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感染症発生動向(岡山市感染症情報センター)

[2024年7月5日]

ID:8327

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新着情報

岡山市内の感染症発生動向

NEW【速報】定点把握疾患(週報告)令和6年第26週(6月24日から6月30日)

定点把握疾患(週報告)の総評 令和6年第26週(6月23日から6月30日)

手足口病

  • 第26週の報告は283件(定点あたり20.21)で、第25週の報告は156件(定点あたり11.14)から約1.8倍に増加しました。
  • 過去には、2011年には定点当たり最大17.36、2019年には定点当たり最大16.79の大きな流行がありました。今年は、26週時点で2011年や2019年の流行を上回り、過去20年間で最大です。警報レベルの大きな流行がおきています。
  • 全国ではコクサッキーA6が病原体として多く検出されています。大きな流行があった2019年にもコクサッキーA6が多く検出されていたため、今後の動向に注意が必要です。
  • 手のひら、足の裏、口の中や唇に2~3mmの水ぶくれ様発疹が現れます。症状が落ち着いても便中に4週間程度排泄されます。
  • 手足口病の原因となるウイルスはアルコール消毒が有効ではありません。手洗いを習慣づけ、感染防止に努めましょう。

ヘルパンギーナ

  • 第26週の報告は53件(定点あたり3.79)で、第25週の報告は22件(定点あたり1.57)から増加しました。
  • 全国平均も増加傾向です。今後の感染状況に注意が必要です。
  • 過去には、2013年と2016年に定点当たり最大10を超える大きな流行がおこりました。昨年は、定点当たり最大6.07と、4年ぶりに流行がおこりました。例年初夏から秋にかけて流行するため、今後の状況に注意が必要です。
  • 突然の高熱や口腔粘膜にあらわれる水疱性の発疹を特徴とした急性のウイルス性咽頭炎です。乳幼児を中心に夏季に流行します。
  • ヘルパンギーナの原因となるウイルスはアルコール消毒が有効ではありません。手洗いを習慣づけ、感染防止に努めましょう。症状があるときには咳エチケットを心がけましょう。

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

  • 第26週の報告は40件(定点あたり2.86)で、第25週の報告は61件(定点あたり4.36)から減少しました。
  • 2023年9月頃より増加し、増減を繰り返しながらも、2018年以降最も報告数が多い状況が継続しています。
  • 扁桃の炎症を伴う咽頭痛に、前頸部の有痛性リンパ節腫大、苺状舌をともなうことが多いです。
  • まれに重症化して全身に発赤が広がる猩紅熱に移行したり、糸球体腎炎やリウマチ熱を合併することもあるので注意が必要です。
  • 抗生物質による治療が推奨されています。
  • 症状があるときにはマスクをするなど咳エチケットを心がけましょう。

RSウイルス感染症

  • 第26週の報告は10件(定点あたり0.71)で、第25週の報告は21件(定点あたり1.50)から減少しました。
  • 2023年の6~8月にかけて定点あたり最大5.36となる大きな流行があり、2022年の秋も定点あたり最大3.14となる流行がありました。今後の感染状況に注意が必要です。
  • RSウイルスは接触感染、飛沫感染で感染が広がり、2歳までにほぼ全員が少なくとも1度は感染します。
  • 乳幼児は気管支炎や肺炎など重症化することがあります。新生児は無呼吸発作など特に注意が必要です。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)

  • 第26週の報告は60件(定点あたり2.73)で、第25週の報告は43件(定点あたり1.95)から増加しました。
  • 全国平均は定点あたり5.79(前週4.61)、岡山県平均は定点あたり3.70(前週3.15)と増加しました。

 令和5年5月8日以前の感染者の発生動向は下記ホームページをご参照ください。

定点把握疾患(週報告)の発生動向 令和6年第26週(6月23日から6月30日)

週報グラフと患者数のダウンロード

週報第26週(令和6年6月23日から6月30日)

定点把握疾患(月報告)

全数把握疾患(1類から5類全数把握疾患)

第26週(令和6年6月24日から6月30日)に届け出のあった全数把握疾患は以下の通りです。

  • 2類:結核 3件(20代男性1名、40代男性1名、80代女性1名)
  • 5類:アメーバ赤痢 3件(40代男性1名、50代男性1名、60代男性1名)
  • 5類:ウイルス性肝炎 (30代女性1名、50代男性1名)
  • 5類:梅毒 7件(20代女性1名、20代男性2名、30代女性1名、40代女性1名、40代男性1名、50代男性1名)


