
令和7年5月22日市長記者会見


令和7年5月22日市長記者会見資料

市長記者会見動画

保育園・認定こども園等の入園状況と待機児童数
皆さん、おはようございます。
それでは、5月22日の会見を始めさせていただきます。
まずは、保育園、認定こども園の入園状況、そして待機児童であります。
ピークは849名の待機児童がございました。事実上の解消と言えるのが令和4年でありましたけれども、令和6年にゼロになりました。今年も待機児童はゼロということになったところであります。
少し今までの経緯をお話しさせていただきたいと思います。
実は、私が市長に就任したのは平成25年でありました。当時、待機児童はゼロであったわけであります。しかしながら、多くの人から、うちの子供が保育園に入れない、そして会社の経営者の幹部の方が、うちで働いてる人が継続して働きたいんだけども、育児休暇の後、復帰したいんだけど保育園がないというようなことを聞きました。
何がおかしいんだろうということをいろいろと整理をしてみますと、例えばこの周辺に住んでおられる方が、岡山市の北部の牟佐であれば1つ空いていると、そこで保育をしていただいたらどうだろうかということを言われたという話を直接聞かせていただきました。これは何かがおかしいとうように考えて、まず我々として子育ての環境を整える以上、目標の数値をはっきりさせなきゃならない。したがいまして、第1希望から第3希望を取っておりましたんで、その第1希望から第3希望に入れない人を待機児童として定義をさせていただきました。
そして、見ていただくと分かるように、平成28年はその定義を見直して初めての年でありますが、729名でありました。その平成28年も、資料の中には出てますからチェックしていただければ分かりますが、多くの保育園の定数増を図ってきたところでありますが、翌年849名という数値が出たわけであります。いわゆる今までは、待機児童といいますか、保育園に入れないんだから仕方ないということで申請を自粛していた人たちが申請をし出した。いわゆる潜在需要の顕在化というものがあったわけであります。そこから整備を進めていき、現在ゼロになったということであります。
ちなみに、それが一番分かるのが申し込みの率であるわけでありますが、岡山市の就学前の子供のうち保育園等に申し込んだ割合、これを申し込み率としますと、平成25年当時は38%でありました。今年は61.8%ということになっております。
ちなみに、この横の比較ですけれど、7年度の申し込みの率はまだ他都市が出ておりませんので比較できないんですけれども、平成6年度の申し込み率60.0%っていうのは、政令市20市中第3位ということになっております。平均の54.1%より5.9%高い状況であります。
我々としては、こうした女性の社会進出は岡山の経済にとって大きなプラスとなっていると思います。したがって、この10年間のGDPの市内総生産の伸びも政令市中3位、民間投資も2位ということになってます。そういったものの背景には、こういう女性の社会進出があり、大きな貢献をしていただいてると思います。
この令和7年4月の具体的な状況についてお話し申し上げます。
ここの表を見ながら、お手元にも行ってると思いますけども、入園申し込みが1万8,654人、前年比117人減、入園児童は1万8,125人、46人増。認可園に申し込んで認可園に入園できなかった児童、これを未入園児童と呼んでおりますけれども529人で、対前年163人減であります。
申込率が増えているっていうのは皆さんご想像できると思いますが、我々の分析では、女性の就業率の上昇、また母親の正規雇用率の上昇、そして育児休業を取得し、復帰する人の増加ということになっているところであります。
未入園児童がどうして163人減ったかっていう話を申し上げたいと思います。
令和3年で31名になりましたよね。このあたりから、実はコンシェルジュの活躍が非常に大きかったんです。コンシェルジュって、我々でいう、ここでいうコンシェルジュっていうのは、お父さん、お母さん、保育園がどこにあるのかというのはあまりよく分からない。家の近くは分かるかもしれない。会社の近くも分かるかもしれない。でも、会社の近くのほうが分かりにくいと。ましてや、家から会社の間にある保育園っていうのはよく知らないですよね。そういったところで、コンシェルジュが、相談に来たらここもありますよっていうようなことをご紹介していく、これが大活躍をしたあたりでありますが。
今までは、どちらかというと、まず最初に1次調整という形で調整するんですけど、そこで決まらなかった。だったらここもあるんじゃないって。A、B、Cとあって、それで決まらなかったら近くのXがあるんじゃない、Yがあるんじゃないかっていって調整していった。それが、今回は申し込む前の入園相談の段階から希望に近い園も含めて積極的に紹介するということで、申し込み時にはもう入園の可能性も高い園を選ぶということにつながったと考えております。
