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皆さんおはようございます。
まずはAIを活用した健康見える化事業による特定保健指導の開始について、お話をしたいと思います。
この事業はAIで将来の健康リスクを見える化した上で、日々実践する生活習慣改善メニューをスマホアプリで提供する新しい特定保健指導であります。11月15日金曜から開始します。健診結果などをもとにAIを通じて判明した将来の健康リスクについて、アプリを用いて、参加者自身のスマホに提示します。アプリには毎日のチャレンジメニューの達成状況や生活習慣、体重、歩数等を記録することができ、1週間の取り組み状況をグラフで見ることもできる、さらに取り組み内容に対して、一人一人に適したアドバイスを提示し、生活習慣改善のためのチャレンジを3カ月間支援するというものであります。
今年度は6月から9月に国民健康保険の特定健診を受診した方の中から、腹囲やBMIが基準値を超えて特定保健指導の対象となった方に対して実施します。対象となった方には、既に案内と申込書を送付しております。募集は11月19日まで実施しているので、申込書が届いている方はぜひ応募していただきたいと思います。
ちなみに数字を申し上げますと、9月までの特定健診受診者数は7,914人であります。BMIなどそういうのが基準値を超えて、特定保健指導対象者になった方は895人ということで11.3%であります。それで、募集人数は200人ですけれども、10月末までの申込者数は40人ということになっております。どしどし申し込みをいただきたいと思います。スマホアプリを活用した特定保健指導として、今年度初めて実施する事業であります。
先月のG20岡山保健大臣会合を契機に取りまとめたPHO(ポジティブ・ヘルス・オカヤマ)の25の取り組みの中にある、AIを活用したビッグデータ分析の推進や、データにのっとった保健指導の実施に関連した事業であり、次年度以降も継続していく予定であります。ぜひ、特定保健指導を受けて生活習慣の改善に取り組んでいただきたいと思います。
10月25日付で、ドミニカ共和国バレーボール連盟と2020年東京オリンピック競技大会の事前キャンプ実施に関する協定を締結いたしました。岡山市における事前キャンプ実施に関する協定締結件数は、キャンプ誘致事業を開始した平成29年度以降7件目となります。ドミニカ共和国女子バレーボールナショナルチームは9月に岡山市でキャンプを実施し、その後行われたワールドカップでは、日本と同じ勝率で7位と好成績を残しております。キャンプ終了後、チームからは「今回は2回目の岡山来訪ということもあってなじんでおり、リラックスもできていい準備ができた、そういう結果である。」とのうれしい言葉もいただいております。来年1月に行われる大陸別(北中米)の最終予選において東京オリンピックへの出場を決め、オリンピックの事前キャンプが岡山市で実施されることを楽しみにしているところであります。
バレーボール関係でいきますと、現在、タイ王国の女子バレーボールナショナルチームが岡山市でキャンプを実施しております。11月7日付の広報連絡でお知らせしているとおり、本日13時より岡山商工会議所において、タイ王国バレーボール協会と2020年東京オリンピック競技大会の事前キャンプに関する協定締結式を行います。バレーボール競技における協定締結はドミニカとタイの2件であります。
このように2020年東京オリンピックに向け、ここ岡山市で女子バレーボールのキャンプ誘致活動が実を結んできております。これは、岡山県バレーボール協会や岡山シーガルズを初めとする関係者の心のこもった受け入れによるものであり、この場をお借りし、御礼申し上げます。特に、シーガルズはタイ王国ナショナルチームの誘致や、キャンプで岡山に来られた海外チームの練習相手を務めるなど、東京オリンピックを契機に岡山市民と海外チームが触れ合う機会をつくり出していただいております。引き続き、キャンプ誘致に取り組み、競技力の向上や岡山に来られた選手たちと岡山市民及び岡山シーガルズとの交流の深化、岡山市のシティプロモーションの促進など多方面に効果を波及させるよう努めてまいりたいと思います。
3番目の議題に移ります。
岡山市の国際友好交流都市でありますブルガリア・プロヴディフ市への訪問についてお知らせいたします。2014年、岡山市で開催されました「ESDに関するユネスコ世界会議」に、岡山市・プロヴディフ市姉妹都市締結40周年を記念して、イヴァン・トテフ市長を招待しご出席いただきました。その際懇親会で、私はトテフ市長の隣に座っていたんですが、そこで市長から、2019年欧州文化首都のイベントがプロヴディフ市であり、そのときはぜひ訪問していただきたいという旨の発言がございました。これを受けて11月14日から20日までの7日間の日程で、市民文化団体25名を含む総勢34名からなる「岡山市民文化交流団」を派遣することとし、私も団長として訪問いたします。今回は、プロヴディフ市長を表敬訪問するほか、岡山三曲協会、うらじゃ団体の方々による欧州文化首都イベント出演や現地の学校を訪問する交流事業も予定しているところであります。プロヴディフ市への訪問団派遣は7年ぶりでありまして、私も初めての訪問となります。
