添付ファイル
皆さん、明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
それでは、令和2年最初の会見を始めさせていただきます。
まずは、県庁通りの再整備の問題であります。岡山市が目指しております賑わいのある中心市街地の創出に向けては、人が集い、憩える、そして魅力ある空間づくりを面的に展開し、まちなかの回遊性を向上させることによって、まち全体の賑わい創出につなげていくことが重要であり、現在中心部においてさまざまな取り組みを進めているところであります。
これは、私が当選して以来ずっと申し上げていることでありますが、例えば西川の歩行者天国とか、路面電車の乗り入れ環状化、旭川かわまちづくり、街路樹の再生、岡山芸術創造劇場(仮称)、市街地の再開発、岡山城の魅力アップなどさまざまな点についてお話しさせていただきました。
その一つとして、この賑わいの核である「岡山駅周辺エリア」と「旧城下町エリア」をつなぐ県庁通りについて、車線を2車線から1車線にすることによる歩道の拡幅を行い、快適でゆとりのある歩行空間を確保するため、来週14日から工事に着手いたします。
この工事は、市役所筋から西川緑道公園までの約290メートル区間において着手するものでありまして、令和2年度末の完成を見込んでおります。また、残りの西川緑道公園から柳川筋までの約310メートル区間については、令和2年秋ごろから着手し、令和3年度末での完成を目指します。
県庁通りの再整備につきまして、歩道を拡幅するとともに、あわせて街路樹を全て植え替え、高さ6メートルから7メートルの樹木をできる限り等間隔で、約8メートルの間隔で設置します。これにより、現状と比較して緑陰面積、上から見たこの緑陰といいますか木陰の面積が約4倍、緑視面積、人の目線から見た緑の面積が約2倍となるなど、歩きたくなる居心地のいい憩いの空間を創出します。緑陰面積とか、緑視面積ってあまり聞いたことがないと思うんですが、資料を見てください。これが街路樹ですけど、上からですね。上から見たこの木陰の面積が今の4倍、それで、人の目線でこちらから見た量が約2倍ということになります。
また、これまで夜は暗いと言われた歩道には連続照明を設置することとしており、夜間でも安心して楽しく歩ける空間を創造したいと思っております。さらに、通りへ行ってみたいと思わせる魅力ある空間づくりを目指して、歩道の一部が沿道の民地一体となってオープンカフェ、これはもう一つのイメージ図がお手元にあると思いますけども、オープンカフェの、見ていただければそれだけでも楽しくなるようなものでありますけど、オープンカフェなどに利用され人々が集いベンチでくつろいだりできるよう、引き続き沿道の方々との連携により、空き店舗や空き地の有効活用、また道路空間の利活用に向けた検討を行うなど、都市の再生、リノベーションを進めていきたいと思っております。
なお、ベンチなどのストリートファニチャーは、通りの魅力や快適性の向上に寄与する重要なものであります。再整備に合わせて沿道の方々とデザインや設置場所等について検討していきたいと考えています。
今、緑陰面積等々の話でイメージ図を説明しましたけども、このように歩道が広がり、緑があふれ、多くの人々が行き交う空間が創出できると考えております。再整備された県庁通りは、まちなかの新たなシンボルとして、今後市民の方々に愛着を持って利用していただきたいと考えております。
岡山市では、企業が従業員の健康を重視し、健康管理を組織的に取り組むことで従業員の健康の維持増進、組織の活性化及び生産性向上を図る「健康経営」と、従業員一人一人の仕事と生活の調和を図る「ワークライフバランス」の両方を積極的に推進する市内企業等をホワイトプラス企業として表彰する「岡山市White+(ホワイトプラス)企業表彰制度」を平成29年度から創設しております。
本年度募集したところ、6社から応募がありました。書類選考の結果、株式会社シーズ、また住友生命保険相互会社岡山支社、株式会社フジワラテクノアートの3社を表彰者に決定いたしました。3社の優れた取り組み状況については、配付資料に掲載しております。表彰式は1月27日月曜日、午後1時30分から岡山国際交流センター国際会議場において行います。