問題の保育環境にこれから影響をしてくるのが少子化の問題であります。この傾向がすぐには変わるっていうのはなかなか難しいだろうというように思ってるんですけれども、そうなると、今度は今までとは違う問題が出てきます。
今まで、例えば認可園で安定的に子供たちを保育してた。その定員になかなか満たないようなケースとか、需給のバランスが逆に崩れていくっていう現象がこれから予想されます。そのときにどうするかということでありますけれども、おかげさまで岡山には公立の保育園が、またこども園が多く存在します。したがって、公立園の定員減を行っていく。また一方で、低年齢児については引き続き公立園を民営化する際には定員を増やすっていった、そういったなかなか通常の民間の認可園ではやりにくいようなことを我々のほうではやっていくっていうようなことを整理していきたいなというように思っております。
認可外も随分活躍をしていただいてます。認可外についても、これまで保育の受皿としてやってきていただいてますんで、質を担保しながら、保育の受皿全体のバランスを取っていくということにしたいと思います。
また、保育士の確保対策は相変わらず必要になってきております。
そして、保育の質の向上については、障害児の受入れ、これは年々増えてきております。受入れ体制を整えていかなければならない。令和2年3月の障害児受入数は935人でありました。それが令和7年3月は1,320人ということで、41.2%の伸びであります。1対1対応が必要な重度の障害児の受入れ、これは令和4年が3人だったところを令和7年は10人とさせていただいております。医療的なケア児は、公立、私立を合わせて8人と受入れを増やしております。令和5年は3人のところが令和7年は8人となっております。このように、障害児など個別事情のある人でも入園しやすい環境となるよう取組を進めていきたいと思います。
保育園関係は以上です。

月見橋の塗装色
次に、月見橋の塗装色はブラックに決まりました。ウェブ投票の結果であります。
これ票数を見てください。
ブラックがナンバーワン35%、908票でありました。第2位はレッド、477票、なかなかの票を取っております。3位がブラウン、4位がブルーで、グレー、グリーンとなっております。
これ、記者の皆さん、何になると思いました。記者さん、何だと思った。
- 記者
ブルーだと思いました。
- 市長
ブルー、感覚違うな。(他の)記者さんは何だと。
- (他の)記者
黒でいいと思います。
- 市長
黒でいい。私も(他の)記者さんに賛成派だったんですよ。やっぱり岡山城が黒じゃないですか。烏城で。ブラックで、次に来るのはブラウン、グリーンって何となく周囲の緑、後楽園の緑に合った色になるんではないかと想像してたんですけど、何と2位はレッドなんですね。理由っていうのがファジアーノ。ファジアーノだけじゃないですよ。でも、やっぱりファジアーノの活躍っていうのはここにも影響するんだなっていうのが出てきてて、面白いなと思いました。でも、黒で岡山城にぴったしとマッチする。(他の)記者さんの想像のとおりであります。これはうちのスタッフの考えですけれども、照明装置を金で加工、これもともとは金烏城と言われてた。秀吉は金が大好き。だから、岡山城も金烏城からいつの間にか烏城になってます。これを8つこの橋の中に置きますんで。
問題はいつやるかなんですよ。これは、足場を組んだりいろいろする関係で、多くの人手が出る岡山芸術交流の前にやるのはちょっと難しいだろうということがあって、芸術交流の終了後、今年の12月頃に着手であります。そして、令和8年6月から10月っていうのは出水期で工事ができないので、令和8年11月頃から工事を再開し、完了は令和9年3月末になる予定であります。総額約4億5,000万円ということであります。

特別教室空調設備整備事業
次に、特別教室の空調設備であります。
普通教室をやり、今、特別教室にかかってるところでありますが、この特別教室を空調設備をするに至った経緯は、当初は生徒が1日の大半を過ごす普通教室でやれば十分対応していただけるんではないかと思ったんですが、例えば理科室でガスバーナーを使う際、当然炎が風の影響を受けるために窓を閉めて実験を行わざるを得ない。室内の温度も上がる中、実験を行っていたとか、これ先生のほうからも何とかしてくれという話があってやることにいたしました。
特別教室のエアコンは、令和6年3月から123校、1,479教室への設置を進めており、6月末までには完全に完了いたします。現在は70%の進捗状況ということであります。
