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平成28年10月24日市長記者会見

[2016年10月27日]

ID:12060

平成28年10月24日市長記者会見議題

  • 岡山芸術交流2016の経過等について
  • 生涯現役応援センター1周年記念セミナーの開催について
  • 岡山城×ウルトラマン50年史記念展の開催について
  • おかやま秋の収穫祭 地産地消マルシェの開催について
  • 健幸ポイントプロジェクト1年後の効果について
  • 「日中韓3か国地方政府交流会議」「介護保険サミット」の開催結果について

平成28年10月24日市長記者会見資料

岡山芸術交流2016の経過等について

 皆さん、おはようございます。
 はじめに、芸術交流2016の経過についてお話を申し上げます。
 芸術交流2016が、10月9日から開催され、初日延べ来場者数が約20,000人、10月23日までの14日間、合計来場者数は約86,000人と、多くの方にお越しいただきました。
 このような中で作品についてはさまざまな感想が聞こえてきております。よく分からないとおっしゃっている方もおられます。また、とても興味深い、面白いと言う方もいらっしゃいます。しかし、まさに全体としては現代アートに関心を持っていただいていると、我々としては感じているところでございます。
 一方で、開幕初日に行われました、本展出展のアーティストのうち19名が参加したアーティスティックトークでは、ディレクターのリアム・ギリック氏が進行役となり、アーティスト自らがテーマの「開発」について語ったり、作品についての解説や制作秘話などが披露され、岡山芸術交流の名にふさわしいオープニングイベントになったと思っております。
 また、本展とあわせて行う、岡山の人・場・文化を開き、発信するパブリックプログラムにおいて、10月10日には「瀬戸内アートリージョンの可能性」、先人から引き継ぐ地域資産と芸術文化の醸成」と題したシンポジウムでは、石川総合プロデューサーや福武財団の福武英明氏、また瀬戸内ホールディングスの神原氏によるシンポジウムが行われ、アートエリアとして注目を集める瀬戸内地域の将来像について語り、満員御礼で終了したところでございます。
 県内小学校の児童向けの鑑賞会も始まっており、子どもたちが作品に対して鋭い視点を披露するなど、楽しく作品に触れていただいているところでございます。今後は、アーティスティックトーク、シンポジウム、ワークショップ、一般向け鑑賞会などが予定されておりますので、ぜひともご参加いただければと思います。会期末まで、現代アートの鑑賞と様々なイベントでさらに盛り上がっていくことを期待しております。

生涯現役応援センター1周年記念セミナーの開催について

 次に、生涯現役応援センター1周年記念セミナーの開催について、お知らせいたします。岡山市では、ほぼ4人に1人が65歳以上の高齢者という超高齢社会を迎えております。活動する意欲のある高齢者が、現役引退後も培った知識や経験を活かして社会参加することが地域社会を支えるとともに、健康寿命を延ばすことに繋がるのではないかと思っております。
 この社会参加を応援するための相談窓口として、昨年9月25日に生涯現役応援センターを岡山市社会福祉協議会への運営委託により、ひまわり福祉会館内に開設しました。開設から1年を経過した9月末までの実績といたしましては、相談件数が1,265件、有償・無償ボランティアへのマッチング件数が135件、その他として就労を希望される方をハローワーク等へおつなぎした件数が28件となりました。
 また、このセンターに登録して活動されている方のご紹介をいたします。まずは90代の女性の方です。週に1回、近くの老人ホームで話し相手のボランティアの活動をされている方は、生活にメリハリができて楽しいとお話しされております。また、70代の男性、老人ホームでの話し相手や外国人技能研修実習生の寮の管理人をされている方は、今日行くところがある、自分を待ってくれている人がいるのが励みになると話をされております。
 着実な歩みを始めた生涯現役社会づくり事業でございますが、今後さらに多くのシニアの方に生きがいを持って充実した生活を送っていただくため、岡山市社会福祉協議会との共催により、生涯現役応援センター1周年記念セミナーを11月21日午後1時30分からさん太ホールで開催いたします。このセミナーでは、現在活躍しているシニアの方をお招きして、活動を機に生き生きと働くシニアの姿を紹介いたしますので、ぜひセミナーにお越しいただきたいと思います。

