新庁舎建設工事の進捗及び周辺施設整備事業ほかについて
こんにちは赤ちゃん事業10万人目訪問について
岡山中央公民館(仮称)の整備状況について
岡山市教育センター(仮称)の実施設計及び愛称の公表について
岡山市スマートエネルギー導入促進補助事業について
手話言語による防災啓発動画について
添付ファイル
皆さん、おはようございます。
今日はちょっと案件が多いところがありますけれども、まずは淡々とやらせていただきたいと思います。
まず、新庁舎の建設工事の進捗状況、また周辺施設の整備事業などについてであります。3つお知らせをいたします。
第1点、現在の庁舎でありますけれども、新庁舎17階建て、高さが87メーター、これが最上階まで一応到達をいたしました。4月末時点の工事進捗率は約50%であります。令和8年5月末の完成を目指して、現在外壁や建物内部の工事を進めております。完成後、段階的に移転を進め、11月下旬の全面開庁を予定しています。7月以降、建設中の新庁舎内部に入っていただく機会を皆さん方に設けたいと思いますので、ぜひご参加をいただければと思います。
次に、新庁舎周辺施設整備事業であります。
現在の本庁舎を解体した跡地に整備をいたします。新たな大供公園と広場のイメージパースを紹介いたします。
地下には、来庁者が利用できる駐車場を整備いたします。このように、緑あふれる憩いの場とでもいいましょうか、こういった施設になっております。この下には駐車場、そしてここでは段々になっており、人が憩うことができる、こういう場になってまいります。現庁舎ではBMXの全国大会などを開きましたけれども、これは継続してできるように考えていきたいとも思っております。
昨年10月に市民の皆さんにご協力いただきました活用方法に関するアンケートの結果、木陰やベンチが欲しいといった休憩に関する意見や様々なイベント、過ごし方の提案があり、さらに暑さ対策に関するご意見も多かったため、これらのご意見を整備内容に反映していきます。
次に、整備費であります。
これは、今回初めてお示しをすることになります。解体費用28億円、駐車場整備69億円等で全体103億円であります。財源は、国庫補助金6億円、起債が76億円、一般財源が21億円で計103億円。皆さん方、新しくこの市政クラブに入った方が多いと思いますんで、少し順を追ってこの新庁舎の財源確保の流れを説明させていただきたいと思います。
実は、熊本で地震がありましたよね。それまでは、この新庁舎に対してあまり国の助成はありませんでした。したがって、新庁舎の意思決定をしてから実際上の設計にいくまでに我々基金を、いわゆる預金をずっと貯めていました。それが90億円になっていたわけであります。
そういう中で、一方で国に対しては合併推進債の適用をお願いしたいと。期限切れにはなるということは分かってたんですけれども、何とか合併推進債の適用をお願いしたいということを言ってました。最終的に合併推進債というのが適用になることが決まったんです。合併推進債っていうのは、一般財源が1割です。残りの9割が起債で、この場合は半分が国からの交付税が入るということになりました。そういう面でいくと、庁舎の建設と解体、新庁舎周辺整備事業について、この合併推進債が適用になるということになってますんで、本庁舎の建設でも90億円の基金は使い切れていません。したがって、解体と新庁舎周辺の整備事業に残りの基金も充てることができるということで、新たに一般財源の適用はそれほどなくて済む、ほとんどないということになるんじゃないかなというように思います。そして、起債についても今も言ったように交付税が大きく入ってくるということで、市民の負担っていいますか、それが著しく軽減することができる、そんな形になっているところであります。
正確に言ってないところがありましたけど、合併推進債が適用するのは解体の部分ですから、解体の28億円にかかってくるといったところであります。今の90億円の基金の残りを充当するっていうのは、これは我々の財産でありますから、解体と新庁舎の周辺整備、どちらにも充てることができるということであります。
今残っているのは幾らだっけ。