次に、案件外を2つだけお話しします。

岡山市公式訪問団の洛陽市派遣の帰国報告
1つは、岡山市の公式訪問団、洛陽市派遣の帰国報告であります。
4月22日から25日まで、中国の洛陽牡丹文化祭りへの招待を受けて、中原副市長を団長として6名が洛陽市を訪問いたしました。岡山市・洛陽市友好都市議員連盟訪問団や市民訪問団も含めると総勢21名の訪問となったところであります。
洛陽市では、陳剣鋒副市長と2026年に迎える友好都市締結45周年事業について意見交換を行い、観光施設の相互割引制度を提案し、導入を進めていくことにしました。また、来年度は相互に訪問団を派遣し、より一層の市民間の交流を促進してまいりたいということであります。

「知ればもっと好きになる!岡山の歴史」WEBサイトの公開
最後に、案件外でありますが、知ればもっと好きになる!岡山の歴史ウェブサイトの公開であります。
これ、左は余計な顔です。この岡山の歴史、私自身も歴史は好きなんですけれども、実はいろいろとした調査を見てみると、岡山の経済、こういう交通の至便性、一定のそして土地がある、災害が少ない、晴れの日が多い、こういったとこから経済の集積は相当なもんだと思うんですけども、全体として愛着度とかそういう文化に対する親しみとか、ちょっと他の都市圏に比べていま一つっていうところがあるんですね。なぜなんだろうと。やはり我々、岡山をもっともっと知ればより好きになってくるんではないかということであります。その一つが歴史文化の中の歴史っていうところにまずは着目して、我々として市民の皆さん方に見ていただいたらどうだろうかということにさせてもらいました。
実はいわゆる旧石器時代から今に至るまで、日本全国の歴史の主な点をこちらに記述をしております。それに対して、岡山で一体何があったのか。それを吉備、もうちょっと広い範囲で整理をしていこうと。
取りあえずは、古代吉備、造山古墳、楯築、造山古墳を中心とする古代吉備の文化っていうのは、あまりやっぱり古代史っていうのは、マニアはいうんですけど、全体にその後、広がっていない。それを整理して、市民の皆さん方にお話ししようかと。戦国時代に「戦国宇喜多の再評価」ということで、今日もNHKの方がおられますけど、今NHKの大河を目指してやっている、ここも整理をしていこうではないかと。
取りあえずは今この2つなんですけれども、例えば江戸初期の名君と言われる池田光政公の話だとか、例えば明治維新のときに西郷隆盛が江戸城を明け渡すときに、徳川慶喜公を備前岡山に連れてくるっていうのを一つの条件にした、そのときの岡山ってどんな状況だったのか、明治維新がお好きな方は多いんですけども、そういったことだとか、いろいろとあります。これらを整理して、この黄色い部分を増やしていき、市民の皆さん方にお伝え、見ていただければありがたいなというように思っているところであります。
私からは以上です。

質疑
- 記者
待機児童についてお伺いします。2年連続ゼロということで、数字への受け止めのお気持ち、相当の努力があって2年連続ということがあるかと思います。そのお気持ちを聞かせていただきたいと思います。
- 市長
ようやくこういう情勢になったということで安堵しております。最初に申し上げたように、私が就任した当初は待機児童ゼロということですが、市民の皆さん方は相当不満に思っていた、その情勢が完全に解消されているわけではありませんけれども、こういう待機児童ゼロということで、一応働きたい、そして子供を預けたい方がいれば、対応ができるというところにはなっております。これに関しましては、今、担当も来てますけれども、担当局、本当によくやってくれたというように思ってます。
相当忙しい局なんで、人事異動ではそこの局に行きたくないというような話もあったやにも聞いておりますけれども、本当によくやってくれた。ただ、まだ放課後児童クラブっていうのが残っています。継続してお父さん、お母さんに働いてもらうためには、放課後児童クラブも何とかしなければならない。今、目標に向かって努力をしているところでありますけれども、頑張っていきたいと思います。
- 記者
まず、待機児童の関係でお尋ねします。2年連続待機児童ゼロということなんですけども、市長がいろいろ市民の方ですとか、企業の関係者ですとか、いろいろ接する中で、市長ご自身の実感としても保育ニーズに対応できてるということを、市長のご自身のご実感としてはいかがでしょうか。
- 市長
当初、本当にいろいろな方と話をする中で、子供を預けようと思っても預けられないっていう声が多かったわけですが、今私は幸いにもそういった不満というのを直接耳にすることはありません。もちろん、人によっては自分はあそこに入れたかったんだけどっていうのはあるかもしれない。あるかもしれないけれども、全体としては保育ニーズに対しては対応できているんではないかなという感じを持ってます。