岡山城×ウルトラマン50年史記念展の開催について

 続きまして、「岡山城×ウルトラマン50年史記念展」の開催についてお知らせいたします。岡山城天守閣は、この11月3日に再建50周年を迎えます。50年前、市民の皆さまの熱意とともに皆さまからの寄付や厚意ある篤志家の格別な後援を得て再建された岡山市民共有の貴重な財産でございます。この50周年を記念して、11月3日から11月30日までの期間、同じく今年50周年を迎えたウルトラマンとコラボレーションをした企画を開催いたします。
 天守閣内では、岡山城とウルトラマンの50年の歴史を振り返るパネル展示、ウルトラマンと一緒に撮影ができるフォトブースや、バーチャル・リアリティーを使ってウルトラマンの目線を体感できるブースを設置します。イベントの詳細については資料をごらんいただきたいと思います。
 今回、迎えた再建50周年をきっかけとして、あらためて市民の皆さまに岡山城への関心を持っていただくとともに、岡山城という歴史的な空間において、これまでと違った趣向の展示を行うことで、次の50年間も皆さまから愛され続けるよう、岡山城の新たな魅力を創造し発信していきたいと考えております。

おかやま秋の収穫祭 地産地消マルシェの開催について

 続きまして、11月6日、午前8時から北区幸町の下石井公園で開催する「おかやま秋の収穫祭 地産地消マルシェ」についてお知らせいたします。
 このマルシェは岡山市の農業、農村の魅力発信、地域の高品質な農産物に対する市民や市内事業者の購買意欲を高めるため、市民みんなで秋の収穫を祝う年に一度の農業祭りとして今年初めて開催いたします。
 当日は、産地直送の野菜の販売、連携中枢都市圏自治体の特産品の販売、食や農に関係する高校のブース、米粉フェスタ2016ブースなど、およそ70ブースがお目見えします。また、市内生産者の販路拡大、取引拡大を目指し、生産者の農産物を使って地元料理人が新しい料理を開発するマッチング企画も8月から進めてきており、当日は市内19の飲食店が趣向を凝らしたオリジナルの地産地消メニューを会場で販売します。岡山の秋の恵みがたっぷりと詰まったこのマルシェへ、多くの市民の皆さまにご来場いただけることを期待しております。メディアの方も、ぜひ足を運んでいただければと思います。