企業名や取り組み内容は広報紙やホームページ等の岡山市の広報媒体を通じて、企業名やその取り組み内容を広く周知し、市民の皆さまにも紹介していくとともに、市が発行の就職活動用企業情報集「岡山カンパニーガイド」にホワイトプラス企業であることを掲載し、人材確保を支援したいと思います。惜しくも表彰対象とならなかったものの、選考の中で優れた取り組みを行っていると認められた2社についても企業名や、その取り組み内容について積極的に公表していきたいと思っております。
令和元年度の岡山市新成人の集いが1月12日、この日曜日に岡山ドームで開催されます。新成人から成る実行委員会を中心に、本日も会場準備を行っているところであります。成人年齢を18歳に引き下げる改正民法が平成30年6月13日に成立し、令和4年4月1日に施行されることに伴い、成人年齢が20歳から18歳に引き下げられます。本市では、民法改正後の令和4年度以降の式典も引き続き20歳を対象に20歳の集い、二十歳の集いとして開催していきたいと思います。名称については、まだ仮称でございます。
成人式実施に関する法的な根拠はございません。いわゆる成人式をいつ、どのような形で実施するかは、各自治体や実施団体に任されております。現在の岡山市新成人の集いは新成人から成る実行委員会を中心に、毎年1月の第2日曜日に開催しております。開催の目的としては、新成人が自らの意思による行動の責任を負う人格を持つようになったこと及び将来の社会を担う一員となったことを自覚する機会を提供し、地域社会発展の一翼を担っていくことに期待を込め祝い励ますことにございます。
この成人式は国民的な行事でもあり、本市の行事としても開催しているため、民法改正後の令和4年度以降の式典の対象年齢について、方針を示そうというものでございまして、20歳とした理由としては、まず1点目、進学先や就職先で経験を積んで視野を広め周囲への感謝や将来設計を深めた上で成人式を迎えることにより、18歳で迎えるよりも意義深いものとなるのではないかということが挙げられます。
2点目として、18歳を対象とした場合、式典開催は参加者の多くが、大学受験や就職で将来の進路を選択する重要な時期であり、多忙であることから、参加者本人だけでなく家族も落ち着いた環境で式典を祝うことが難しくなるためでありますが、対象年齢を二十歳とすることで、受験や就職と重なるという懸念にも対応できるのではないかということであります。
第3点目としては、20歳を対象とすることが市民へ定着しているということも挙げられます。このように、民法改正後も20歳を対象として式典を継続することとしたいと思っております。
議題以外に新年最初の会見でもございますので、2020年の抱負について少し申し上げたいと思います。
昨年は平成から令和に移りました。岡山市においても政令指定都市移行10周年、また市制施行130周年となったわけであります。昨年はG20、岡山保健大臣会合をはじめ、岡山芸術交流、おかやまマラソンなどにおいて、国内外から多くの方々に訪れていただき、岡山市の魅力を積極的に発信できるなど、新たな飛躍に向けて多くの成果が得られた1年となったと感じております。
今年1年の抱負を漢字1文字で示すと、私は「勢」という字を挙げさせていただいております。今年はオリンピックイヤーであり、日本全体が夏に向けて盛り上がってまいります。岡山市の今年も、昨年の勢いを持続させ、諸課題の解決に向けて力強く取り組むことにより、市民生活の充実とまちの魅力と活力を高め、誇りと愛着の持てるまちづくりを着実に前進させていきたいと考えております。
皆さま方には、引き続きご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
私からは以上です。
所在地: 〒700-8544 岡山市北区大供一丁目1番1号 [所在地の地図]
電話: (広報担当)086-803-1024 (広聴担当)086-803-1025 ファクス: 086-803-1731