[2025年1月9日]
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岡山県の定点当たり報告数が警報の基準である「30」を上回ったため、令和6年12月26日に県下全域に「インフルエンザ警報」が発令されました。
〇岡山県ホームページ「インフルエンザ対策について」別ウィンドウで開くはこちら
第52週(令和6年12月23日~12月29日)の定点医療機関からのインフルエンザ患者の報告数は1389人(1医療機関あたり63.14人)で、現行統計開始の1999年以降、過去最多となっています。
年末年始の期間に救急患者の診療を行っていた休日夜間診療所や総合病院等からの情報でも、発熱・咳等の症状で受診される方が急増しており、かなり逼迫した状況とのことです。
引き続き、咳エチケットや手洗い・換気などの感染対策に努めましょう。また、重症化リスクの高い高齢者や基礎疾患をお持ちの方などに会う場合には、特に対策の強化をお願いします。
〇感染症発生動向調査02 インフルエンザはこちら
〇発熱等体調悪化時の受診・相談についてはこちら
インフルエンザとは、インフルエンザウイルスに感染することによって発熱や咳などの症状をきたす感染症です。
38度以上の高熱、悪寒、頭痛、咳、筋肉痛、関節痛などの症状を訴える方が多いことが特徴です。
症状は一般的な風邪とよく似ていますが、一般的な風邪の多くはのどの痛み・鼻水・くしゃみなどの症状が中心で、全身症状はあまり見られません。
子どもがインフルエンザに感染するとまれに急性脳症を引き起こすことや、高齢者では肺炎を引き起こすなど重症になることがあります。
潜伏期間は1から5日であり、感染しても症状を引き起こさないこともあります。また、発症後から5日間程度はウイルスを排出する可能性があることから、人との接触や不要不急の外出を控えるなど周りの人に感染を広げない配慮をお願いします。
咳・くしゃみが出るときは、感染を広げないためにマスクを着用しましょう。
また、ティッシュや腕の内側などで口と鼻を押さえ、他の人から顔を背けて1m以上離れましょう。
感染症の予防には手洗いなどの手指衛生やうがいが有効です。
人が多く集まる場所から帰ってきたときには手洗い・うがいを心がけましょう。
手洗いは、石けんをよく泡立て20秒から30秒程度かけて指の間や指のつけね、手首まで洗い、流水でしっかりと洗い流すことが大切です。十分な時間をかけた手洗いによって、手についたウイルスを手洗い前の約10000分の1に減らすことができます。
インフルエンザワクチンには、発症をある程度抑える効果や重症化を予防する効果があります。
特に子どもや高齢者や基礎疾患などの重症化リスクが高い方はインフルエンザワクチンを接種しましょう。
また、10月1日から高齢者のインフルエンザ予防接種が始まります。詳しくは下記のホームページをご確認ください。
インフルエンザ予防には日常的な健康管理も重要です。食事や睡眠を十分にとり、抵抗力を高めることが効果的です。
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