次に、新庁舎のコンビニとカフェの事業者募集であります。
市庁舎の利便施設として、1階と15階にコンビニとサテライト店舗、2階にはカフェを誘致することを正式に決定いたしました。15階にはレストランとする案も当初ありましたが、事業者のサウンディングや職員アンケートの結果を受けて見直しを行い、今回1階には通常のコンビニ、15階にはイートインスペースを備えたもの、また1階のコンビニのサテライト店舗を誘致することにいたしました。コンビニについては、1階と15階を一括して運営いただける事業者をこの6月から募集いたします。
新庁舎は、市民サービスの拠点としてだけでなく、市民の皆さんとにぎわいの拠点となることが期待されている施設。市民の皆さんに関心を持ってもらえるよう、また親しんでもらえるよう、今後も積極的に情報発信を続けていきたいと思います。
2つ目、こんにちは赤ちゃん事業が10万人訪問を迎えます。
岡山市では、生後4か月までの乳児がいる全家庭を地域の愛育委員が訪問し、子育ての不安や悩みを聞いたり、地域の子育て情報や絵本をお届けするこんにちは赤ちゃん事業を実施しております。平成20年から開始し、来月6月で10万人目の赤ちゃんを訪問するという大きな節目を迎えます。
訪問を担当している愛育委員協議会は、今年で結成60周年を迎えます。長年地域の健康づくり活動に取り組んでくださり、本事業をはじめ、育児支援活動には特にご尽力いただき、敬意を表します。
お届けしている絵本は、心豊かな岡山っ子応援団から提供されたものを活用しており、赤ちゃんがご家族と豊かな時間を過ごすことに役立っております。
本事業に協力いただいている愛育委員をはじめ、心豊かな岡山っ子応援団の皆様には長きにわたり支援をいただきまして、感謝を申し上げます。
訪問を受けた保護者からは、悩みを相談することができてよかった、地域の子育て情報を知ることができた、訪問を心待ちにしていた等の声が寄せられており、保護者にも好評であると認識をしております。地域の愛育委員が訪問することで、地域の身近な場所で相談ができ、子育ての孤立化防止や地域全体での子育て支援に大きく寄与しております。今後も本事業を継続していきたいと思っております。
10万人目の訪問の日時等詳細が決まりましたら、改めてお知らせをいたします。メディアの皆さん方にもぜひ取り上げていただければと思います。 次に、中央公民館(仮称)の整備状況であります。
スライドをご覧ください。
旭公民館が老朽化し、未耐震のため、現在岡山中央中学校の敷地内に公民館を建設しています。これは来年の3月末に完成の予定ですけれども、外観自身はこの7月にはこのようにあらわになってまいります。
この公民館の特色ですが、中学校の武道場との複合施設であるということであります。そのメリットを生かして、他の公民館にはない地域と学校の連携ルームを設け、多世代交流の拠点としていきます。住民に開かれた場所をコンセプトとしており、オープンスペースの屋外テラス、その屋外テラスと一体的な広がりを感じさせるエントランスホールを設置いたします。
公民館の名称については、地元をはじめ、学校や公民館の関係者などのご意見等を参考に現時点での案ではありますが、岡山中央公民館という名称を予定しております。利用される皆さんにとってなじみやすく、親しみが持てる公民館になっていただきたいと思います。
なお、この点に関しましては、6月議会に条例改正の議案を提出いたします。
次に、岡山市教育センターの実施設計及び愛称であります。
ご覧いただきたいと思いますが、北区の富吉に教職員研修の強化を図るため、新しい教育センター整備の基本方針を令和4年3月につくり、高める、創る、応えるの3点をコンセプトとして整備することとなりました。このたび実施設計が完了いたしましたので、名称と愛称と併せて施設の概要について報告をいたします。
名称は、現在の教育研究研修センターの教職員の研修、研究に加え、子供の特別支援に関して保護者から相談を受ける就学相談機能も追加するため、岡山市教育センターとする予定であります。
愛称は、ハレラボと決定いたしました。ハレは、子供、保護者、教職員の気持ちが晴れるようにとの願いを込めています。ラボは、ラボラトリー、教育に関する研究の拠点を意味しております。