- 記者
もう一点、月見橋の関係で、ブラックに決まったわけですけれども、改めて黒色に塗装して、照明のフレームも金色にすることで、市民の方ですとか、岡山城、後楽園を訪れる観光客の方に、完成した暁にはどういうふうに見ていただきたいというふうに思われますでしょうか。
- 市長
後楽園と岡山城って一体なんですよね。だから、その間に、この前はグレー、その前はずっとシルバーでありました。それが本当に調和をしていたのかというところは疑問があった。それは当初からそういう疑問を呈しられてたわけですけれども、今回、皆さん方にブラックを選んでいただいたと。そして、それは岡山城と後楽園のつなぎの場所としてふさわしいものとしてご理解をいただいたんで、2年連続40万人を超えている入場者に、岡山城の天守閣入場者なってるんですから、より一層その出来栄えに満足いただけるんじゃないかなと思ってます。
- 記者
待機児童の中であった、障害のあるお子さんの受入れが増えているということで、ちょっと教えてください。この935人とか1,320人といったら40%ぐらい増えているということなんですけれども、どういった取組がこの数字につながっているというふうにお考えかということと、この増えていることについてのご所感を伺えればと思います。
- 市長
数字については担当から話をしてもらいますけれども、実は、重度の障害の方とかなかなか対応ができなかったんですね。それで、何とかしなきゃいかんということで、私も直接旭川荘の保育に行って見させていただいたりしましたけれども。一つに、保育士さんが、例えば1対1、重度であれば1対1が必要になる。保育士さんの確保ができなければ対応できない。ようやくそういったことに手が回るようになってきたっていうのが実際のところであります。
それから、先ほど私が、これから少子化になっていく、したがって全体の定員が過剰になる可能性があるというふうに申し上げました。そこは、我々公立の保育園で減少させていく、定員を、ということでありますが、ただ公立の保育園というのはなかなか民間で預かれない、そういった人を預かる、そういう責任があるというように思ってるんです。そういう役目を公立の保育園できちんと対応させていただきたいと思ってます。
数字は。
- 就園管理課長
数字なんですけれども、先ほども市長が言われたように、令和2年3月の時点では935人あったものが、令和7年3月には1,320人ということで、42.2%増えております。こちらの分は、拠点園などを整備いたしまして、きめ細かいニーズに対応できるようにしていった結果がこの数字になっているのかなというふうに思っております。
以上です。
- 記者
待機児童についてお伺いなんですが、市長が保育コンシェルジュのお話をされてたと思うんですけど、拡充の取組の背景として可能性がある園を紹介をされるということなんですけど、それは今まで一部の園に申し込みが集中しているのを緩和するようなそういった目的があるというか、そういう狙いで今年からやられるようになったみたいな……。
- 市長
いや、そちらの狙いというよりは、その方がどうしてもそこへ行きたいということであれば、それはやられるわけですよね。ただ、コンシェルジュさんに聞くことによって、状況がよく分かってくる、そういう中で現実として自分はどう対応をすればいいのかっていうのがより明確に分かるっていうことが重要で、中には逆に育児休暇をもう少し延長したいから、倍率の高い園にやられる方もいないわけじゃないんですけども、本当に困っている方っていうのは、どうすれば自分の子供を預けられるのかっていうことが切実なわけですよ。したがって、申請を出す前にその実態を連絡させていただく、調整させていただく、私はすばらしいことだというように思ってます。
- 記者
より可能性が高いところが知れるという。
- 市長
そういうことですね。現実問題として、その人が持ってる点数などもコンシェルジュは理解してますからね。それでもって、こうやったらうまくいくんじゃないのっていうのを示唆できるっていうことで、よくやっていただいていると思います。
- 記者
あと、特別教室への空調設置についてなんですけど、ここに設置されることでどのような環境がつくれるかというところを改めてお話を伺ってもいいですか。
- 市長
