岡山市では「国連ESDの10年」が始まってから、公民館が地域のESDの拠点となり、環境や国際理解など多様な切り口から地域の課題解決に取り組むなど、自然と共存し、互いに尊重しあい、共に生きることのできる社会を目指した取り組みを進めてきました。
一方、コミュニティー学習センター(CLC:Community Learning Centre)※は、識字教育・職業訓練や住民主体の学習・地域づくり・ネットワークの拠点として、アジアを中心に展開されており、持続可能な社会づくりの拠点になっています。
そこで、持続可能な社会づくりに向けた公民館とCLCが互いの経験を持ち寄り学びあうことで、取り組みの共通点と相違点を知り、成果と課題を議論し、持続可能な社会づくりにおける公民館・CLCのビジョンを討議し、その実現に向けた方策を提言することを目的に開催しました。
※CLC:アジア地域のユネスコが設置を推奨し、タイやインドネシア、ベトナムなどの諸国に設置が進んでいるコミュニティ学習センターで、日本の公民館に近い性格を持っています。
2014年10月9日(木曜日)から10月12日(日曜日)
※分科会では、国内の公民館、CLCなどとともに岡山市の公民館がグループを組み発表しました。
会議には、海外から約100名の参加者をはじめ、公民館、CLCなどで地域課題解決のための、教育活動、社会活動を行っている方々が参加し、各地の取り組み報告をもとに、話し合いを行いました。
全体会でも、分科会でも、会議参加者として、一方的に報告を聞くだけでなく、参加者同士で語り合う場面をつくり、その話し合いが、最終日の成果文書「岡山コミットメント(約束)2014」となりました。成果文書の作成について説明する末本さん(神戸大学教授)とロビーさん(アジア南太平洋成人教育協議会会長)
オープニングの様子
オープニングの様子
一日目午後の全体会は、海外・国内の事例について報告されました。(写真は飯田市の公民館のみなさん)
全体会で海外・国内の事例について発表している様子
質疑・意見交換が活発に行われている様子
質疑・意見交換が活発に行われている様子
質疑・意見交換が活発に行われている様子
「光南台ウィンドアンサンブル」のみなさんによる演奏が行われました。
参加者同士の交流が行われ、会場は和やかな雰囲気に包まれました。
「開催レポートその2」では、岡山市内にある5つの公民館とOCCで行われた分科会や、成果文書が採択されるまでの様子などについてご紹介します。
会議の様子だけでなく、各公民館で行われた「おもてなし」にも注目です!
(岡山市ESD世界会議推進局)