5. 廊下門 |
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本丸の北側から中の段に上るための裏(搦手)門である。本段の張出部から中の段にかけて上屋が渡され、その下に門扉を設けた櫓門の型式をとっている。上屋は、本段御殿に住む藩主が中の段の表書院に降りる道筋に当たり、この門の名の起こりとなった。月見櫓と同じく1620年代に池田忠雄が建てたものであるが、明治になって取り壊された。現在の建築は昭和41(1966)にコンクリートで再現されたものである。なお、30mほど背後の中の段内に廊下門の前身となる裏門跡が埋め込まれている事が、発掘調査で判っている。 |
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