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環境パートナーシップ事業 ニュースレター

第4号
平成14年9月17日 発行

 虫の音もようやく繁くなりました今日この頃、みなさまいかがお過ごしでしょうか。夏の疲れなど出さないよう、お体にお気をつけください。さて、第4号のニュースレターができましたのでお送りします。活動の参考にしていただければ幸いです。

 トピックス

 ヨハネスブルグ・サミットの場で、岡山市の「環境パートナーシップ事業」について、報告してきました。

 ヨハネスブルグ・サミット岡山市特別代表 池田満之

写真: 環境パートナーシップ事業報告 その1 平成14年8月26日〜9月8日、ヨハネスブルグ・サミットに、岡山市特別代表として、63万市民を代表して参加してきました。サミットでは、随所で岡山市の取り組みのPRをしましたが、メインの発表の場は、ユネスコ(国際連合教育科学文化機関)が主催して開催した「持続可能な未来のための教育:行動、誓約、パートナーシップ」の中の「持続可能な開発(発展)のための教育のコンテクスト(背景・場面)」というところでした。このセッションで、私は萩原岡山市長の代役として、「岡山市環境パートナーシップ事業」の報告及び世界に向けての提案をしてきました。

  発表内容は、岡山市環境パートナーシップ事業の「概要説明」、「具体的な活動事例紹介(15事例を紹介)」、「今後の取り組みと世界に向けての提案」です。この中で、岡山市としては、「この事業への参加者を現在の2%(市の総人口に対して)から5%に数年内に増やしたい」と話し、世界に向けて、「岡山市で行っているような環境パートナーシップ事業の取り組みを世界中に広めるため、その参加者数を競う『地球を守る市民の登録数競争』を行い、世界の総人口の5%(約3億1千万人)が全世界で環境パートナーシップ事業に取り組むようにもっていきましょう」と提案しました。

写真: 環境パートナーシップ事業報告 その2  この岡山市の発表については、タンザニアや南アフリカの人などから、賞賛の言葉と共に、今後もコンタクトをとっていきたいという申し出がありました。また、マスコミ関係者やカナダの人などからも、発表の内容に対して賞賛の言葉がありました。実際に発表してみて、先進国の日本の地方都市で、市民、企業、行政が連携して環境保全のための自主的な取り組みが進められているという実践報告は、ここに参加した2百名以上の人たちにとって、かなり関心の高いものであったという手応えを感じました。

  この国連ユネスコ本部が主催した会議には、世界各国の教育省の代表者たち(文部大臣等)をはじめとして、環境教育の専門家や環境NGOなど、環境教育関係者が多数集まっていました。おかげで、南アフリカ共和国の文部大臣をはじめとして、多くの国の環境教育に携わる人たちと言葉を交わし、交流ができました。ベネズエラの大統領といった国家元首とも言葉を交わすことができました。

 このサミットを通して、地球の未来をより良いものに導いていこうという志のある人が世界には大勢いること、そして、私たち人類は未来をあきらめていないことを実感できて、元気が出てきました。今回、岡山市を代表して参加できましたことに、深く感謝すると共に、世界に向けて提案したことを、まず岡山が率先して進め、この分野で世界をリードしていきたいと願っています。皆さん、共に頑張りましょう。

 

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