健幸ポイントプロジェクト1年後の効果について

会見する大森市長の様子1

 続きまして、健幸ポイントプロジェクト1年後の効果についてご説明申し上げます。
 歩いたり、運動したりすることでポイントがたまる健幸ポイントプロジェクトについて、8月に9カ月目時点の実績報告をさせていただきましたが、このたび事務局である筑波大学から1年後の効果について報告がありましたので、お知らせいたします。
 健幸ポイントプロジェクトでは、参加者に歩くことを主とした健康づくりに取り組んでいただいており、参加者の一日の平均歩数は、事業開始時に比べると、1年後に約2,200歩増加しております。また、こうした運動量の増加に伴い、健康状態の改善効果が出てきております。この資料は、前回私が東京に出張したときに、筑波大学の久野先生から直接渡されて、説明を受けたものです。
 資料1を見ていただきますと、岡山市以外にA市からE市まであります。全体として6市がこのプロジェクトに参加しておりまして、岡山市は全体の中では最も参加者数が多いところです。順位はいろいろありますが、全体的に非常に改善率が高いと私は思っています。
 例えば、肥満度の指数であるBMIの指数は、肥満に該当していた方のうち19.7%までが標準値の範囲まで低下しています。
 また、平成26年度の健診結果において、メタボ及びその予備群に該当した方のうち、35%が平成27年度の健診結果において非該当へ改善しており、歩くことが習慣となり、さらには健康度の向上につながっているものと考えております。
 それから、速報値ではありますが、国民健康保険の被保険者について、事業開始前の平成25年度から事業開始後の平成27年度にかけての1人当たりの年間医療費の伸びを比較したところ、本事業の参加者の年間医療費の伸びは、非参加者に比べて60歳代で6.1万円低く、70歳代では8.7万円低いという結果が出ているところでございます。
 これは非常に分かりにくいので、少し説明をしたいと思います。2の資料を見てください。
 左側の医療費データを見てみると、赤の参加群は21.2から29.3になっていますよね。国保加入者の参加群が、25年に年間212,000円医療費かかっていたものが、平成27年度では293,000円になっています。青線のデータは、赤の参加者群と年齢・性別・医療費が同じような方を国保加入者から選び出しまして、できるだけ統計上の問題を避けるために、3倍ぐらいの数を抽出しているんです。その人たちの医療費の伸びを見ると、20.9から34.6に伸びている。となると、単純に見ると、27年度は34.6から29.3に、運動した人は医療費が減っているというふうになります。今度はそれを年代別に整理したのが右側で、40代から50代はあまり変わらないが、60代・70代以上が、これだけ減少していると。だから、4,400人で、1.8億円の医療費が減少している、このように見られるということです。
 様々ないい結果が出ているのではないかと思っております。ぜひ1人でも多くの市民が健康づくりに取り組んでいただければと思います。

「日中韓3か国地方政府交流会議」「介護保険サミット」の開催結果について

 続きまして、先週行われた「第18回日中韓3か国地方政府交流会議」と「第17回介護保険推進全国サミットinおかやま」について、一言お話を申し上げます。
 日中韓の会議ですが、462人の方々に参加いただきました。参加された方はもちろんのことですが、ご協力をいただいた各国主催団体の方々、ボランティアの市民の方々にお礼を申し上げたいと思います。18日は、開会式、そして歓迎レセプションを後楽園において開催し、岡山らしさ、和の文化を感じていただけるよう演出を行い、おもてなしの心でお迎えしました。
 中国のトップの方から私はお話を伺いましたが、今日参加した中国・韓国の方は、多分一生この岡山の会を忘れることはないだろうというような発言をいただいたところです。ちょうど当日、非常に天気もよく、また気温も高かったので、最高のおもてなしができたのではないかなと思っているところでございます。
 また、19日にはコンベンションセンターにおいて、本会議が開催され、「地方政府交流による北東アジア地方の活性化」をメインテーマとした講演等が行われました。基調講演の小嶋光信様をはじめとした講師の方々には、有意義な講演をいただき、また参加者の方にとっては3か国の地方政府の交流による活性化について考えるよい機会になったのではないかと思っております。
 私も主旨講演に登壇し、岡山市の魅力や取組についてお話をさせていただきました。このたびの岡山市での会議がきっかけとなり、日中韓地方政府同士の交流が広がり、活性化につながっていくことを期待しております。
 また、同じく先週の20日と21日に岡山シンフォニーホールをメイン会場に「第17回介護保険推進全国サミットinおかやま」が開催されました。全国から介護職や一般市民など、延べ約2,400人にお集まりいただき、有識者による講演会や先進事例に基づく分科会を通しての高齢者の介護を取り巻く環境や課題について、理解を深めつつ、全国に岡山市の魅力も発信したところでございます。基調講演者の慶応大学の権丈善一様をはじめとした有識者、パネリストの方々には、有意義な講演や活発なディスカッションをいただき、参加者の方にはともに支え合う地域づくりのヒントになったのではないかと考えております。
 また、レセプションが後楽園の鶴鳴館で行われました。山崎史郎さんという介護保険の制度をつくった人がいまして、彼とずっと話をしていたんですが、今までの17回のうちで一番よかった、なんと後楽園の中の、こういう鶴鳴館でできるなんて考えたこともなかったという温かいお言葉をいただいたところです。
 全国都市問題会議から3つの大きなイベントが続きましたけれども、温かい評価をいただきました。関係者の皆さん、また市の担当職員も本当によくやっていただいたと、私は思っているところです。成功裏に大きな会議が終了できたことをうれしく思っております。

