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【第13号 平成16年12月20日 発行】

 アダプトプログラム部門・活動紹介

写真: イオンおかやまこどもエコクラブ イオンおかやまこどもエコクラブ

岡山市青江
ジャスコ岡山店 TEL226-2054
事業内容: 環境学習

たくさんの良さが集まる
環境にやさしい活動

 5人からのスタート 現在メンバーは30人!

写真: 代表サポーター 高田知加子さん
代表サポーター
高田知加子さん

 発足は2000年8月、ジャスコ岡山店から「おかやまJクラブ」の名称でこどもエコクラブがスタートしました。環境省の「こどもエコクラブ」事業を企業で取り組むことは、当時はとても珍しかったそうです。

 最初はわずか5人でスタートしましたが、噂や店内のチラシ広告掲示などで輪が広がりました。発足当時の子どもたちはもう高校生になり、今でも交流があるそうです。

 現在はジャスコ全体で取り組んでいるため「イオンおかやまこどもエコクラブ」と名前を変え今年のメンバーは、小1〜中1まで30名が活動しています。サポーターはジャスコ岡山店CSマネージャーの高田知加子さんを代表に、森末真美さん・竹井真由美さんの3人です。

 興陽高校の協力で体験学習

 活動は月2回。こどもエコクラブの交流会をはじめ、川のごみ調査や自然観察・水辺教室・リサイクル工作など、テーマは子どもたちで話し合って取り組んできました。

 2年前から毎月1回は岡山県立興陽高校で藤田学先生の協力のもと、環境・自然・風習・くらしの不思議体験などを学んでいます。ボランティアの高校生も一緒に子どもたちと活動しています。今年は『食』をテーマに、お米作り、豆腐作り、アイスクリーム作りに挑戦しました。

写真: 活動風景

 エコクラブから得る大切なこと

写真: 森末 真美さん
森末 真美さん
写真: 竹井 真由美さん
竹井 真由美さん

 サポーターのひとり、森末さんは発足当時からのベテランで今年で5年目になります。その経験から「子どもたちは学校や地域を越えて友だちになり、お兄さんお姉さんの関係もできます。体験を通して親子の会話もできてきます」と、たくさんの良さを実感されていました。

 さらに「小さな事からですが、自分たちのくらしを考え、環境にやさしい行動ができる輪を広げていきたい」と高田さん森末さん竹井さんの3人は、ジャスコの仕事も消化しながらサポーターの使命もこなしていました。(市民環境記者 大月)

 興陽高校で稲刈り体験

 今年は相次ぐ台風の発生で天候を心配しました。
 しかし 7月に興陽高校の田んぼへ植えた苗はすくすく育ち 10月30日(土)昔ながらの手法でカマを持って 稲刈りをしました。
 雨天決行! 時折雨の中での作業でした。

写真: 農業科の白神先生の説明
刈る前に…農業科の白神先生の説明
写真: お米「ヒノヒカリ」の収穫写真: お米「ヒノヒカリ」の収穫
この日は、お米「ヒノヒカリ」の収穫でした
写真: 稲刈り体験風景 写真: 白米と赤米の試食
白米と赤米の試食
写真: 稲刈り体験風景

 

 グリーンカンパニー部門・活動紹介

写真: 逸見緑地株式会社 (有)防災システム

岡山市桑野504-1
事業内容: 消火器、火災報知機取扱業

願いはごみの減量
広がれ! エコちゃんの輪

 所在地の操明学区は環境活動先進学区

写真: 代表取締役 山崎泰二さん
代表取締役
山崎泰二さん

 防災システムという会社は岡山市桑野にあり、操明学区です。私事で恐縮ですが、私のしている旭川の清掃ボランティアにも、学区をあげて参加してくださり、以前から環境活動先進学区と思っていました。

 取材にお邪魔する前に紹介されたホームページには、"エコちゃん生ごみ処理装置"なるものが大きく掲載されていました。

 エコちゃんでごみ減量

写真: エコちゃん 会社をお訪ねすると早速"エコちゃん"らしき下駄箱のようなものが目に飛び込んできました。山崎社長さんの『応接室へ…』との声をさえぎって、庭のほうへ回ると"エコちゃん"が3つ4つあり、それに1号機、2号機などと書いてありました。
山崎さんは"エコちゃん"の作り方と生ごみを堆肥にする方法を実演したり、これがいかに環境に貢献するかを熱心に説かれました。

 学区の各家庭が"エコちゃん"を採用すれば年間72トンものごみを減らすことができるそうです。堆肥は各家庭の畑や学校の菜園に使えるという一石二鳥のアイデアで、庭の見るからに美味そうな大根などが効果を物語っていました。

 会社よりもエコちゃん?

写真: 消火器 「ところで今日は防災システムさんの取材なんですけど」と、私も目的を思い出し、あわてて会社の話に切り替えましたが、「会社?消火器や火災感知器などの商売です。環境関係で気をつけているのは、例えば古くなって回収した消火器を鉄は鉄、薬は薬と分けてリサイクルしやすいように処理すること。社員にも環境対策の意識は徹底している。極力ごみを作らない。・・・そこで"エコちゃん"をみんなに採用してもらうために作り方の指導をするんです。材料は廃材を活用すれば安くできるんだけど、それをどのようにして…。」と、いつの間にかまた、"エコちゃん"の話に戻ってしまうのでした。

エコちゃん運動は11月28日に開催された環境パートナーシップ交流会の環境を語る会でも熱心に議論されました。

 学区の交通防犯会長などもやっておられるそうで、商売よりもむしろ地域のボランティア活動の方がとても忙しそうに思われました。(市民環境記者 広坂)

 

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