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感染症発生動向(岡山市感染症情報センター)

[2025年3月27日]

ID:8327

新着情報

岡山市内の感染症発生動向

NEW【速報】定点把握疾患(週報告)令和7年第12週(3月17日から3月23日)

定点把握疾患(週報告)の総評 令和7年第12週(3月17日から3月23日)

インフルエンザ

  • 第12週の報告は33件(定点あたり1.50)で、第11週の報告16件(定点あたり0.73)から増加しました。
  • 過去には、2003/2004年シーズンに定点当たり56.2、2004/2005年シーズンに60.1、2014/2015年シーズンに56.4の報告がありましたが、今シーズンはそれを上回り、2024年第52週は63.14と過去20年間でも最も多い報告数となっており、大きな流行が起きました。
  • 第11週の全国平均は定点あたり2.23(前週2.02)、岡山県平均は定点あたり1.49(前週1.05)となっています。
  • 岡山市内の基幹定点医療機関からのインフルエンザ入院の報告は、第10週は0件(0.00)、第11週は0件(0.00)と大きな変化はありませんでした。(インフルエンザ流行時の2025年第2週では、35件の報告がありました。)
  • 病原体検査ではインフルエンザApdm09が多く検出されています。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)

  • 第12週の報告は25件(定点あたり1.14)で、第11週の報告47件(定点あたり2.14)から減少しました。
  • 第12週の全国平均は定点あたり3.23(前週3.85)、岡山県平均は定点あたり3.06(前週3.44)となっています。
  • 基幹定点医療機関からの新型コロナウイルス感染症の入院の報告は、第12週は件()、第11週は4件(4.00)とほとんど変化ありませんでした。
令和5年5月8日以前の感染者の発生動向は下記ホームページをご参照ください。

 「新型コロナウイルスの岡山市内における感染者の動向(令和5年5月8日以前)」

感染性胃腸炎

  • 第12週の報告は134件(定点あたり9.57)で、第11週の報告230件(定点あたり16.43)から減少しました。
  • 年始から増加傾向であり第11週は定点当たり15を超えるほど急増しましたが、第12週は大幅に減少しました。今後の感染状況に注意してください。
  • 例年1~2月は発生数が増加します。手洗いを習慣づけ、感染防止に努めましょう。岡山県内で食中毒(ノロウイルス)注意報が発令中です。

RSウイルス感染症

  • 第12週の報告は11件(定点あたり0.79)で、第11週の報告16件(定点あたり1.14)から減少しました。
  • 年始から全国的に増加が続いていましたが、ピークを過ぎ減少が続いています。
  • RSウイルスは接触感染、飛沫感染で感染が広がり、2歳までにほぼ全員が少なくとも1度は感染します。
  • 乳幼児は気管支炎や肺炎など重症化することがあります。新生児は無呼吸発作など特に注意が必要です。

伝染性紅斑(リンゴ病)

  • 第12週の報告は1件(定点あたり0.07)で、第11週の報告2件(定点あたり0.14)から減少しました。
  • 伝染性紅斑はヒトパルボウイルスB19による感染症です。微熱やかぜの症状などがみられ、その後両頬に赤い発しん(紅斑)が現れます。また、妊婦が感染すると、胎児にも感染し、胎児水腫などの重篤な状態や、流産のリスクとなる可能性があります。
  • 全国は、直近で2019年頃に流行が起きていましたが、昨年末より2019年と同程度の定点当たり報告数となっており、流行が起きています。岡山市で報告数の増加は見受けられていませんが、咳エチケット、手洗いなどの対策を心がけ、感染予防に努めましょう。

定点把握疾患(週報告)の発生動向 令和7年第12週(3月17日から3月23日)

週報グラフと患者数のダウンロード

週報第12週(令和7年3月17日から3月23日)

定点把握疾患(月報告)

全数把握疾患(1類から5類全数把握疾患)

第12週(令和7年3月17日から3月23日)に届け出のあった全数把握疾患は以下の通りです。

  • 2類:結核 14(20代女性1名、70代男性1名、80代男性1名、80代女性1名)
  • 5類:梅毒 2件(10代女性1件、20代男性1件)
  • 5類:急性脳炎 1件(10代未満女性1件)
  • 5類:百日咳 2件(10代未満男性1件、50代女性1件


第11週(令和7年3月10日から3月16日)に届け出のあった全数把握疾患は以下の通りです。

  • 2類:結核 1件(50代男性1名)
  • 5類:アメーバ赤痢 1件(60代男性1件)
  • 5類:梅毒 3件(20代男性2件、40代男性1件)
  • 5類:侵襲性肺炎球菌感染症 1件(70代女性1件)
  • 5類:百日咳 7件(10代未満女性1件、10代女性5件、10代男性1件)


第10週(令和7年3月3日から3月9日)に届け出のあった全数把握疾患は以下の通りです。

  • 2類:結核 1件(20代男性1名)
  • 4類:E型肝炎 1件(40代男性1件)
  • 5類:梅毒 1件(20代男性1件)
  • 5類:劇症型溶血性レンサ球菌感染症 1件(80代男性1件)
  • 5類:百日咳 7件(10代未満男性2件、10代男性3件、20代男性1件、20代女性1件)


