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総合特区とは

[2022年9月13日]

ID:7201

制度の概要

総合特区とは、地域のさまざまな課題を解決するために定められた国の制度です。

自治体が総合特区の実施を国に申請し、それが認定されれば、関係省庁と協議の上で従来の規制を緩和したり、全く新しい制度を実施したりといった特別な措置をその地域限定で実施することができるようになります。

総合特区の概要図

図1:総合特区のイメージ

岡山市の総合特区

岡山市では「高齢者が、介護が必要になっても住み慣れた地域で安心して暮らすことができる社会の構築」をコンセプトに、全国でも数少ない「在宅介護」に焦点をあてた総合特区(AAAシティおかやま)を平成25年から実施しています。

総合特区では目標を達成するためにさまざまな事業を実施しており、特に効果があったものは岡山市内だけではなく全国的にも広がるような要望を国に行います。これまでにも「ADL維持等加算(介護サービス事業所の取組み結果を評価する制度)」や「医療法人による配食サービスの実施」などの制度が岡山市の働きかけをきっかけに全国へ広がっており、これからも「地方から国を動かす」ことを目指します。

AAAシティおかやまの図

図2:岡山市の総合特区イメージ

第3期(令和5年度から令和10年度)に向けた取組み

国の制度上、総合特区は基本的に1期5年間を目安として国から指定をされており、指定の期間終了後も総合特区を継続する場合には、国と改めて協議をする必要があります。

令和4年度現在、岡山市の総合特区は第2期の5年目となっており、来年度以降の第3期実施を目指して新たな規制緩和などの提案を持って国と協議する予定です。

第3期目的

図3:総合特区第3期の目的

第3期の主な新規提案

高齢者の見守り推進

在宅で暮らす高齢者の方へ訪問介護事業所が見守り・安全確認することを可能とする。

訪問介護の見守り

デイサービスの送迎柔軟化

デイサービスの送迎先として、利用者本人宅以外にも、親族宅等を認める。

デイサービス送迎柔軟化

小多機事業所内における訪問看護・訪問リハビリテーションの実施

高齢者宅での訪問看護・訪問リハビリテーションについて、小多機事業所内での実施を可能とする。

小多機での訪問サービス実施

現在実施中の事業

  • 訪問介護インセンティブ事業
    事業所にリハビリ専門職を派遣して多職種との連携を強化しつつ、事業所の取組みを評価して結果に応じた表彰や奨励金をお渡しする事業です。
  • 高齢者活躍推進事業(ハタラク)
    高齢者の生きがいづくりのため、デイサービスでの就労や社会参加を実際にやってみたいと希望するモデル事業所と伴走し、その実施に向けて支援する事業です。
  • 介護機器貸与モデル事業
    現行の介護保険制度では貸し出しの対象とならない最先端の介護機器を、岡山市内の要支援・要介護者に1割負担でお貸しするものです。
  • 介護ロボット普及推進事業
    介護従事者の負担軽減を目指し、介護事業所にさまざまな介護ロボットを3か月間無償で貸し出しを行うものです。

お問い合わせ

保健福祉局保健福祉部医療政策推進課医療福祉戦略室

所在地: 〒700-8546 岡山市北区鹿田町一丁目1番1号 [所在地の地図]

電話: 086-803-1638 ファクス: 086-803-1776

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