質疑応答

会見する大森市長の様子2
  • 記者
     先週の金曜日に、鳥取を震源とする大きな地震がありましたが、改めて防災対策についての思いをお聞かせください。
  • 市長
     まずは鳥取中部の地震に関して、被災された方にお見舞いを申し上げるとともに、我々としてお役に立てることがあれば対応したいと思っております。災害というのはいつ起こるか分からないわけでして、我々としても常時、災害に対応できるような体制を取っておかなければならないと痛感したところです。
     怪我をされた方が1人おられましたけれども、岡山市全体としてみれば大きな被害はなかったということで一応安堵はしておりますが、今後については万全を期するように対応していきたいと思っております。
  • 記者
     耐震化の話もあると思いますが、そのあたりはやはり思いを強くされましたでしょうか。
  • 市長
     今回、岡山の場合は震度4だったわけです。活断層がないところは、他地域に比べると少しプラスの面があることは間違いないですが、それにしても耐震化については、前に向いて進めていかなければならないと思っております。
     学校の耐震化については、29年度中には終えたいと思っておりますし、その他も耐震化が必要なものはいくつか想定されます。さまざまな要素を考えていかないといけない面があることは事実ですが、前向きに一つ一つ考えていきたいと思っております。
  • 記者
     昨日、岡山県知事選挙の投票が行われて、現職の伊原木さんが2回目の当選を果たされました。今までも連携されてきたと思いますが、改めて、結果の受け止めと今後の期待についてお願いいたします。
  • 市長
     私も伊原木知事の応援をさせていただき、いくつか街頭でもお話をさせてもらいました。そのときに、ときどき出している数字が、後楽園・岡山城の関係の話です。25年から27年にかけて、後楽園の入場者は24%人が増えております。岡山城に至っては48%増えております。これはさまざまな要素があると思いますが、岡山市と岡山県が一緒になってイベント等もやり、集客に努めたという結果だろうと思います。今、ご指摘のように連携がうまく強化されたという影響だろうと思っています。
     岡山マラソンについても然り。今行われている岡山芸術交流についても、市と県が一緒になって盛り上げよう、岡山のまちを活性化させよう、経済を活性化させようと。こういう動きが、そういう連携強化の結果なんだと私は思っているところです。
     昨日も当選祝いの場で申し上げましたけど、市民は全員県民なんです。だから、市と県が方向性を一にして、一緒に議論し、そして手を携えて、前に向かって進んでいく必要があると考えております。
     知事の当選は本当におめでたいことだと思いますが、これから伊原木知事と一緒に議論しながら、岡山のより高みを目指して、ともに進んでいきたいと思っております。
  • 記者
     今、観光についてのお話が例に出されたと思いますが、特に期待していきたい分野、連携を密にしていきたい分野などありましたら、お願いいたします。
  • 市長
     1つは今の観光を含め、やっぱり産業だろうと思います。空港南の産業団地も今、着々と動いております。企業誘致も一緒になって行っていかなければならない。今、地方創生の大きな波が来ているところですから、産業面においては特に連携をして、強い岡山をつくっていきたいと思っております。
  • 記者
     健幸ポイントについてお聞きします。今回、このプロジェクトは医療費の抑制というのが大きな目標だと思ったんですが、速報値の結果を見られて、改めて効果をどう感じられていますか。
  • 市長
     すごい効果だと思いますよ。私が、最初に久野先生からこの数字を見せられたときに、いい数字ですねと申し上げたら、先生も同じ認識で、まずはやっぱり市長に見せたかったんだと発言されました。
     これは多分、多分という言い方はよくないですけど、今回、無関心層を入れ込んだというのが、こういう結果につながっている。要するに、今までも、例えばジムに行っているとか、よく歩いているような人とかだと、こういう結果は出ない。今までは健康に無関心だった人をターゲットに含めて、2,000歩以上多く、毎日歩いていただくとかやってみると、肥満度がこんなに減少していく。医療費だって結果として減っていく。私は、非常にいい数字が提供されたなと思っている次第です。
