集合写真
「ESDに関するユネスコ世界会議」のステークホルダー会合の一つとして、2014年(平成26年)11月7日(金曜日)に「ユネスコESDユース・コンファレンス(以下、ユース・コンファレンス)」が、岡山市にて開催されました。
(主催:ユネスコ、文部科学省、日本ユネスコ国内委員会、岡山市および公益財団法人五井平和財団)グループディスカッションの様子
当会議には、世界180ヶ国5,000名の応募者の中から選ばれた18歳から35歳までのESDを実践する若いリーダー(50ヶ国より50名)が参加しました。また岡山市をはじめ、日本各地からESDやユース活動に携わるオブザーバー兼ボランティア(23名)が参加しました。
ユース・コンファレンスは以下の目的で開催されました。
分科会の様子
2015年11月6日(木曜日)にはプレコンファレンスが開催され、11月7日(金曜日)に会議の本番を迎えました。会議当日、イリナ・ボコバユネスコ事務局長は「私たちを待たずに、前進してください。若者は世界をリードできるのです。そうすれば世界はあなたたちについて行くことを、私はお約束します」と述べ、若者たちを激励しました。
振り返りの様子
分科会や全体会の議論の結果として、「ユース・ステートメント(宣言)」が採択されました。
ユース・コンファレンスの参加者は、愛知県名古屋市で開催された世界会議に出席し、当宣言を発表するとともに、積極的に意見や考えを各国の政策決定者やESDの専門家と共有しました。ワークショップでの討議や、自ら企画して開催したイベントを通して、ユースを重要なステークホルダーとして認識してほしいこと、そして世代間の協力を望んでいることを強く訴えました。岡山市の公募を通して選出され、ユース・コンファレンスにオブザーバー兼ボランティアスタッフとして参加したのは15名。
参加者のアテンドや、会議を傍聴した他、オープニングセレモニーとフェアウェルパーティー、エクスカーションなどにも参加し、国内外からの参加者と交流を深めました。彼らは、世界の様々な場所で、それぞれの地域課題に向き合いながら、ローカルな視点・グローバルな視点を持って活動しているESD実践者からたくさんの刺激をうけたようです。会議終了後には、次のような感想が寄せられました。
また、2015年1月には、オブザーバー兼ボランティアの有志で、報告会を開催。会議で得た経験を活かして、どのように具体的な行動に移していくかについて議論しました。また、今後も報告会などの活動を継続する予定です。
参加者や、オブザーバー兼ボランティアスタッフたちは、会議での経験をそれぞれの分野で活かし、社会を担う未来のリーダーとして活躍の場を広げていってくれることを期待します。(岡山市ESD世界会議推進局)