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令和6年8月26日市長記者会見

[2024年8月28日]

ID:63552

令和6年8月26日市長記者会見

  • 令和6年9月定例岡山市議会提出の主な議案(予算を除く。)について

  • 岡山市民会館の現況写真を基に作成したVRコンテンツについて

  • 岡山市パートナーシップ宣誓制度の拡充について

  • 「ベジ・ファーストOKAYAMAプロジェクト」の開始について

令和6年8月26日市長記者会見資料

市長記者会見動画

令和6年9月定例岡山市議会提出の主な議案(予算を除く。)について

 皆さん、おはようございます。それでは、8月26日の会見を始めさせていただきます。

 まずは、岡山市民会館の解体工事について工事契約を締結することとし、令和6年11月頃から解体工事を開始します。工期は令和8年2月27日までを予定しております。詳細については、お手元の資料でご確認をいただきたいと思います。


岡山市民会館の現況写真を基に作成したVRコンテンツについて

 この解体工事に関連して、市民会館に関して一言申し上げたいと思います。今年3月末で閉館を迎えた岡山市民会館は、60年にわたり市民の皆さんに親しまれた施設であります。閉館、解体に際しては、何か施設に関して残せるものはないかという声をいただいたところであります。

 皆さん、やっぱり市民会館には思い出が詰まっているようであります。あそこで演技をしたとか、演奏したとか、そういう思い出があるということで、我々のほうもこの画像を残して皆さん方に懐かしんでもらったらいいんではないかというように思い、施設の内外を360度カメラで定点撮影した写真を使ってVR(Virtual Reality)のコンテンツを作成いたしました。本日、岡山市の公式ホームページの上にVRコンテンツのURLを公表しましたので、ぜひ多くの方に見ていただきたいと思います。

 まずは、画面を見てください。(モニターを指し示しながら)もう、これが見られなくなりますから皆さんもよく見ておいていただいて、これが外観であります。西側から見た外観の様子。次に、ホワイエにあるレリーフ、そしてモザイクガラス、モザイクガラスですね。最後に、ホール内の様子です。どんちょうの開閉をクリックして操作できます。画面を見ながら先に進むように見ることができますし、この画面なんていうのはこの市民会館で様々な活動を、演技、演奏をされた方には、見ると非常に懐かしいのではないでしょうかね。全58カ所のポイントから好きな場所を選んで見ることもできます。

 家庭用パソコンやスマートフォンのスペックで十分見ることができます。市のホームページや本日の広報連絡資料にも二次元コードを載せていますので、ご活用いただきたいと思います。

 VRについての説明は以上ですが、広報連絡資料の2枚目をご覧ください。多くの方々の市民会館に対する思いを受けて、数々の閉館事業を行ってまいりましたが、今後は解体時に市民会館の特徴的な部材、先ほどお見せしましたモザイクガラスとか壁面タイル、中空ブロックを一部残し、八角形のデザインとともに令和7年度に実施する跡地広場の設計の中で、具体的な活用法を検討していきたいと思います。

岡山市パートナーシップ宣誓制度の拡充について

 次に、パートナーシップ宣誓制度の拡充についてご説明申し上げたいと思います。岡山市では、多様な生き方が選択できる社会の実現を目指し、性的マイノリティの方を対象とした岡山市パートナーシップ宣誓制度を令和2年7月から導入しています。これまで4年間で34組の申請がありました。今回この制度を、異性パートナーも対象とする制度へ拡充を図り、令和6年9月1日から施行するので、お知らせをしたいと思います。

 まず、このきっかけなんですけど、2月議会で議員さんの質問にこういう質問がありました。「パートナーシップ宣誓制度はそれぞれ該当する方のカミングアウトを伴うもので、若干ちゅうちょする方もおられるのではないか」という話があり、「事実婚を含めた制度に変えるべきではないか」っていうご指摘がありました。我々もその議員さんの質問に対して非常に納得できるところがありましたので、その旨、改正すべく第三者の委員会等にお話をし、ご了解を得たところであります。

 その際に、以前から当事者団体の方から、「じゃあ子供たちへの配慮をどうするのか、もう少し考えてほしい」というお話もありまして、今回、パートナーシップ宣誓をしたお二人に交付されるパートナーシップ宣誓書受領証明カードの裏面に、「お二人がパートナーの15歳未満の子を自らの子として扱われたいと希望される場合は、ご配慮くださいますようお願いします。」という一文を記したところであります。これは、パートナーシップが今、事実婚まで広げられることになるわけだから、事実婚においても、15歳以下のお子さんたちがいれば配慮をするということにつながっていくということ、ですよね?(担当課に確認)
 
 このことによって、例えば入院時の付き添いの場面でカードが提出されたというときには、婚姻関係にあるお子さんと同様の対応がされていくことを期待するものであります。今回の拡充で同性、異性を問わず、お互いを人生のパートナーとして協力し合うことを約束した方たちに寄り添える制度となったと思っております。今後とも、誰もが自分らしく生きることができる、暮らしやすいまちづくりを目指していきたいと思います。