第25週(令和6年6月17日から6月23日)に届け出のあった全数把握疾患は以下の通りです。

  • 2類:結核 6件(10代男性1名、20代女性2名、30代男性1名、70代男性1名、90代女性1名)
  • 3類:腸管出血性大腸菌感染症 2件(20代男性1名、40代女性1名)
  • 5類:梅毒 2件(20代女性1名、70代男性1名)


第24週(令和6年6月10日から6月16日)に届け出のあった全数把握疾患は以下の通りです。

  • 2類:結核 2件(70代男性1名、90代男性1名)
  • 3類:腸管出血性大腸菌感染症 1件(30代男性1名)
  • 5類:劇症型溶血性レンサ球菌感染症 1件(50代女性1名)
  • 5類:梅毒 7件(20代男性1名、20代女性1名、40代女性2名、40代男性1名、50代男性2名)


第23週(令和6年6月3日から6月9日)に届け出のあった全数把握疾患は以下の通りです。

  • 2類:結核 7件(20代男性3名、70代男性1名、80代男性3名)
  • 4類:レジオネラ症 2件(80代男性2名)
  • 5類:侵襲性肺炎球菌感染症 1件(10代未満女性1名)
  • 5類:梅毒 2件(30代男性1名、40代男性1名)


第22週(令和6年5月27日から6月2日)に届け出のあった全数把握疾患は以下の通りです。

  • 2類:結核 5件(10代男性2名、30代男性1名、70代男性1名、80代男性1名)
  • 3類:腸管出血性大腸菌感染症 1件(30代男性1名)
  • 5類:ウイルス性肝炎 1件(60代男性1名)
  • 5類:劇症型溶血性レンサ球菌感染症 1件(60代男性1名)
  • 5類:水痘(入院例) 1件(60代男性1名)
  • 5類:梅毒 5件(20代女性2名、30代女性1名、30代男性1名、40代男性1名)
  • 5類:百日咳 1件(10代男性1名)


第21週(令和6年5月20日から5月26日)に届け出のあった全数把握疾患は以下の通りです。

  • 2類:結核 1件(60代男性1名)
  • 3類:腸管出血性大腸菌感染症 1件(10代未満女性1名)
  • 4類:日本紅斑熱 1件(70代女性1名)
  • 4類:レジオネラ症 3件(60代男性2名、80代男性1名)
  • 5類:侵襲性インフルエンザ菌感染症 1件(40代女性1名)
  • 5類:侵襲性肺炎球菌感染症 2件(30代男性1名、60代男性1名)
  • 5類:梅毒 2件(20代女性1名、30代男性1名)
  • 5類:播種性クリプトコックス症 1件(80代女性1名)
  • 5類:百日咳 1件(30代男性1名)


第20週(令和6年5月13日から5月19日)に届け出のあった全数把握疾患は以下の通りです。

  • 2類:結核 2件(70代男性1名、80代女性1名)
  • 5類:劇症型溶血性レンサ球菌感染症 1件(60代男性1名)
  • 5類:後天性免疫不全症候群 1件(30代男性1名)
  • 5類:梅毒 5件(20代女性2名、20代男性2名、40代男性1名)


第19週(令和6年5月6日から5月12日)に届け出のあった全数把握疾患は以下の通りです。

  • 5類:A型肝炎 2件(10代女性1名、20代男性1名)
  • 5類:急性脳炎 1件(60代女性1名)
  • 5類:侵襲性肺炎球菌感染症 1件(70代男性1名)
  • 5類:梅毒 2件(20代男性1名、30代男性1名)


第18週(令和6年4月29日から5月5日)に届け出のあった全数把握疾患は以下の通りです。

  • 2類:結核 1件(80代女性1名)
  • 4類:レジオネラ症 1件(60代男性1名)
  • 5類:急性脳炎 1件(10代未満男性1名)

(医療機関向け)各類疾患の届出基準と届出様式

届出を要する疾患

1類、2類、3類、4類疾患はいずれも、患者確定例、無症状病原体保有者ともに診断した医師は、直ちに届出ください。
5類全数疾患を診断した医師は、7日以内に最寄りの保健所にお届けください。ただし、麻しん、風しんについては診断後直ちに届け出てください。

届出に関するお知らせ

関連情報(感染症発生動向)

お問い合わせ

保健福祉局保健所感染症対策課 感染症対策係

所在地: 〒700-8546 岡山市北区鹿田町一丁目1番1号 [所在地の地図]

電話: 086-803-1290 ファクス: 086-803-1713

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