第9週(令和7年2月24日から3月2日)に届け出のあった全数把握疾患は以下の通りです。

  • 2類:結核 2件(80代男性1名、100歳代女性1名)
  • 4類:カルバペネム耐性腸内細菌目細菌感染症 1件(80代男性1名)
  • 5類:梅毒 8件(20代男性1名、30代女性1名、40代女性1名、40代男性1名、50代女性1名、50代男性1名、60代男性1名、70代男性1名)
  • 5類:侵襲性肺炎球菌感染症 1件(10代未満男性1件)
  • 5類:水痘(入院例) 1件(20代男性1件)


第8週(令和7年2月17日から2月23日)に届け出のあった全数把握疾患は以下の通りです。

  • 2類:結核 1件(70代男性1名)
  • 4類:レジオネラ症 1件(70代男性1名)
  • 5類:梅毒 2件(20代女性1名、30代男性1名)
  • 5類:侵襲性肺炎球菌感染症 2件(70代男性1件、80代女性1件)
  • 5類:百日咳 1件(10代女性1件)


第7週(令和7年2月10日から2月16日)に届け出のあった全数把握疾患は以下の通りです。

  • 2類:結核 4件(20代男性1名、60代男性1件、80代女性1件、80代男性1名)
  • 5類:梅毒 1件(10代女性1名)
  • 5類:侵襲性肺炎球菌感染症 1件(60代男性1件)
  • 5類:百日咳 1件(70代女性1件)


第6週(令和7年2月3日から2月9日)に届け出のあった全数把握疾患は以下の通りです。

  • 2類:結核 2件(70代男性1件、80代女性1件)
  • 5類:梅毒 4件(20代女性2名、20代男性1名、40代男性1件)


第5週(令和7年1月27日から2月2日)に届け出のあった全数把握疾患は以下の通りです。

  • 2類:結核 6件(20代男性1件、50代女性1件、70代男性1件、80代女性1件、90代男性2件)
  • 5類:梅毒 1件(40代男性1件)
  • 5類:麻しん 1件(40代男性1件) 


第4週(令和7年1月20日から1月26日)に届け出のあった全数把握疾患は以下の通りです。

  • 2類:結核 6件(20代男性1名、40代女性1名、40代男性1名、70代男性1名、80代女性1名、80代男性1名)
  • 3類:腸管出血性大腸菌感染症 2件(10代未満男性1名、30代女性1名)
  • 4類:レジオネラ症 1件(50代男性1名)
  • 5類:侵襲性肺炎球菌感染症 1件(50代女性1名)
  • 5類:梅毒 5件(10代女性1名、20代女性2名、30代男性1名、50代女性1名)
  • 5類:カルバペネム耐性腸内細菌目細菌感染症 1件(70代男性1名)


第3週(令和7年1月13日から1月19日)に届け出のあった全数把握疾患は以下の通りです。

  • 2類:結核 2件(70代男性1名、100歳以上女性1名)
  • 3類:腸管出血性大腸菌感染症
  • 5類:侵襲性肺炎球菌感染症 1件(70代女性1名)
  • 5類:急性脳炎 7件(10代未満女性1名、10代未満男性4名、10代男性2名)


第2週(令和7年1月6日から1月12日)に届け出のあった全数把握疾患は以下の通りです。

  • 5類:侵襲性肺炎球菌感染症 5件(10代未満男性1件、60代女性1件、70代男性3件)
  • 5類:梅毒 3件(20代女性1名、20代男性1名、40代男性1名)


第1週(令和7年12月30日から1月5日)に全数把握疾患の届け出はありませんでした。


第52週(令和6年12月23日から12月30日)に届け出のあった全数把握疾患は以下の通りです。

  • 5類:アメーバ赤痢 1件(40代男性1名)
  • 5類:カルバペネム耐性腸内細菌目細菌感染症 1件(50代男性1名)
  • 5類:後天性免疫不全症候群 1件(40代男性1名)
  • 5類:梅毒 6件(20代女性2名、30代男性2名、40代男性1名、50代男性1名)


第51週(令和6年12月15日から12月22日)に届け出のあった全数把握疾患は以下の通りです。

  • 2類:結核 5件(20代男性1名、40代男性1名、70代男性1名、80代女性1名、80代男性1名)
  • 5類:急性脳炎 2件(10代未満男性1名、20代男性1名)
  • 5類:梅毒 2件(10代女性1名、40代男性1名)


第50週(令和6年12月9日から12月15日)に届け出のあった全数把握疾患は以下の通りです。

  • 2類:結核 5件(10代男性2名、20代男性1名、30代男性1名、90代男性1名)
  • 3類:腸管出血性大腸菌感染症 1件(90代女性1名)
  • 5類:侵襲性肺炎球菌感染症 1件(90代男性1名)
  • 5類:梅毒 7件(20代女性1名、10代男性1名、20代男性2名、30代男性2名、40代男性1名)

(医療機関向け)各類疾患の届出基準と届出様式

届出を要する疾患

1類、2類、3類、4類疾患はいずれも、患者確定例、無症状病原体保有者ともに診断した医師は、直ちに届出ください。
5類全数疾患を診断した医師は、7日以内に最寄りの保健所にお届けください。ただし、麻しん、風しんについては診断後直ちに届け出てください。

届出に関するお知らせ

関連情報(感染症発生動向)

お問い合わせ

保健福祉局保健所感染症対策課 感染症対策係

所在地: 〒700-8546 岡山市北区鹿田町一丁目1番1号 [所在地の地図]

電話: 086-803-1290 ファクス: 086-803-1713

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