     したがって、来年度以降どうするかは、これから担当と十分に議論していきたいと思うんですが、この灯を消しちゃあいけないなと思っております。できれば、こういう数字を市民の皆さん方に、メディアを通じて広めていただければ、これだけ歩くだけで自分たちの体ってこういうふうに変わっていくんだというのが、よく分かっていただけるんじゃないかなと思います。
     実は、これは資料提供をされたばかりだったんですけれども、とりあえず、この記者会見に間に合わせようということで、担当に指示をして今日の場になったということですので、できるだけ多くの皆さん方に知ってもらいたいというのが、私の率直な気持ちです。
  • 記者
     今、無関心層というお話もあったんですが、やはり、健幸ポイントなり、ご褒美なりがもらえるような動機付けをすることで、効果があったと思われますか。
  • 市長
     そうなんですね。この24,000ポイントって、これも久野さんたちの長年の成果で、最も人が動きやすい、インセンティブになりやすいポイント数というのから割り出しているんです。
     ただ、これからずっとこの24,000ポイントができるかというと、これは財源の問題もありますから。今度は、こういう成果を見ていただくことによって、これがインセンティブになってくる。大きいと思います。誰もが健康で長生きしたいと思っているわけです。ずっと入院して、長生きしたいと思っておられる方はいない。こういった数字をぜひ皆さん方が、市民の皆さん、また県民の皆さんに教えていただければ、効果も非常に大きくなるんではないかなと思っている次第です。
  • 記者
     岡山芸術交流について、お伺いします。先ほど14日までに、およそ86,000人とおっしゃったんですが、改めてその数字に対しての手応えといいますか、感触というのを聞かせてください。
  • 市長
     結論的にいいますと、概ね順調なんじゃないでしょうか。ただ、いろいろな声を聞きますね。歩いても一体なんのことか分からんと言う人もいます。でも、例えば、名前は忘れましたけど、林原美術館の山田養蜂場に協力していただいたハチの巣人間みたいなの、あれを、ずっと立って見ている人がいるんですよ。やっぱり、人によって感性がすごく違っている。全体として、私はいいスタートだし、いい評価なんじゃないかなと思います。子どもたちも対話形式というのをやっているようですけど、まだ、私はその結果自体をよく聞いてないんで、感性の鋭い子たちが一体何を言っているのかとか、なんとも言えないんですけれども。
     ただ、本当に分かりにくいというのもあって、何も書いてないでしょう。私は那須さんに、これは分かりにくいから、もうちょっと解説をしてくれという話をしたんですが、彼の方からは、ボランティアに解説書みたいなものを渡して、できるだけ来た人に説明をするということで対応したいという話があって、今やっていただいていると思います。そうなると、もう少し改善していくのかなとも思います。
     いろいろな評価はあると思いますが、私としてはとりあえずは順調に動きだしたかなと思っています。
  • 記者
     残りあと1カ月ぐらいあるんですけど、残りの期間、どんな効果を期待されますか。
  • 市長
     ここにも担当者が来ていますけど、私の知らないうちにどんどんいろんなイベントも入れているんです。先ほどは、アーティスティックトークというのがありましたが、様々な形で、いろいろなイベントを入れている。私もいつの間にか、開発(かいほつ)についてのシンポジウムに参加することになっていたり。そういう様々なイベントを行いながら、一緒になって考えていく。今そんな感じでやっていて、私は全体としてうまく動いていくんじゃないかなと思っています。だいぶメディアのほうも宣伝といいますか、報道していただいてるんで、認知度も徐々に上がってきているような気がしますし、残り11月27日まであと1カ月間、我々も全力でやっていきたいと思っています。
  • 記者
     岡山城とウルトラマン。このコラボのコンセプトというか、その心というのはどういったところにあるんでしょう。
  • 市長