「ベジ・ファーストOKAYAMAプロジェクト」の開始について

 議題としては最後ですが、「ベジ・ファーストOKAYAMAプロジェクト」であります。私はこの話を伺って驚いたんですが、皆さん、「ベジ・ファーストOKAYAMAプロジェクトについて」という……資料にして提示させていただいている、(資料を見せながら)これを出していただけますか。

 これは、一言で言うと「野菜を取ろう」ということなんですが、この(2)の実態を見ると、岡山市の生鮮野菜購入量、政令市プラス県庁所在地の52都市中、何と数量ベースでは47位で、金額ベースでは49位、これは令和3年から5年の平均値ということですから、実態的にこういう状況になっているっていうことは間違いないと思います。そして、肥満者、糖尿病有病者の割合が増加しているという、こういう実態があるということが、まず第一に挙げられます。

 もう皆さん方はご存じだと思いますが、食事の際に野菜から食べることによって血糖値の上昇を緩やかにし、糖尿病、そして肥満予防につながるというようにしていただきたいなというように思っております。こうしたことから、食事の際に野菜から食する「ベジ・ファースト」をスローガンに厚生労働省が推奨する数値、1日当たり350グラム、この350グラムの野菜を摂取するよう、市民、事業者の皆さんと一体となった運動を展開することといたしました。

 具体的な取組は2つでありまして、一つは小売店や飲食店に協力を依頼し、ベジ・ファーストOKAYAMA協力店として登録をいただき、野菜を意識する環境づくりによって運動の機運を高めていただく取組であります。今年度は協力店100店舗を目指しております。

 2つ目は、野菜を食べる動機づけとして、各地域で野菜摂取量測定会を実施し、市民の皆さんの気づきを促す取組であります。今週末の30日、「野菜のの日」である8月31日、「やさい」という語呂合わせにもなっているわけでありますが、その前日にベジ・ファースト宣言として私自身もPRを行うこととしております。メディアの各社の皆さんにもぜひ取り上げていただきたいと思います。

 (担当職員に対して声をかける)ちょっと立って。皆さん、ちょっと前と後ろを見ていただいて、この頃いろんな場でトマト、ニンジン、ニンジン、ナス…緑は何だっけ。

○担当課
 レタス、キャベツ。

○市長
 そういう色のポロシャツを着て、昨日も「四師会」っていう会があったんですが、担当者たちは全員このベジ・ファーストに対して並々ならぬ意欲を示しております。確かに52都市中47位とか49位っていうのはどうかなとも思います。どうしてこういう状況になっているのかっていうと、やっぱり岡山の人たちっていうのは麺類が好き。ラーメンとかうどんとか本当に店舗も多いですし、そういうのが、それによって食事を済ませちゃうっていうところに影響があるのかなというところもあります。ぜひ皆さん方も率先してやっていただき、かつ市民の皆さん、県民の皆さんに様々な場で報道していただければありがたいなと思います。(担当職員に)すみません、立たせたままで、座ってください。

アリーナ整備事業について

 最後でありますが、案件として登録しているわけではありませんが、アリーナの整備についてお話を申し上げたいと思います。お話し申し上げたい点は3点あります。

 まずは、今週の木曜日、8月29日にアリーナ整備検討会議を設置し、第1回を開催したいというように思っております。我々としては、基本計画自身は昨年度作ったところでありますけれども、それから経済界のほうから、もう少し規模を増やせないか、これはうちの議会の一部もそういうご発言をされております。また、公設民営ということになりますので、その運営をする特に経済界の方から、今の規模の話とともにDXを活用できないかとか、そういう話も伺っているところであります。こういう検討会議で様々な意見を交換し、具体的な建設に向けたプランニングをよりいいものにしていきたいというように思っております。

 次に、岡山県の市長会で、各市町の皆さんもアリーナについて応援しようというような決議をいただいたところであります。これ、経緯を申し上げますと、岡山の連携中枢都市圏の会議がありました。その場で複数の市長さんから、県との対応を横で見られていたと思いますけれども、各市としても応援したいという話をいただいたところであります。そういった声を踏まえてですね、県の市長会の会長のほうから、「我々もこのアリーナについて応援をしたいと思う」という話がありました。そういう経緯があって、8月7日に私のほうから市長会において今のアリーナ整備についての考え方を申し上げたところであります。それを踏まえて、私を除く14の市長さん、皆さん応援していこうという意思を明確にしていただきまして、現在に至っております。

 ちなみに、県の市長会の会長のほうから町村会の会長のほうにもお話をいただき、町村会でも議論していきたいというお話になり、今日午前中でありますけれども、これが終わって町村会に行って、今のアリーナの現状についてお話を申し上げたいと思っております。

 今、具体的に各市長さん、また町村会のほうでも応援しようということになれば、町村長の方に何をお願いしていくのかっていうことが明確になっているわけではありませんけれども、プロスポーツのシーガルズ、リベッツ、トライフープ、皆さん県単位で行動されているということもあって、我々としてはぜひ県下全体で応援をしていただきたいなというように思っております。

