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♯29「『ユネスコESDユース・コンファレンス』開催報告」

[2015年2月25日]

ID:38350

「ユネスコESDユース・コンファレンス」の概要

ユネスコESDユース・コンファレンスの参加者の集合写真

集合写真

「ESDに関するユネスコ世界会議」のステークホルダー会合の一つとして、2014年(平成26年)11月7日(金曜日)に「ユネスコESDユース・コンファレンス(以下、ユース・コンファレンス)」が、岡山市にて開催されました。

(主催:ユネスコ、文部科学省、日本ユネスコ国内委員会、岡山市および公益財団法人五井平和財団)
机を囲んでディスカッションを行う様子

グループディスカッションの様子

当会議には、世界180ヶ国5,000名の応募者の中から選ばれた18歳から35歳までのESDを実践する若いリーダー(50ヶ国より50名)が参加しました。また岡山市をはじめ、日本各地からESDやユース活動に携わるオブザーバー兼ボランティア(23名)が参加しました。

ユース・コンファレンスの目的

ユース・コンファレンスは以下の目的で開催されました。

  1. 世界各地でESDを実践する若いリーダーたちが集い、対話と学び合いを通して向上できる場を提供すること。
  2. 若者のESD活動、特に彼らの革新的な手法を共有すること。
  3. 「ESDに関するユネスコ世界会議」への提言を「ユース・ステートメント(宣言)」としてまとめること。
  4. 若者たちのESDへの関与を促進し、2015年(平成27年)以降の行動に向けたコミットメントを促すこと。
分科会の参加者で話し合う様子

分科会の様子

2015年11月6日(木曜日)にはプレコンファレンスが開催され、11月7日(金曜日)に会議の本番を迎えました。会議当日、イリナ・ボコバユネスコ事務局長は「私たちを待たずに、前進してください。若者は世界をリードできるのです。そうすれば世界はあなたたちについて行くことを、私はお約束します」と述べ、若者たちを激励しました。

「ユース・ステートメント(宣言)」

参加者で振り返りを行う様子

振り返りの様子

分科会や全体会の議論の結果として、「ユース・ステートメント(宣言)」が採択されました。

ユース・コンファレンスの参加者は、愛知県名古屋市で開催された世界会議に出席し、当宣言を発表するとともに、積極的に意見や考えを各国の政策決定者やESDの専門家と共有しました。ワークショップでの討議や、自ら企画して開催したイベントを通して、ユースを重要なステークホルダーとして認識してほしいこと、そして世代間の協力を望んでいることを強く訴えました。

会議を支えたオブザーバー兼ボランティアスタッフ

岡山市の公募を通して選出され、ユース・コンファレンスにオブザーバー兼ボランティアスタッフとして参加したのは15名。

参加者のアテンドや、会議を傍聴した他、オープニングセレモニーとフェアウェルパーティー、エクスカーションなどにも参加し、国内外からの参加者と交流を深めました。彼らは、世界の様々な場所で、それぞれの地域課題に向き合いながら、ローカルな視点・グローバルな視点を持って活動しているESD実践者からたくさんの刺激をうけたようです。会議終了後には、次のような感想が寄せられました。

  • ESDについてより多くの人に知ってもらう必要性を感じた。
  • 岡山でもESDについて話し合う会議を開きたい。
  • 日本のESDの取り組みをもっと世界に伝えたい。
  • ユースの表現する力、伝える力、「伝えたい」という思いに感動した。私も表現力を磨いていきたい。
  • ESDの仲間を大切に、お互いに刺激し合っていきたい。
  • 自分の得意分野を極めて、社会にどのような貢献ができるのかを考えたい。

また、2015年1月には、オブザーバー兼ボランティアの有志で、報告会を開催。会議で得た経験を活かして、どのように具体的な行動に移していくかについて議論しました。また、今後も報告会などの活動を継続する予定です。

参加者や、オブザーバー兼ボランティアスタッフたちは、会議での経験をそれぞれの分野で活かし、社会を担う未来のリーダーとして活躍の場を広げていってくれることを期待します。

(岡山市ESD世界会議推進局)

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