施設の概要は、資料に書かれているとおりであります。
現在の施設は最大60名しか収容できません。今回は、最大300名収容ができる大研修室を設置することで、各校1名が一斉に集合して研修することができます。
実は、教育委員会は今、西大寺で公民館に間借りして研修センターをやってるんですが、随分前から新しいセンター、特に人が集まりにくいということもあって、場所を探しておりました。長い間そういう状況が続いてたんですが、ようやく富吉に施設を整備することができたという経緯がございます。
また、現在はWi-Fi環境が不十分で、ICT機器を活用した研修に制限はありますが、情報教育演習室における最新のICT機器を活用した研修により、教職員の資質、能力を効率よく高めることができます。
また、現在は相談時間や回数に制限がある就学相談について、新たに就学相談施設を設け、いつでも相談を受けてほしいという保護者のニーズに応えることができるようにします。
さらに、岡山市の新しい教育を創る取組としてオープンイノベーションルームを設置し、大学や企業と一緒に教育課題について研究ができるようにするということであります。具体的には、教職を目指す学生が教職員研修に参加するなど早くから岡山市の即戦力となる人材を育成するシステムや、不登校などの教育課題への対策について大学と協働研究をしていく体制を構築します。
民間企業とは、教職員が社員と合同で研修をし、互いのアイデアや技術を生かした教材を開発したり、岡山市の教育を応援する企業を募り、子供の好奇心を多く生み出す授業づくりに取り組んだりすることを考えているところであります。企業とのこういう今申し上げたような連携っていうのが今、各政令市でも模索をしつつある段階でありまして、岡山市としても対応を強化していきたいということであります。
この新たな施設で刺激を受けることで教職員が変わり、その変化が子供のやる気と好奇心に刺激を与え、子供が変わる。こうした子供と教職員の刺激の好循環を生む刺激の環づくりを新しい教育センターが拠点となって進めていく。
新しい教育センターは、令和8年1月の工事開始、令和9年3月の供用開始の予定であります。
あと、案件2点あります。
スマートエネルギーの導入促進補助事業であります。
先週の23日から令和7年度の受付を開始したところであります。令和7年度は3点の変更を行いました。
1点目は、個人の方の電気自動車の導入促進策であります。
電気自動車とガソリン車を比較すると電気自動車は温室効果ガス排出量を約26%削減する効果があることから、導入を進めてきております。しかしながら、今までは電気自動車の補助金の申請件数は順調に伸びていたところでありますが、昨年度は前年の5割となり大きく下回りました。引き続き電気自動車の普及を進めるため、法定耐用年数経過後に車両を買い換える場合に再度ご利用いただけるよう、世帯で1回限りとしていた補助申請の回数制限をなくすことといたしました。また、電気自動車の導入の際に必要となる充電設備への補助も新設をいたしました。
2点目は、住宅への高効率設備の導入促進策であります。
エネルギーを効率的に使うことのできる高効率設備として、エネファームや窓断熱等への補助を行っているところであります。例えば、建物が外気の影響を受ける約5割から7割は窓などの開口部からと言われております。したがいまして、窓断熱で断熱性能を高めることで冷暖房の効果を高めることができ、冷暖房の設定温度を1度変更すると消費する電力を20%近く削減することができるということであります。また、ガスを利用して電気とお湯を効率的につくり出すエネファームについては、1台の導入で年間1トンのCO2排出量が抑えられると言われております。
これまでは、高効率設備の導入については太陽光発電設備と同時に導入した場合のみ補助対象としていたためか、申請が低調でありました。そのことから、既に太陽光発電設備を設置している方が設備を導入する場合も、補助対象とするよう見直したところであります。
最後、3点目でありますが、事業者の方の脱炭素促進策であります。