     これは円谷プロからの持ち込み企画なんですね。まずは、僕の感じを言いますけど、やはり50年。岡山城再建50年、ウルトラマンも50年ということだと思うんです。当時、50年前、ここにおられる皆さん方はほとんど分からないですが、私は、岡山城ができるというときを覚えています。子どもながらでしたけど、「そうか、戦争で焼けたのが再建されるんだ」というような思いを持ったことがあります。
     当時は子どもだったということもありますけど、宇喜多秀家がつくったとかそういう印象はあまりなかった。その後もあまりなかったような気がするんですね。どっちかというと岡山は池田家の後楽園とかが中心で、岡山城も池田家のものなんじゃないか、みたいな感じになっていましたが、今は宇喜多秀家の名もあがり、かつ彼の生涯もいろいろと見直されている。こういう中で、岡山城というのは、1つ、我々の地域の宝みたいなものになってきて、そして、烏城灯源郷といったことの中で、ライトアップも非常にきれいなかたちになってきた。おかげさまで、25年度から27年度に天守閣への入場者数は48%増、ということにもなっています。
     やっぱり50年というのは、1つの節目です。このウルトラマンも1つでありますが、50年の節目に岡山城がこれから、どのように市民の皆さんに親しんでもらえるのか。そういったことをやっていきたい、やっていかなきゃいかんと思っているところです。その中の一環として、今回のウルトラマンは、話題性として非常に面白いわけですから、まずは親しんでいただくということでいいかなと思っています。
  • 記者
     知事選の関連で、昨日の開票作業はミスなく終了したんですが、これについて市長としての率直なお受け止めを聞かせてください。
  • 市長
     ちょっと内輪話をさせていただきますと、皆さん方から、岡山市の開票作業に少し問題があるんじゃないかというご指摘をいただきました。私のところと、選管の委員長のほうにもお話をされたと聞いております。そのあと、私も選管の委員長ほか事務局の皆さん方と打ち合わせをして、彼らからは、こういう改善をしたいという話があったわけです。
     それならば、私はきちんと報道各社の皆さんに選管の今の気持ち、そして具体的にやれることをお話ししたらいいじゃないかというお願いをしました。それで、彼らのほうも、皆さん方に自らの決意、そして体制の整備等々をお話しすることになったと伺っております。今回、それらが浸透したんではないかと思っておりまして、今回はある面、緊張感があっただろうと思っております。
     今後も選挙は予定されていますから、この緊張感を続けていただいて、岡山市の選挙管理の体制をぜひとも完備させて、十分なものにしていただきたいと思っております。
  • 記者
     選挙関連で、投票率の低さというのがやはり問題かと思います。今後予定されているものとして市長選等もあるんですが、市長はこの低さを率直にどのように感じられていて、今後の対策として、どのようなことを考えていらっしゃいますか。
  • 市長
     今回も、期日前の1日ですけど岡山大学に投票所を設ける、そういったことをしていますし、我々としては完全に手をこまねいているわけではないんですけどね。昨日終わったばかりで、とにかくもうちょっと分析をして、何かできるのか。今、市長選とおっしゃいましたけど、その前にもあるかもしれません。そういったものに一体何ができるのか。多分市議会のほうも、これは関心を持っているわけですね。これから考えていきたいと思います。
  • 記者
     市議会の政務活動費について、市長が諮問されている審議会で、増額が認められないという答申案をまとめられたと思うんですが、そういった結論が出たことについて市長はどう受け止められているのか、今後どういう手続きを進められたいのか、お願いします。
  • 市長
     2回目の審議会があって、その中での会長ほかの発言は伺いました。おっしゃるように増額が厳しい旨の発言があったのは、私も承知をしております。ただ、私への答申は来月になるでしょうから、私として、どういう考えを披露するかというのは、そのときになると思います。ただ、一般的に、諮問をして審議会のほうで議論いただいているわけですから、その議論の結果というのは厳粛に受け止めるということになるだろうと思っております。

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