6. 中の段の表書院跡
史跡整備を待つ中の段
表書院は中の段いっぱいに広がっていた御殿建物群で、岡山藩の政治を行う場や藩主公邸としての役割を果たした。南には玄関があって、藩主が藩士と対面したり議事を行う大広間、北に藩主が執務を取ったり休息する部屋、北東には儀式用の料理を作る台所が配されていた。また、半ば北寄りの中庭には池や能舞台・茶室があった。
さまざまな遺構が発掘調査で発見され、その成果に基づいて史跡としての展示や整備をめざした事業が進行中である。
発掘中の表書院跡