戦時下の1945年(昭和20)6月29日、岡山のまちはアメリカ軍の爆撃機B-29による空襲を受けました。これにより当時の市街地の63%が焼け野原となり、多くの人々が傷つき亡くなりました。アメリカ軍による空襲は日本の各地におよび、広島と長崎への原爆投下も含めて66の都市が大きな被害を受けました。
このように大きな被害をもたらしたアジア・太平洋戦争は総力戦であり、あらゆる人々や組織がさまざまなかたちで戦争に協力していました。学校と子どももその例外ではありません。
学校では、子どもたちを未来の兵士・人的資源として、軍事教練をはじめとした軍国主義的な教育が行われていました。戦局が悪化すると、学業は二の次になり、子どもたちは農家の手伝いや工場での労働に動員されました。また、普段の生活のなかでも、衣服やおもちゃなど、子どもの身の回りの品々にも戦争のモチーフがあふれていました。戦争色の濃い環境で多感な時期を過ごした子どもたちは、「少国民」と呼ばれ、国家のために人生をささげていたのです。
このたびの展覧会では、こうした学校と子どもと戦争との関わり――戦時中の学校教育、勤労奉仕や学徒動員の実態、戦後の教育制度の変化などを、各学校や諸機関が所蔵する記録や写真をまじえて紹介します。
この展覧会をとおして、 戦争と平和について思いを深めていただければ幸いです。
1944年から1945年にかけて、日本全土において市街地を対象とした大規模な空襲が米軍によって行われました。
岡山市の場合は1945年6月29日に大規模な空襲を受け、当時の市街地の63%を焼失し、 少なくとも1,737*人の死者が出ました。 (*2,000人をこえるという説もあります。)
岡山シティミュージアム 4階企画展示室 5階岡山空襲展示室
2024年6月7日(金曜日)から6月30日(日曜日)まで
午前10時から午後6時まで(最終入場は午後5時30分まで)
6月10日、17日、24日の月曜日
入場無料
岡山市
岡山市教育委員会
岡山県教育委員会
学校法人ノートルダム清心学園、岡山市立中央図書館
JR岡山駅西口むかいリットシティビル南棟4階岡山シティミュージアム企画展示室、5階岡山空襲展示室
岡山空襲展示室 電話番号 086-253-7070(開館日のみ応答します)
話者:岡山空襲体験者 聞き手:岡山空襲展示室学芸員
日時:2024年6月15日(土曜日) 午後1時30分から3時まで
会場:岡山シティミュージアム4階講義室 定員:80名
申込方法:当日先着順受付 事前申し込み不要
開場・受付開始は午後1時予定
講師:久野 洋さん
(ノートルダム清心女子大学文学部現代社会学科 准教授)
日時:2024年6月22日(土曜日) 午後1時30分から3時30分まで
会場:岡山シティミュージアム4階講義室 定員:80名
申込方法:当日先着順受付 事前申し込み不要
開場・受付開始は午後1時予定
日時 6月15日、22日土曜日をのぞく会期中の土曜日・日曜日
午後2時から30分程度
(開催日は、6月8日、9日、16日、23日、29日、30日の6回です。)
会場 岡山シティミュージアム4階企画展示室
申込方法 当日企画展示室前におあつまりください。事前申込不要
つぎのリンク先から、チラシの両面をPDFでダウンロードできます。
第47回岡山戦災の記録と写真展チラシ
所在地: 〒700-0024 岡山市北区駅元町15-1 [所在地の地図]
電話: 086-898-3000 ファクス: 086-898-3003