目次へもどる前のページへもどる次のページへすすむ
【創刊号 平成13年10月9日 発行】

 活動紹介

写真: アダプト・プログラム部門の合同調印式
6月10日後楽園周辺での清掃の様子

 旭川一斉清掃
-NPO法人旭川を日本一美しい川に育てる会-

 6月10日(日)に旭川一斉清掃活動が実施されました。流域の企業、団体、町内会、子供会、草刈りボランティア隊など総勢約1,100名が参加し、旭川河口から中原橋地先まで約12kmの区間で清掃を行いました。

 また、8月4日(土)には第2回目の一斉清掃を行い、岡山市内の旭川河川敷、百間川、砂川、市内都心部等を清掃しました。


 操山ゴミ清掃とゴミ量調査 -操山公園里山センター-

操山ゴミ量調査
操山ゴミ量調査グラフ

 9月9日(日)操山で一般市民・ボランティアの協力によりゴミ清掃とゴミ量の調査が行われました。参加者48名で、6班に分かれて空き缶や発泡スチロール類などを拾い、回収したゴミ量を計量。ゴミの総量は61.6kgで昨年同時期に実施したときより57.8kgも減少しました。昨年度行った4回の調査ではいつも100kgを越えていたのに今年度に入って100kgをわるようになり、この活動の成果が少しずつでてきたと分析。「ゴミが捨ててある場所にまた人がゴミを捨てる」傾向があるので、これからもゴミ0を目指し活動を続けていくと同時に、里山センターでゴミ量データの開示をするなど啓蒙活動も積極的に行っていく予定。


 ホタルの生息状況調査 -市内42校の小学校児童-

 岡山市が2年に一度行う「ホタルの生息状況調査」に、市内の小学生が多数参加してくれました。この調査を通して、それぞれの児童が感じた感想を何点か紹介します。

馬屋上小学校6年生 片山紗季さん
 まだこの辺にはホタルが数えきれないほどいるので夜見に行った時、とてもきれいにひかっていました。それと一緒に川の流れる音も一緒に聞こえ気持ちが良かったです。ホタルを見に行ったら、なんかいやなことが忘れれる位、いい気分になります。来年も再来年も私が大人になってもここに来たら、ホタルがいるという環境であってほしいと思いました。

富山小学校6年生 末澤昌子さん
 前見に行った所に、ぜんぜんいなくてがっかりしました。周りがコンクリートになっていて、(ホタルが)いる気配が全くなくて、がっかりが倍になりました。でも、先に見に行った方に、5・6頭いてうれしかったです。去年は見に行ってなかったからです。飛んでいたホタルはまだ小さくて、かわいらしかったけど、飛んでいる姿が力強く思えて、少しの命を一生懸命生きていっているんだなあと感じました。改めてホタル一頭に命の大切さを教えてもらったような気がしました。

甲浦小学校5年生 高垣咲季さん
 ホタルが点々と光っているのが見れてとてもうれしかったです。それにわたしたちの家の近くにホタルがいたのは初めて知ったし、びっくりしました。幼虫の食べ物のカワニナも見つけれました。甲浦にはホタルもいるし、きれいな川もあるのでこの川が汚くなったり、ホタルがいなくなったりしないようにしたいです。

 

 アダプトプログラムってなあに???

  市民や企業が、道路や河川、公園などの公共施設を管理者(市)と合意書を結んで、自主的に清掃・美化、緑化、自然保護などを行う活動を「アダプトプログラム」と呼んでいます。聞き慣れない言葉ですが「アダプト(Adopt:英語)」は「養子縁組」のことです。地域の公共施設を子供のように愛情を持って育んでほしいという思いが込められています。「アダプトプログラム」の特徴は(1)市と市民や企業とで役割分担を明示した合意書を結ぶこと、(2)団体名の入った共通のサイン(本市の場合は緑色の旗)を掲げ活動のPRと環境保全の啓発をはかることにあります。米国で始まった活動をもとにしたため、この言葉を使用していますが、いい日本語があればそれを使用したいと考えています。

 

目次へもどる前のページへもどる次のページへすすむ