また、ブルガリアはホストタウン相手国でもあります。来年の東京オリンピック・パラリンピック競技大会の事前キャンプについて、既に協定を締結しているバドミントン、レスリングを含め、その他の競技団体等と事前キャンプ実施について協議するため、ソフィア市において関係者を訪問いたします。
議題は以上でございますが、この中にも参加された方がおられますが、おかやまマラソンについて一言述べさせていただきたいと思います。
1万6,000人を超えるランナーとボランティア、沿道から絶え間ない声援を送っていただいた町内会をはじめとする市民の皆様、ご協賛、ご支援いただきました企業、団体など多くの方々のご理解とご協力を得まして、大盛況のうちに記念となる第5回大会を終えることになりました。引き続き、おかやまマラソンが皆様に一層愛される大会として発展するよう、実行委員会を中心にさらに改善を重ねてまいりたいと思います。
それで、皆様はご存じでしょうけど、RUNNETで大会レポートが出ております。さまざまなランナーから多くのレポートをいただいていて、担当からこういうメモをもらいました。今朝もらったんですけれども、そこで私なりに、これはご紹介させていただきたいというようなものを挙げさせていただきます。
「全体を通して、ボランティアの温かさ、会場の清潔さ、競技誘導、動線、ごみ箱とトイレの多さ、エキスポやエイドの充実、ゲストランナーの豪華さ、参加賞のTシャツデザイン、メダルのかわいさ、おかやまマラソンは最高である」と。というのが、これが全体を通しての典型的ないい評価だったと思います。
それで、ランナーの方に、今まで走った経験のある人から聞いたのと同じ表現がここにありましたので、少し紹介をしたいと思いますが、「荷物預かりで、ボランティアの方が遠くから自分の胸のゼッケンを見て荷物を用意して待ってくれている」。もう最後は疲労困憊になっていますので、そういう手荷物の場所に行くんじゃなくて、相当前から見てくれてすぐ渡してくれるというと、本当に疲労している身にとっては非常にありがたかったという話もあります。
それから、あと沿道応援でさまざまな公設のエイドがありますけれども、この私設エイドでぶどうとか、エアサロンパスの提供などもしていたようでございます。ちょっと直接読みますと、「私設エイドのブドウ、エアサロンパスも苦しい場面だったので涙が出そうになりました。」っていうような話がありました。どれを読んでも、少し何かうるっと来るようなそういうものがあったということで、非常にいい大会だったと思っております。
最後のコメントですが、岡山城の利活用、「The“O.SHIRO”Collection」についてであります。12月7日土曜日に経済産業省中国経済産業局、関西ファッション連合、コンデナスト・ジャパン、そして伊藤忠ファッションシステムの4者の主催により、ファッションを通じて繊維産地や技術のものづくりをより多くの方に知ってもらうこと目的とした、ファッションショーとトークショーを岡山城天守閣及び本丸内を活用して開催いたします。岡山城の魅力と優秀な国内産業の情報を国内外に向け発信できる機会と捉え、岡山市も協力しているところであります。参加者は約1,000名を想定していると聞いております。もう既に申し込みは開始されているということで、ちなみに7日にプレスリリースされているようですけれども、もう380名集まっているということを先ほど聞いたところであります。ぜひ足を運んでいただければと思います。
今年度より、岡山城天守閣と本丸内を一体的に管理しているということで利用者の利便性の向上や、今回のような幅広い内容でのイベント利用につながっております。今後も民間の方々の発想等により、岡山城天守閣や本丸内を利活用していただき、岡山城一体の魅力を発揮していただきたいと思います。
ちなみに、先日釧路市の市長、議長が岡山に来られたんですけども、実は我々は7月に釧路に訪問させていただきました。タンチョウ、後楽園のタンチョウを縁に、お互い3年に1回の交流をやっているんですけれども、彼らから随分おもてなしを受けましたので、我々も同じようにやっぱりおもてなしをしたいという思いがあり、岡山城でお迎えをしました。
釧路は、3,000年、4,000年前の釧路湿原を持っているものの、そういう戦国時代等々での歴史があまりないというようなこともあって、この岡山城での歓迎に対して驚くとともに、非常に感激をされておりました。岡山城の利活用というのは、いろんな形でできるのではないかなと思っています。これから耐震の工事などに入っていきますけれども、利活用がよりできるように、この天守閣の中も少し変えさせていただきたいというような思いを持っているところであります。
私からは以上です。
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