|サギ|クロサギ|ウミネコ| 写真提供:日本野鳥の会岡山県支部 (画像をクリックすると拡大表示されます。) |
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「サギ」![]() ![]() 島に渡来するサギの種類は、ゴイサギ、ダイサギ、コサギ、クロサギ、アオサギの5種類を確認しています。 ゴイサギは夜行性ですので昼間はほとんど見かけることはありませんが、あるとき島の方から、綺麗な鳥が死んでいます何の鳥でしょうか。と問合わせがあり見に行ったところ青黒色の背に頭から二本の白く長い冠羽を生やしたゴイサギの成鳥でした。それは綺麗な死骸でした。 「クロサギ」 なかなか見ることができません。コサギほどの大きさでカラスの様に全身真黒なサギです。海岸の磯や岩礁などを餌場としていて内陸部へはほとんど入りません。ですから海岸でしか見ることのできないサギです。瀬戸内の何処かの島で繁殖はしているのだろうと思われますが、明確な調査がまだされていませんし、その数は非常に少ないものと思われます。海岸を歩いていて目の前かなり先にこのクロサギを見つけたときは驚きでした。それから2〜3日続けてその場に出かけ2日続けて観察することができました。また、一度は船の上からこのクロサギが海上すれすれにゆっくりと羽ばたきながら飛ぶ姿を見かけましたが人を近づけません。人が近づく前に逃げてしまいますのでその姿をじっくり観察するのは難しい鳥です。 「ウミネコ」 カモメの仲間は通常冬に多く見られるのですが、ウミネコだけは犬島周辺及び日本近海では7月中旬よりよく姿を見かけます。夏の海を象徴して尾先と翼先が黒く描かれているカモメはこのウミネコを現しています。春5月上旬頃まで見かけていた姿が、中旬以降はほとんどその姿を見かけなくなります。そして7月13日頃に再び茶色の羽根をした若鳥が混じった群れが犬島周辺に姿を見せます。全く姿が見えない期間は約2ケ月、その間は島根県日御岬沖で子育てをしているものと思われます。岩礁の上で群れるウミネコ、漁船に群れて飛ぶウミネコ等は絵になる風景です。ウミネコの名前の由来は、その鳴声が「ニャ−オ、ニャ−オ」とネコの様に鳴くカモメから付けられたと言われています。 |
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