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【第9号 平成15年12月16日 発行】

 アダプトプログラム部門・活動紹介

写真: 旭電業株式会社 旭電業株式会社

岡山市西市430番地
創業昭和25年 事業内容/電気工事業・電気通信工事業(屋内外配線及び通信)、消防施設関係工事業、立体駐車場の販売

写真: 旭電業株式会社 旭電業株式会社は、平成12年12月にISO9001認証取得後、昨年からグリーンカンパニー活動の取り組みを行っています。取り組みについて総務部長の高谷さん・総務課長の井上さんにお聞きしました。

環境意識を常に呼びかけ社員一丸で できるところから

写真: 旭電業株式会社 旭電業株式会社は岡山市西市の本社・西大寺の東備支社をはじめ大阪・神戸・倉敷・津山の支店と、広島・京都・総社・高松・堺に営業所があります。事業内容は、電気工事の施工管理、屋内・屋外の配線など現場施工や設計です。 
 グリ-ンカンパニー活動の実施は本社と東備支社ですが、他の支社・営業所も環境問題には自主的に取り組んでいます。「環境への負荷ができるだけ少ないものをと、松岡徹社長の循環型社会への思い入れが、かなりあります」と高谷総務部長は環境負荷低減をめざして指揮されています。

 工事後の廃棄物

写真: 高谷総務部長
高谷総務部長

 電気工事といえば、出てくる廃棄物は電線・電気機材・照明器具・ダンボールなどです。再利用するもの以外の廃棄物は、最終処分場に行かざるを得ないものが出てきます。数値チェックが気になるのは総務課長の井上さん。そして、営業車や輸送での真夏のアイドリングストップも、運転手からするとかなりきついものはあるようです。

写真: 井上総務課長
井上総務課長

 社内での目標は

 一方社内では、日常の空調温度を冷房28度・暖房20度程度に目標を決めているそうです。高谷さんは「真夏の30度は、腕など汗ばんだ時、机に触れるとベタベタして仕事の能率は落ちますよね。だからエアコンをかける時は、部屋を小さいスペースになるようドアを閉めるようにしています。もちろん照明も省エネ型で必要な所だけ点けられるプルスイッチ型ですよ」と、日々の基本は環境への配慮だということを感じました。

 重視するものは何か…

同社施工 太陽光発電システム
写真: 太陽光発電システム
旭電業は、太陽光発電システムや燃料電池等の新しい分野に積極的に取り組んで行くとのことです。

 使用済みのコピー用紙を使うことにより節約にはなっている反面、コピー機は紙が詰まりや
すいという問題点も出てくるそうです。社内で使用する用紙はグリーン購入でコストの高い再生紙を使っています。
 高谷部長は「今後は、地球のことを考えて環境負荷をできる
だけすくなくしたいですね」と信念をもって話されました。「受注を増やせば物の消費が増えます。また、お客様に対しては、わかりやすいものにするためパンフレット等は増えますし、どうしてもカラーのものを使用するようになります」と、話されました。

 まず、できるところから

 今後の課題は、環境保全に関する社員間のバラツキを改善することだそうです。二酸化炭素排出量の削減や、水やエネルギーの節約などを常に実践できるよう、かけ声やスローガンをかかげて、高谷さん達は2年目のグリーンカンパニー活動を継続されます。(市民環境記者 大月)

 

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