事業者の方が温室効果ガス削減に向けて具体的な取組を検討される際には、まずは自社の温室効果ガス排出量を把握した後に取り組んでいただくことが効率的だと考えております。しかし、市内事業者を対象としたアンケート調査によると、85%の事業者が未把握ということでありました。そのため、まず自社の温室効果ガス排出量を把握し、具体的な取組につなげていただくように温室効果排出ガスを算定するシステム導入への補助を新設したところであります。
脱炭素社会の実現には、市民、事業者の方、一人一人の取組が重要であり、今後もより多くの皆さんにこうした補助を活用していただくことで脱炭素を進めていきたいと思っております。
案件としては最後ですが、手話言語による防災啓発動画であります。
手話言語による防災啓発動画を作成し、本日より岡山市公式ユーチューブチャンネルで公開をいたしました。
実は、これを導入するきっかけっていうのが視覚、聴覚に障害がある方々の防災に関する意見交換会で、基本の防災に関してまとめた岡山市防災マニュアルについての内容が当事者になかなか行き届いていないということが分かりました。また、災害に備えて事前の準備をどのようにすればよいか勉強ができるものが欲しいという意見もあり、この啓発動画を作ることになったところであります。
見ていただければ分かりますが、実際に聾ろう者の方に出演もしていただき、防災に関して会話形式で疑問を上げ、それに対する答えを手話言語、字幕、音声、イラストをもって説明しているところであります。
では、動画をご覧いただきたいと思います。
ここには手話の放送で有名なシノダさんもおられますけれども、確かにそういう意見交換会での出来事、なかなか自分たちはよく分からないんだというのはおっしゃるとおりなのかなというように思いました。うちの職員がこの話を聞き、積極的にこういったものを作っていく。他の自治体はどうなってるのかあまり調査はしておりませんけれども、こういった障害を持つ方に丁寧な対応をしていくことというのは本当に重要なことだなというように思っております。岡山市のホームページにも各動画へのリンク先を掲載しております。ご覧いただきたいと思います。あとは、各関係団体に動画を公開した旨を周知していきます。
これから大雨の時期に入ってまいります。それに間に合うように対応させていただきたいと思います。
なお、案件外ですが、歩く!知る!みつける!6市町周遊スマホdeウォークラリーを開催いたします。
岡山市では、スマートフォンのアプリを活用して、運動、栄養、食生活、社会参加につながる行動に対してポイントを付与しながら健康への意識づけとそれぞれの健康づくりを後押しするOKAYAMAハレ活プロジェクトを令和5年8月から展開しているところであります。令和7年4月末時点の参加者は約2万2,600人でございます。今回は、OKAYAMAハレ活プロジェクトに参加していない方でもスマートフォンを利用して気軽に参加できるウォーキングイベントを企画しております。
資料をご覧いただきたいと思いますが、5月19日に広報連絡をしております。岡山連携中枢都市圏の5市町と合同でスマートフォンを活用したウオークラリーを6月2日から開催いたします。参加市町は、備前、瀬戸内、早島、久米南、美咲であります。年2回開催予定で、6月は第1期であります。各市町の対象スポットに行き、スマートフォンでデジタルスタンプを獲得いたします。獲得したスタンプ数に応じて抽せんで各市町の特産品が当たる仕組みであります。運動習慣のない方はこれを契機に、日々ウオーキングされている方は少し足を延ばして近隣市町の魅力をぜひ発見していただきたいと思います。
これも一つ、我々は連携中枢都市圏、全国で38あるんですけれども、こういう圏域をつくって広域的にものをやっていこうっていうことの表れで、各市町村単位で行うより、よりいいものができてくるっていうのは、実感をしているところであります。圏域をつくってよかったなという感じがしているところであります。
私からは以上です。
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