 最後に、アリーナ整備事業に関するアンケートの実施についてお知らせをいたしたいと思います。これは6月議会で各議員さんからご意見をいただきました。確かに市民の意見がどんなものになっているのか、我々としても知りたいと、そしてそれらを踏まえてこれからの対応をしていきたいというように思い、動いていきたいと思っております。9月の中旬からWEB上で実施することとして、今、準備を進めております。私からは以上です。

質疑応答

○記者
 市民会館の解体に関してなんですけども、改めて市民会館への思いと、あと跡地の活用について抱負のようなものを。

○市長
 先ほども申し上げましたけれども、この市民会館、本当に長い間岡山の文化の拠点でありました。岡山に一定年数住んでおられる方は、必ずと言っていいほど市民会館は行かれているんじゃないでしょうかね。それは、そういう舞台を見るっていう立場もありますけど、そこで演技をするっていう立場でも参加されている方、非常に多いんじゃないかと。したがって、思い入れは非常に大きいものがあるだろうというように思っております。

 そういう意味からも、この新しいハレノワを造るときにも、市民会館が残せないかという声を多く伺いました。ハレノワを造る過程で合併推進債の適用とか様々なことがありましたので、解体はせざるを得ないということではありますが、何かやっぱり残しておくっていうことが重要だろうなというように思い、先ほどのVRの作成につながったということであります。ただ、先ほどのモザイクガラスとか特徴的なものを、何らかの形で今後も半永久的に使っていきたいと、そしてその思い出を大切に、市民会館への思い出を大切にしていきたいという気持ちは十分持っております。

 広場については、できるだけ緑という視点で、かつ岡山城の近くで歴史的な風情がある場所でありますから、そういった市民の憩い、そして親しみが持てる場所にしていきたいというように思っております。その中で、今申し上げた市民会館の特徴的なものを残して、皆さん方の思い出を大切にするということにさせていただきたいなと思っております。

○記者
 案件外で恐縮なんですが、現在9月27日投開票というスケジュールで自民党総裁選挙を予定されておりまして、立候補に向けて各議員さんは動かれております。この総裁選、実質上の総理大臣を決めるというふうにも言われて、現在自民党は与党ですし、そういった中で、総裁選における政策議論において市長が期待されていること、こういった議論があったらいいなというようなことがありましたら、ぜひお教えください。

○市長
 岸田総理、私も霞ヶ関時代から随分お世話になった方でありますけれども、3年間私は安定的に仕事をしていただいたと思っております。特にコロナという緊急事態の中での対応っていうのは大変だったろうというように思っております。

 これから新しい総裁、そして総理になられるときに、これは多分私だけじゃなくて多くの自治体の長の方がおっしゃると思うんですけれども、やはり各地域をどうするのか、それは個々の地域の人たちが考えるっていうのは当然でありますけれども、あまりに東京一極集中が進み過ぎている。これは制度的に変えていかないと私はいけないんじゃないかというように思っております。

 都知事選を見ていて、各候補の方々がおっしゃっていること、私はそれは都民に対して最大限これからの将来を候補者のほうで想定してやっていくんだっていうことで、私は素晴らしいと思っておりますけれども、財源の豊富さっていうのは、各地域の首長から見ると羨ましい限りです。垂涎の的っていいますか、本当にそういうふうに見ざるを得ない。保育の無償化の話、給食の無償化の話等々、もっとバランスを持った税源配分っていうのは必要なんじゃないかなと思います。

 ちょっと過去の私の仕事の中で感じたこともあるんですが、実はあるとき私は離島対策をやっていました。離島っていうのは、例えば水産物についても周りにあるからどんどん取れるじゃないかと、コスト的にも安く販売できるだろうというふうに皆さん思っておられると思いますけども、そうじゃないんですね。だって、取って漁場に揚げてからの運搬費がすごくかかっちゃう。その助成をしていこうということを考えていきましたが、一定の結論は出たんですけれども、東京都の離島とは全く違うんですよ。非常に細かい話かもしれませんけれども、東京都の財源の充実ぶりっていうのは、国から見てもすごいなというように思いました。

 これだけ大企業が東京に集まっている、富裕層が集まっている、こういうところから見ると、今の制度上は東京都に財源が集まってくると、これはそのとおりだろうと思うんですけれども、我々としてこれでいいのかなっていうように思っています。

 地方創生の議論は随分やっていただきましたが、大きな傾向は全く変わっているわけじゃない、我々政令市としては特別自治市、特別市ということを今、議論して、特に総務省の地方制度調査会で議論してほしいということを言っております。これも、これはどちらがというと、政令市と他の都市との比較で、我々のほうが基金残高も少ないですし、1人当たりの公債も多いと、こんな状況は困るということの一つであるわけですけれども、東京都との比較っていうのはあまりに大き過ぎる。ぜひ私は新総裁、そして新総理にはその点を考えていただきたいなというように思います。

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