先ほど言ったように、普通教室と一緒やるっていう手もなくはなかったんですけれども、子供たちが大半を過ごすのは普通教室だと。だから、そこで対応すればそれなりの学習環境は整うんではないかというように思ってたんですけど。確かに、先ほどは理科室の話をしましたけど、音楽だって同じですよね、音楽の先生たちもある面、締め切ってやる場合も多いですし、そうなると子供たちも、また先生もひどい環境の中で授業をせざるを得ないと、話を聞いてると早くやっていかなきゃという気に担当のほうからも話、彼らもみんな同じ気持ちでやらせていただいたということであります。
そして、昨年の猛暑などを見ると、特に部活で、体育館で健康に影響が出てきたりしてますので、中学校についてはこれからはも体育館は空調設備を整備したいというように思ってます。
- 記者
待機児童の話についてお伺いしたいんですけども、今回の申し込み総数が3桁減、117人減ということですけども、これはやはり少子化の影響ということで。
- 市長
そうですね。
- 記者
この117人減というのが、これまでの減り幅としたら、大きい減り幅でしょうか。
- 市長
どう。
- 就園管理課長
1%には申込児童数とか減ってないような状態です。昨年の申込児童数が18,771名で、今年が18,654名で、減り幅としては0.6%というような形になりますので、徐々に、その前の年、令和5年から6年でいくと0.4%なので、少しずつ減り幅としては増えていってるのかなというふうな印象を受けております。以上です。
- 市長
記者さん、お分かりだと思いますが、申込率が高くなってる、減り幅と子供の総数の減り幅と、申込率のアップ、これが両方で作用して、若干減という形になってる。
- 記者
ちなみに、申込児童数は、現状これはピークアウトした状態って捉えていいんでしょうか。これからはさらに減少していくっていうことでよろしいでしょうか。
- 市長
申し込みの率が政令市の中で3番目ということですから、相当高くはなっている。ただ、今の岡山の経済界の人手不足っていうのも相当なもので、だから出生数自身は減りますが、そこでの人材を吸収したいという企業側、また働きたいという人、これが両方でどこまで申込率を上げていくのか、相当のところまで来てると思いますが、読みにくい。ピークアウトしてるとみたほうがいいのかもしれませんけど、あまりそれを考え過ぎると、今度はまた需要に供給が追いついてこないということになるんで、もうバランスを考えながらのセットということになると思います。
答えてませんけど。
- 記者
一定数の受皿が増えてきた中で、今後の方針として、先ほどやられていた障害を持つお子さんであるとか、そういった保育ニーズの質を高めて行くっていう方向、そちらのほうに力を入れていかれると。
- 市長
そうですね。それはおっしゃるとおりだと思いますが、ただ供給全体が過剰になってるとまで言えない、要は地域によっても変わるんですよね。だから、これについては相当きめ細かく見ていかなければならないということになろうかと思います。今日、課長が来てますが、局長、次長も今の会話を聞いてますから、そこの実態を地域ごとに、相応の差がありますから、周辺部は相当もう余ってるっていう、定員が余ってるっていう状況があるけど、やはりぐっと住宅が建っているようなところはそうでもないと。なかなかこの対応ってそう単純にはいかないということをご理解いただければと思います。
- 記者
案件2についてお伺いします。先ほどの記者さんへの回答とちょっとかぶるかもしれないんですけれども、岡山城と後楽園を結ぶ月見橋が生まれ変わるということで、岡山の観光業に与える影響への期待感というのはいかがでしょうか。
- 市長
ブラックになったから多くの人に来ていただくっていうことにはならないかもしれない。ただ、岡山城と後楽園を結ぶ重要な橋、これも一つの意味を持って色を選定してるっていうのは、きめ細かい対応ということになって、私は全体としてはプラスに働くだろうと思っております。
- 記者
案件外で恐縮なんですけれども、今月の7日にTリーグ、卓球の岡山リベッツが張本智和選手を獲得したという発表がありました。言わばもう超大型補強ということになると思いますが、この補強に対する市長の受け止めや期待することなどがありましたら教えてください。
- 市長
今、世界卓球やってますよね。普通よりも見る時間が長くなっている。もう「チョレイ」で有名な張本選手ですが、私も岡山リベッツに入っていただくっていうことが決まったときは驚きました。羽場社長が相当力を入れて補強に臨んだと聞いております。もちろん、リベッツの力も今以上の力を発揮してくれるようになると思いますが、張本選手のネームバリューっていうのは大きいんじゃないでしょうかね。だから、多くの方がリベッツの試合を見に来ていただく、経済効果も大きいと思いますよね、大切にしていきたいと思います。
それでは、以上で市長記者会見を終了いたします。ありがとうございました。