10年程前、ダルマガエルが生息する水田に店舗進出が決定したことを契機に、「ダルマガエル引越し作戦」が多くの人の手を借り展開されました。その後も生息調査や環境整備を行う有志の活動が「おかやま大野ダルマガエル保全プロジェクト」によって継続されています。
幅広い世代の地域住民が交流しながら体験学習することで、地域の自然環境の魅力を実体験し、自然環境に興味関心を持つとともに、保全についても考える場とします。
小学生とその保護者及び一般成人。
ダルマガエル保全田んぼ「ダルたん」で、ダルマガエルや水辺の生き物を捕まえて観察します。観察後は、数の確認やその生き物が生きていけるための環境について考えます。
「ダルマガエルは『メーメー』って鳴くんだよ。」
知識として知っているのと、実際を知るのとは一味違います。実際にその場に立って、本物と出会うことが、第一歩です。
学生は地域学習でダルマガエルのことを勉強したことがあっても、大人は知らない人が多いという現状があったので、地域に絶滅危惧種を中心に多くの生き物が生息していることを学ぶ良い機会となりました。また、観察会をきっかけに「保全プロジェクト」に参加する家族もいました。
引き続きダルマガエルが生息していける環境について考える人を増やしていきたいと思います。また、小学生とその保護者だけではなく、大人を中心に地域にの中にダルマガエルやダルマガエルが住みやすい環境について理解を深め、行動につなげられる人を増やしていきたいと考えています。
ダルマガエルや水辺の生き物に関心のある方ならどなたでも参加できます。まずはダルマガエルの観察からはじめてみましょう。
例年7月第1土曜日(予定)