岡山城の石垣「3種類の積み方を確認」
岡山城の石垣はなぜ犬島の石を使用したのでしょうか。犬島は岡山藩の領土で、島内には無尽蔵に良質の花崗岩がありました。島内には石を運び出す大きな道もあったと聞いています。
昔は機械がないので、陸を運ぶのは大変で、海から運ぶ20倍も費用がかかったそうです。海だと、大きな石は筏に吊して浮力を利用し海の引き潮満ち潮を利用して運びます。海を渡り旭川を上ればお城のすぐ下まで運べます。岡山城の石垣は犬島の石を使うことが最も便利だったと思われます。
築城には石垣に建物の20倍もの石を積むそうで、岡山城は約2万8千個という膨大な数が使われています。石垣ができたらお城は8割方できあがったと思っていいそうです。
岡山城の石垣は3種類の積み方が確認できます。