」と、五番川フラワーロードが平成10年に発足しました。代表の白神節子さんを始めとする女性10人のメンバーで、活動されている皆さんは、気心知れたご近所仲間でもあります。

 ここには、季節の花の苗が植えられる大きな樽型の鉢が81個。その間にピンクと白のハナミズキが170本も植えられています。ハナミズキは管理がしやすいよう背丈くらいに剪定されています。そして、川沿いの花壇には花手毬をトリミングして華やかさを増しています。

写真: 興陽高校の生徒たちと一緒に受講
興陽高校の生徒たちと一緒に受講!

 管理は大変だけど

写真: 五番川フラワーロード メンバー このフラワーロードは今ではきれいに整備され、道行く人に美しい姿でこの地域を和ませてくれていますが、ここまで仕上がるには、地域の協力とさまざまな苦労があったようです。発足当時は、近くの県立興陽高校の先生に苗作り・土作りなどの園芸指導を受け、さながら生徒の皆さんと共に青空教室です。一人あたり月500円の積立て貯金で苗・肥料・予防薬などの購入にあてています。

 メンバーの一人は失敗談として、冬の水撒きで川に落ちてしまったとか。「苗作りでは水をやりすぎて苗を腐らせたこともありました。花よりどんどん成長する草取りや水撒き・防虫駆除などの管理も大変です」と、メンバーの皆さんは口をそろえて苦労話を語ります。

 「水撒きは担当場所を決めて負担のかからないようそれぞれが自主的にしてるんです」さらに、「ペット連れのマナーはいいし、ご近所の方が散歩されると『きれいじゃなぁ!』と声をかけてくれると嬉しいんですよ」と、代表の白神さんは目を輝かせていました。

 フラワーロードを飾る花

写真: 五番川フラワーロード メンバー 苗の植え替えは年二回で、秋から春にかけてはパンジー・ハボタン・冬知らず・ノースポールやハナミズキなどの花が楽しめます。今の時期は、マリーゴールド・花手毬・ポーチュラカ・ペチュニアなど色とりどりに咲き乱れ、ただ今夏の花真っ盛りです。10月頃までは楽しめるそうです。 

 将来は公園化を夢見て、ますます活動に励むメンバーの方々でした。みなさんもぜひ一度、藤田の五番川フラワーロードへ足を伸ばしてみてはいかがでしょうか?(市民環境記者 大月)

写真: 五番川フラワーロード写真: 五番川フラワーロード写真: 五番川フラワーロード

 

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