しかしその時、ふとおかあさんのこえを
思い出しました。
「待っておいで。おいしいものを
とってきてあげる。」
すると、そこにぶどうのなっている
わけがわかりました。
「そうだ。」
そう思うと、今はどこにいるか
わからないおかあさんに、
こえをあげて、おれいをいいました。
「おかあさん、
ありがとうございました。」